相談事例
削除方法
相談内容(2017年4月・保護者・青少年男子)
息子のSNSのフォロワーが、息子に向かって攻撃的な言葉とともに、息子の名前などの個人情報を載せている。相手は同級生の誰かだと思うが特定できていない。この書き込みを消してもらおうとして、息子の名前で運営会社に報告をした。すると返信メールが届き、対応がなされるようではあったが、顔写真付き身分証明書の提出を求められている。消してもらうだけで身分証明書まで提出する必要があるのか。
アドバイス
本人が許可しない個人情報の掲載は、SNSの利用規約違反として削除やアカウント凍結の対象になり得る。報告をしたのは正しい選択である。しかし、権利侵害を受けている本人からの報告であることを証明する必要があり、運営側も確認せずに消してしまうことはできない。身分証明書を求められているのは正しく手続きが行われている証しだろう。運営会社のホームページには個人情報の扱いが宣言されており、目的以外のことでユーザーの個人情報を開示することはないと書いてある。今後、書き込みが悪質になったり状況が変らなければ学校や警察へ相談することも検討して良いと思われ、そのために画面のスクリーンショットを保存しておくことを勧める。
ポイント
インターネット上に無断で個人情報を載せられてしまったら、載せた相手に直接削除のお願いをするか、あるいは載せられている場所を管理する運営会社などへ報告して消してもらうことになる。運営会社に報告するときには、自分が個人情報を載せられた本人だと証明できることが重要である。運営会社であっても、本人確認ができなければ削除は不可能であることを理解し、運営会社のルールに従って報告をすることがスムーズに対応してもらうために大事なことである。
相談内容(2017年3月・保護者・青少年男子)
子供が家のパソコンを使用し、自分の個人情報を書き込んでしまった。どのようにして書き込みをしたのか聞いたが思い出せないとのことだった。投稿を消したいと思い、運営会社にメールを送信したが反応がない。
アドバイス
基本的には、書き込んでしまったページの管理人に削除依頼をすることになる。管理人の連絡先がページ内に見当たらない場合は、そのページが置かれているサーバの運営会社などへ削除依頼をすると良いだろう。問い合せフォームを利用して、削除したい場所や内容、削除したい理由を正確に伝えることが大事である。ただし、削除されるかどうかは、運営会社が利用規約に照らし合わせて判断することになり、必ず削除されるとは限らない。また、メールへの返信に要する時間がどれ位なのかも運営会社次第であることも理解してほしい。
ポイント
インターネットに書き込んだ個人情報は瞬時に世界へ向けて発信され、自分の想像をはるかに超える人たちに見える範囲に広がる。しかもその情報は、書き込まれた場所の管理人が消さない限り、インターネット上に残ってしまう。このようなインターネットの基本を、パソコンやスマートフォンを使い始める前に、親子でしっかりと学んでおきたい。また、個人情報を子供一人だけで入力しないこと、入力が必要な時は必ず保護者と一緒に行うなどのルールも決めておくと良いだろう。
相談内容(2017年2月・保護者・青少年女子)
娘が同級生と一緒に日常の動画を撮影し、動画サイトに投稿した。動画を投稿して間もなく、その動画に対して知らない人が書き込みをしてきたので、動画を削除したようだ。動画が掲載されていた時間は短かったと思われる。しかしその後、娘が写った動画が加工され、モザイクもかけられた状態で掲載されているのが見つかったらしい。
アドバイス
問題となっている加工動画が載せられている場所を正確に把握する必要がある。動画を投稿した人がまったく分からない状況であることから、動画サイトの運営会社へ、「権利侵害行為」として問い合わせをすることができる。
ポイント
インターネット上に自分の写真や動画を載せることが、とても気軽にできるようになってきた。しかし、そこで思いがけないトラブルも多く発生している。今回のように一時的に載せた動画であっても、誰かに勝手に編集され、無断掲載されてしまう可能性がある。その動画を削除できたとしても、インターネット上で完全に消されたことが保証されたわけではない。インターネットの向こう側には悪意を持った人も存在することを常に意識し、自分の情報を載せたいと思っても、踏みとどまって慎重に考える姿勢が大事である。
相談内容(2017年1月・保護者・青少年男子)
息子がSNSを利用していたが、そのアカウントが何者かに乗っ取られてしまい、不適切な投稿を繰り返されている。息子自身でログインして消すなどしたいが、パスワードを忘れてしまい、当時使っていた端末も壊れており、削除することができない。
アドバイス
SNSのパスワード再発行を試すことを勧める。SNSに登録しているメールアドレス宛にパスワード再発行のメールを受け取り、メールの案内に従ってパスワードを設定し直すことができ、息子さん自身でSNSにログインして投稿内容を消したり、アカウント自体を消す操作ができる。投稿内容が利用規約違反に該当している場合、運営会社に違反報告をすることで対応される可能性もあるが、自身でログインできる状態に戻すことができれば一番良い。なお、当時利用していた端末に関係なく、メールアドレスとパスワードの組み合わせでログインが可能である。
ポイント
SNSのアカウントが乗っ取られる原因の1つに、何らかの理由でパスワードが他人に知られてしまったことが考えられるが、そのような場合も、パスワード再発行手続きをすることで多くの場合はアカウントを取り戻すことができる。パスワード再発行のために必要な登録情報も紛失してしまうと、残念ながらアカウントを取り戻すことが難しいこともある。多くのSNSはメールアドレスとパスワードを登録するだけで気軽に始めることができるが、事前に利用規約をしっかり読み、アカウント情報を大切に管理する必要がある。
相談内容(2016年12月・青少年女子)
ネットで自分の顔写真が知らない人に投稿されていた。SNSのトップ画像にしていた自分も悪いのだが、それをあるサイトに投稿されていた。ネットに上がってしまった以上、すぐに写真を消すことはできないと分かっている。知らない人に保存されて悪用されることもあると分かっているが、とにかく投稿を消してほしい。
アドバイス
今後のためにも、現在公開しているすべての情報の見直しをしてほしい。削除したい写真については、当該サイトは、投稿者であっても情報の削除ができない仕組みなので、運営者へ削除のお願いをすることになる。他者の肖像権や著作権を侵害する行為は、サイトの禁止行為にあたるので、権利侵害として通報することが可能だろう。問題報告フォームから必要事項を漏れなく記載して報告してほしい。
ポイント
インターネット上に写真を公開している限り、この事例のようなトラブルを完全に防ぐことは難しい。写真を含めた個人情報の公開にはリスクがある。インターネットに発信する情報は、誰に見られても支障のない情報のみを発信することが自分を守ることに繋がる。自分の身は自分で守ることが大事なことである。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。