相談事例

性的トラブル

相談内容(2020年10月・青少年女子)

お金を渡すと言われて自分の裸の写真を送ってしまった。その後、写真を全部消したと言われブロックされたが、本当に消したか心配になっている。

アドバイス

18歳未満の児童の性的な画像や動画は「児童ポルノ」にあたり、どんな理由があっても、自分の裸や下着姿の写真を渡してはいけない。相手が児童の裸の画像を持っていることは法律に反する行為の可能性がある。今後、画像が悪用されたり、これ以上被害を広げないためにも、最寄の警察になるべく早く相談してほしい。

ポイント

知識も経験も未熟な未成年者から裸の自画撮り写真を送らせようとする、巧妙で悪質な手口が後を絶たない。青少年が自ら裸の自画撮り写真を送ってしまうことも、絶対にしてはいけないことだと理解してほしい。このような心配事が起きてしまったときに大事なことは、写真の悪用を防ぐことである。保護者や警察に助けてもらいながら対策をしっかりと行い、一刻も早く安心できる状態を取り戻すことを考えてほしい。

相談内容(2020年9月・青少年女子)

数年前に男子に裸の写真を要求されて送ってしまった。現在、その人とはトラブルになっており、写真を他人に晒されているかもしれない。

アドバイス

18歳未満の児童の性的な画像は「児童ポルノ」にあたり、法律で厳しく規制されている。今後、どのような事情があっても、自分自身の裸や下着姿の写真を他人に送ってはいけない。相手が児童ポルノを所持していることや、インターネット上に児童ポルノを投稿することも法律違反の可能性があるため、相手と話し合いをして手元から写真を削除できるのが望ましい。1対1での話し合いが難しいようであれば、信頼できる身近な大人や友人にも協力してもらってほしい。拡散の不安を警察に相談することもできる。警察は味方になってくるので安心して相談してほしい。

ポイント

一度相手に送ってしまった写真を取り戻すのは簡単ではない。時間が経過するほど、その写真がどのように扱われているのかを確認することも、完全に削除することも難しくなってしまう。親しい友達や交際相手であっても、性的な写真や動画の要求にはきっぱり断ってほしい。どのような理由があっても将来のことを考えて踏みとどまることが大切である。

相談内容(2020年8月・青少年女子)

SNSで知らない人から裸の写真を送れと言われ、最初は断っていたが何度も言われて送ってしまった。顔は写っていない。相手にはSNSアカウントが知られており、載せていたプロフィールのスクリーンショットを撮られた。それを拡散されたくなかったら顔つきの裸の写真も送れと脅されている。

アドバイス

18歳未満の児童の性的な画像や動画は児童ポルノにあたり、法律で規制されている。どんなに信頼している人でも、自分の裸や下着姿の写真を渡してはいけない。相手が裸の画像を持っていることは法律違反の可能性があり、脅す行為も内容によっては刑法に反する可能性がある。これらのことから、警察へ相談してほしい。警察は味方なので、被害を大きくしないためにも安心して相談してほしい。

ポイント

どのような状況でも、誰にも裸の自画撮りを渡してはいけないが、もしも渡してしまったら、そのときにはためらわずに保護者や警察に相談してほしい。大人には相談しにくいトラブルだが、少しでも被害を食い止めることを優先してほしい。相手に関する情報、やり取りの内容も、今後の対処のために大事な証拠となるので、不安かもしれないが消さずにしっかりとスクリーンショット等に残しておくことが重要である。

相談内容(2020年6月・保護者・青少年女子)

娘のSNSに友達からダイレクトメッセージが届いて会話をしていると、途中で相手の保護者が出てきて下着の話になり、裸の動画を送ってしまった。変だと思って友達に確認したところ、乗っ取られたアカウントだと分かった。そのアカウントはすでに削除されているが、今後どうすれば良いか。

アドバイス

18歳未満の裸の画像・動画は児童ポルノにあたり、撮影、送信させることは違法であり、不当に要求する行為も東京都では条例違反となる。相手は法律と条例に違反しているため、警察に相談することを勧める。相手に渡してしまった動画については、コントロールはできないが、警察が捜査をすることで削除や拡散を防げる可能性もあるため、自宅を管轄する警察署に相談をしてほしい。

ポイント

友達のSNSを乗っ取った相手に裸の動画を送ってしまった被害の事例である。文字だけのやり取りでは相手の顔が見えず、友達承認をしている相手がなりすましだと気づくのは難しい。SNSの特徴を悪用した手口だが、このような被害が繰り返されないように、相手が誰であっても、どのような理由があっても、性的な画像や動画を相手に送らないこと、要求されても断ること、自ら撮影しないことを守ってほしい。

相談内容(2020年5月・青少年女子)

数年前にインターネット上で知り合った人とアプリでメッセージを交換していたときに、顔写真を送ってしまった。その後、裸の写真を交換しようと言われたが断った。現在は相手と連絡をとる方法がないが、数年経っても写真を悪用されていないか不安になる。

アドバイス

18歳未満の青少年の裸の写真は児童ポルノにあたるため、裸の写真の要求を断ったことは正しい対応である。顔写真については、自分の手を離れてしまった以上は悪用を防ぐなどコントロールすることは難しい。しかし、本人の許可なくインターネット上に載せることは権利侵害となるため、そのようなことがあればしっかりと削除に向けての対応をしていくことになる。

ポイント

インターネットで知り合った相手に写真を送ったあと、時間が経っていても、トラブルが起きていなくても不安が消えないという相談は多い。相手との繋がりが途切れていればなおさら、送信した写真がどのように扱われているのかを確かめる手段がないために不安が増してしまうのかもしれない。このような心配の種を作らないために、相手に関係なく、個人情報や自画撮り写真を求められてもきっぱりと断る勇気を持つことが大切である。

相談内容(2020年4月・保護者・青少年女子)

娘がSNSで知り合った人に裸の画像を送っていた。相手から要求されて送ったとのこと。SNSのダイレクトメッセージに写真を送るようなやり取りが残っていた。相手には写真を削除してほしいと連絡したが、ほかにはどうしたら良いか。

アドバイス

写真も含め一度相手に伝えた個人情報を取り戻すことはとても難しく、相手に伝えた情報がどのように使われるのかも相手次第となる。自分の手を離れてしまった以上はコントロールできないことを、本人にしっかりと理解してほしい。相手に削除のお願いができたのは良かったが、それでも相手が本当に削除する保証はない。親子でよくお話をしてほしいが、相手の手元から確実に削除したり、拡散をされないように止めるために、自宅を管轄する警察へ相談することを勧める。

ポイント

18歳未満の児童の性的(裸)な写真は児童ポルノにあたり、児童に撮影、送信させ保存する行為は法律違反であるほか、不当に要求する行為も、東京都では条例違反となる。被害を大きくしないために、ためらうことなく警察へ相談してほしい。そして二度と同じ被害に遭わないために、インターネットやSNSとの安全な付き合い方を親子で話し合って今後に活かせると良い。

相談内容(2020年3月・青少年男子)

通話友達を募集する掲示板の投稿を見て、通話アプリで相手と連絡をとった。ビデオ通話中に自分の身体の一部を見せてしまった。そのことで不安になっている。

アドバイス

児童ポルノ禁止法では、18歳未満の性的な画像・映像を自分から相手に提供すること、相手に要求して送信させること、所持していることも違反となるので二度と繰り返さないことが大事である。相手がビデオ通話を保存していないという保証はなく、取り戻すことも難しい。拡散などの心配があれば警察に相談することを勧める。

ポイント

スマートフォンやインターネットは、知らない人と出会うためのツールではないことを、この経験を通して学んでほしい。名前も顔も知らない相手との気軽な会話でも、一度個人情報を伝えてしまうと、悪用されないかと大きな不安に発展してしまう。スマートフォンもインターネットも便利な道具だからこそ、正しく使いこなして日常生活を充実させてほしい。

相談内容(2020年2月・保護者・青少年女子)

娘がインターネットで知り合った人と性的な写真を交換していた。写真を拡散されないか心配している。携帯電話を内緒で見たのだが今後どうしたら良いか。

アドバイス

18歳未満の青少年の性的な写真は児童ポルノにあたり、相手が所持していることは法律違反の可能性がある。自画撮り写真を要求されたのであれば、都道府県によっては条例違反も考えられる。このことから、警察へ被害を相談してほしい。相手に渡してしまった写真を取り戻して拡散を防止するためにも、自宅を管轄する警察に相談することを勧める。

ポイント

性的な自画撮り写真の拡散を防ぐには、一刻も早く相手の手元から写真を削除してもらう対処が必要である。被害を食い止めることを最優先に考えてほしい。子供が携帯電話やインターネットをどのように使い、誰とどのような付き合い方をしているのかを見守ることができるのは、一番身近にいる家族や保護者である。危険な使い方をしていたときには介入できることが望ましい。

相談内容(2020年1月・青少年女子)

ネットで知り合った相手に裸の自画撮り写真を送り、個人情報も教えてしまった。相手とはもう別れていてお互いに写真は消そうと言ったが不安が残っている。

アドバイス

相手が本当に写真を消したかを確認することは難しく、自分の手を離れてしまった以上は相手次第となってしまう。児童ポルノを所持していることは法律違反であるため、相手が消したことを信用し、万が一写真や個人情報がインターネット上に無断で載せられていたら、その時に削除に向けて対応していくことになる。不安を少しでも軽くし、写真が拡散されるのを防ぐためにも、警察に相談してほしい。

ポイント

インターネット上での出会いは楽しいことばかりではなく、使い方次第では危険な側面もあることを意識しながら安全に利用してほしい。特に未成年者の性的な画像は児童ポルノにあたり、気軽に扱うことで不安の種になるだけでなく法律違反にもつながる。個人情報や自画撮り写真を求められてもきっぱりと断る勇気をもってほしい。

相談内容(2019年12月・保護者・青少年女子)

娘がゲームで知り合った女の子とメッセージ交換をしている。相手から色々聞かれ、住所、生年月日、写真等を送ってしまっている。裸の写真を要求されているがまだ送っていない。相手の個人情報は何もわからない。どうしたら良いか。

アドバイス

東京都をはじめ、都道府県によっては未成年者に裸の自画撮り写真を要求するだけでも条例違反である。心配事を大きくしないためにも警察に相談してほしい。インターネットで知り合った人に裸の写真を要求されている状況を伝えられるように、これまでにやり取りをしたメッセージを証拠として消さずに持参してほしい。ゲーム機など利用した機器も現状維持のまま持参すると良い。親子で一緒に相談するのが良いだろう。

ポイント

インターネット上では年齢や性別を簡単に偽ることができ、相手の本当の姿を見抜くことは大人でも難しい。どんなに親しくなった友達であっても、自分のことをどこまで伝えて大丈夫なのか慎重に考えることが大事である。裸の自画撮り写真は児童ポルノにあたるため、相手に要求されても絶対に渡してはいけない。児童ポルノに関する法律についても親子でしっかり話し合ってほしい。

相談内容(2019年11月・青少年男子)

以前、掲示板で知り合った相手と個別のメッセージで性的な会話をして、自分の性的な写真を勢いで送ってしまったことがある。その後、相手をブロックして連絡先も削除してしまったが、相手が怒って警察へ通報したり、自分の行為が罪に問われないか不安になっている。また、SNSなどに拡散されたかもしれないと思うと気になってしまう。

アドバイス

相手に送った写真を完全に取り戻すことは難しいことを理解してほしい。18歳未満の青少年の性的な写真は児童ポルノにあたり、自分から相手に送信することや、相手が児童ポルノを保持していることも法律や条例に違反する行為である。このことを自覚し、同じことは二度と繰り返さないでほしい。今は相手と連絡を取れない状況にあることから、今後何かあったら、そのときに対処法を考えていくことになるだろう。

ポイント

インターネット上で知り合った相手との気軽なやり取りが心配の種に変わってしまった事例である。相手に送ったメッセージや画像等は、電子データとして相手の手元に残り、簡単にコピーもできてしまう上に、自分では削除ができない。このような心配事を作らないために、インターネットを利用したやり取りでは、相手が誰であっても送信前に一度踏みとどまる慎重な姿勢が大事である。今回の経験をしっかりと振り返り、ルールとマナーを学ぶ機会にしてほしい。

相談内容(2019年9月・青少年女子)

SNSで知り合った人に性的な画像が欲しいと言われ、送ってしまった。顔も映っている。その後、また欲しいと言われたが嫌だったので断った。すると、前に送った写真を拡散すると脅してきて、本当に拡散されてしまったかもしれない。実際にその画像がインターネット上に載せられているところは見ていない。

アドバイス

18歳未満の青少年が性的な画像や映像を撮影して送信することは、児童ポルノ禁止法に違反する。相手の行為については、自身の性欲を満たすために18歳未満の裸の写真を所持していることは法律違反となる。さらに東京都では、18歳未満の青少年に対して、裸等の自画撮り画像を送るように不当に求める行為も禁止されている。このことから、今できることとして、自宅を管轄する警察に相談することを勧める。

ポイント

誰にも見られていない1対1のやり取りであっても、自画撮り画像を一度相手に渡してしまうと、誰でも見られる場所に拡散されてしまう危険性が常に伴うことを理解してほしい。このようなトラブルにあってしまったときに、最優先に考えてほしいことは、写真の拡散も含め、被害が大きくならないように食い止めることである。周囲の大人の協力を得て対策をしっかりと行い、少しでも安心できる状態を取り戻すことを考えてほしい。

相談内容(2019年8月・青少年男子)

SNSで知り合った人とダイレクトメッセージで性的な会話しをしていた。学生証を送ると、拡散されたくなければ裸の写真を送れと脅され送ってしまった。法律相談をしてそれが脅迫にあたると分かり、相手にそれを伝えたうえで、拡散しないことや、写真を削除することを約束してもらった。その後、相手からも身分証明書を送ってもらい、本当の性別や年齢も確認した。しかし拡散されていないか心配。

アドバイス

18歳未満の青少年の性的な画像は児童ポルノと呼ばれ、法律上禁止されているのが、所持、提供、製造、運搬、輸出入、陳列である。相手が所持していることは違法となる。相手が消したと話していることから、その言葉を信用することもできるかもしれないが、心配であれば警察にも相談をしてほしい。

ポイント

顔が見えない相手が身元を偽っている可能性があることが分かる事例である。一方でインターネットの世界は決して匿名ではなく、現実の世界と同様に法律も適用される。身近な友達には打ち明けられないようなことも気軽に話せるのはSNSの良いところだが、節度ある行動を心掛けることが大切である。

相談内容(2019年6月・保護者・青少年女子)

娘が色々な人と雑談ができる SNSグループで女の子と知り合い、個別でメッセージを交換していたが、脅されて性的な自画撮り画像を送ってしまった。その後、保護者が気付き、相手をブロックした。会話や画像は消してしまった。娘はほかにもSNSを利用しており、そこから個人を特定されてしまうのではないかと不安になっている。

アドバイス

18歳未満の青少年の性的な画像は児童ポルノと呼ばれ、性的な目的を持って所持することは法律で禁止されている。児童ポルノは自分で製造することも、相手に提供することも法律で禁止されている点をしっかり理解してほしい。拡散被害を食い止めるためにも、これまでの経緯を詳細に記録し、お住まいの地域を管轄する警察署に相談してほしい。インターネット上では過去の投稿や、利用している他のSNSの投稿を繋ぎ合わせることで個人を特定される場合もある。現在利用中のサービスとその使い方を再確認することを勧める。万が一、送ってしまった画像や個人情報がインターネット上に無断掲載されているのを見つけたら、削除依頼などの対応を考えていくことになる。

ポイント

ネット上では最初から相手の本当の年齢や性別、本当の姿を見極めることが難しく、SNSで知り合った人と連絡先を交換して、個別にやり取りをしているうちにトラブルに発展してしまう事例は非常に多い。相手の言動に不安があると感じたら、その時点で相手と距離を置くようにしてほしい。相手が誰であっても、どのような理由があっても、自画撮りを要求されたらきっぱりと断ることが大事である。

相談内容(2019年5月・保護者・青少年女子)

娘が動画アプリで知り合った人とメッセージのやり取りをしたようだ。写真を求められ、初めは加工した顔の写真を送ったが、そのうちに裸の写真を送った。怖くなって、動画アプリもメッセージアプリも退会をした。相手の連絡先、やり取りした内容などは消してしまったがどうしたら良いか。

アドバイス

送ってしまった写真や情報を取り戻すことは、ほぼ不可能だと考えてほしい。相手に渡した画像や情報がどのように使われるのかは相手次第であり、利用を止めることも難しい。自分の手を離れてしまった以上は、自分でコントロールできないことを理解してほしい。相手への対応については、このまま一切連絡を取らないことが1つの自衛策になるだろう。18歳未満の児童に性的な写真を不当に要求することは東京都の条例違反となる行為である。相手についてわかっている情報があれば、それを持って自宅を管轄する警察に相談することを勧める。

ポイント

インターネットで知り合う相手の本当の年齢、性別、性格を見極めることは大人でも非常に難しく、安易に知り合うことで想定外のトラブルに巻き込まれる危険性もある。写真や動画はデジタルコンテンツと呼ばれ送受信が容易であるために、この事例のような被害も起きやすい。インターネットの危険な側面を実際に体験してしまった不安は簡単には解消できないかもしれないが、今回の経験をきっかけにインターネットやスマートフォンと安全に付き合うためのルールについて家庭で話し合いができると良い。

相談内容(2019年4月・青少年男子)

SNSで知り合った相手に一方的に自分の性的な画像を送ってしまった。相手から止めてほしいと言われたので、その後は送っていない。その後もメッセージのやり取りをしていたが、怖くなり一方的にSNSアカウントを削除した。相手が画像を保持しているとは考えにくいが、その後、自分が送った画像が児童ポルノにあたり法律違反だと知り怖くなった。

アドバイス

相手に渡してしまった画像や情報を取り戻すことは、ほぼ不可能だと考えてほしい。画像や情報がどのように使われるのかは、相手次第であり、自分の手を離れてしまった以上は自分でコントロールできるものではない。これからは同じことを繰り返さないことが大事である。また、18歳未満の未成年者の性的な画像や映像を撮影して送信することは、児童ポルノ禁止法に違反する行為であることもしっかりと理解してほしい。今回の件を保護者に相談できると良いだろう。自宅を管轄する警察に相談することも可能である。

ポイント

未成年者の性的な画像は児童ポルノにあたり、自分から相手に提供することも法律違反となることを青少年は知っておいてほしい。インターネットの世界であっても、法律違反の行為は現実世界と同様に処罰の対象にもなる。相手に画像を悪用されたら被害者にもなってしまう。今回の経験をしっかりと振り返り、ルールとマナーを学ぶ機会にしてほしい。

相談内容(2019年3月・青少年女子)

トークアプリでのやり取りで、裸の写真をばら撒かれたくなかったら言うことを聞けと言われている。相手は以前に付き合っていた人で、写真は当時自分で撮影して渡した。誰にも相談できずにいる。

アドバイス

18歳未満の青少年の性的な写真は児童ポルノに該当し、青少年自身が相手に送信することは児童ポルノ禁止法に触れる行為である。さらに、元交際相手の性的な画像・動画をネット上に公開することも、リベンジポルノ禁止法という法律で禁止されている。これ以上怖い思いをしないために、そして画像拡散の心配を防ぐためにも警察へ相談してほしい。相手とのやり取りは大事な証拠として保存しておく。利用しているスマートフォンと、今までの経緯を記録した内容を持って、保護者と一緒にお住まいを管轄する警察署に相談することを勧める。

ポイント

他人に渡したプライベートな画像が一度インターネット上に流出してしまうと、完全に削除することは非常に難しい。たとえ実際に流出することはなかったとしても、将来にわたって不安を抱えることになるかもしれない。どんなに親しい関係だったとしても、他人に自画撮り画像を渡すことは絶対に避けてほしい。一方で児童ポルノ禁止法は被害を受けた児童を保護するための法律である。被害を受けていることを迷わずに大人に相談して助けを求めてほしい。

相談内容(2019年2月・保護者・青少年女子)

娘が同級生から紹介されて、通話アプリで男性とやり取りを始めたようだ。そして相手から頼まれて自分の裸の写真を男性に送信していた。保護者がたまたま娘のスマートフォンを見ていて気付いた。どう対応したら良いのだろうか。娘のスマートフォンは現在は保護者が預かっており、電源を切った状態である。

アドバイス

18歳未満の青少年の性的な写真は児童ポルノに該当し、青少年自身が相手に送信することは児童ポルノ禁止法に触れる行為である。このことを娘さんに理解してもらってほしい。相手に送った写真がもし端末に残っていれば証拠として残しておくことを勧める。相手に対して、写真の削除を求めるかどうか、家族でしっかりと相談して決めてほしい。ただし、相手が娘さんの写真を消したと伝えてきたとしても、それが本当かどうかを確認することは難しい。今までの経緯を紙に書き出しておき、証拠となる写真があれば保存をして、お住まいを管轄する警察署に相談することを勧める。

ポイント

一度送信してしまった写真や個人情報は、後から取り戻したいと思ったとしても非常に難しく、相手が誰であろうと、写真の拡散や悪用など、さらなるトラブルへと発展するリスクも生まれてしまう。大切な情報は決して手放さないことが何よりも大事である。チャットやトークは青少年の日常のコミュニケーション手段となっており、手元の画面だけを見ていると、大事な写真や個人情報でさえも気軽に送信してしまいがちだが、世界中に繋がっているインターネットを通じた情報のやり取りであることを親子で理解し、自分自身を守るためのルールについて話し合ってほしい。

相談内容(2019年1月・青少年女子)

ネットで知り合った人に一度だけ胸の写真を送ってしまい、それから裸の写真を送らないと胸の写真をネットに拡散すると脅された。裸の写真を送ってしまったが、ネットに拡散されるのがとても怖い。

アドバイス

相手に送った写真がどのように使われるのかを自分でコントロールすることができない。今後は個人情報は自分自身でしっかり守ってほしい。もう1つ大事なこととして、18歳未満の性的な画像や映像を撮影して送信するのは、児童ポルノ禁止法に違反する行為だと考えてほしい。しかし相手から脅されて画像を送ったのであれば、相手の行為が児童ポルノ禁止法と刑法にも触れる行為だと考えられる。児童ポルノを所持していることも取り締まりの対象になる。相手に関する情報を紙に書き出し、これまでのやり取りも証拠として保存し、最寄の警察に相談してほしい。

ポイント

インターネットで出会った相手が脅してくるとは想像もしていなかっただろう。インターネット上では相手の本当の年齢や性別、本性を見抜くことは難しく、相手の目的を知ったときには要求を断れない状況に陥っているケースも少なくない。インターネットを通じてたくさんの人と知り合うことは良い経験でもある反面、学校の友達や身近な知人とは違い、危険も伴うことを青少年は特に意識して行動してほしい。困ったことが起きたら、ひとりで抱え込まずに保護者に相談をして助けを求めてほしい。

相談内容(2018年12月・保護者・青少年男子)

子供がSNSで知り合った相手に個人情報や性的な画像を送ってしまったらしい。警察から捜査の過程で発覚したという連絡があり、子供と共に警察でお話を聞いた。子供は反省しているが落ち込んでいる様子である。児童ポルノの話しが出たが、きちんと理解できなかったので教えてほしい。相手に送った写真がネットのどこかに出回っていないか心配。保護者として今後の対策はどうしたら良いか。

アドバイス

児童ポルノの法律についてはしっかり覚えておいてほしい。特に、児童ポルノは子供が自画撮りをして相手に提供することも法律違反である。裸の写真がどこかに出回ってしまわないか不安だと思うが、万が一ネット上のどこかで見つかるようなことがあれば、サイト運営者に削除依頼をすることになる。これからもインターネットは使い続けると思うので、端末にフィルタリングを利用したり、家庭のルールを作り、ネット上の知らない人とは連絡先を交換しないなどを約束事として決めることを勧める。

ポイント

ネット上の顔が見えない相手に性的な写真を送ってしまったことについては、反省が必要であることを親子で十分に理解してほしい。ネット上で知り合った相手が個人情報や性的な画像を要求してきたら、その時点で相手から離れることが、トラブルを大きくしない対処法である。相手への対応に困ったら一人で考えるのではなく、知識と経験のある保護者に相談して解決することも約束事として決めておくと良い。

相談内容(2018年11月・青少年女子)

SNSで知り合った人からお金をくれると言われたので裸の写真を送ってしまった。さらに要求され、断れば裸の写真を拡散すると脅されている。顔も写っているので友達に知られるのではないかと不安で仕方ない。

アドバイス

18歳未満の児童がお金を得る目的で裸の写真を提供することは法律違反にあたる可能性があるが、相手もまた児童ポルノ禁止法及び刑法に抵触の可能性が高い。さらに東京都の条例では、18歳未満に裸の写真を不当に要求することも禁止されている。以上の点から考えて、最寄の警察になるべく早く相談してほしい。相手とのやり取り、相手のことで知っている情報を証拠として持参することで、より正確に警察の方でも事態を把握できるだろう。

ポイント

この事例のように、青少年自身が性的な自画撮り写真を提供する行為も法律違反となる可能性がある。同じ失敗を繰り返さないように法律を正しく理解し、十分に反省することも必要だが、最優先に考えてほしいことは、提供した写真が拡散されてしまうのを防ぐことである。自分自身を責めたり、後悔の気持ちを抱えてしまいがちだが、周囲の大人の協力を得て対策をしっかりと行い、少しでも安心できる状態を取り戻すことを考えてほしい。

相談内容(2018年10月・青少年男子)

皆には内緒という条件で先輩と性的な動画を送り合っていた。しかし、その写真が拡散され、友達に動画を見られていた。先輩は拡散していないと言っている。

アドバイス

18歳未満の児童の裸の写真や動画のことを児童ポルノという。児童ポルノを性的な目的を持って所持することは禁止されているため、自分が持っている先輩の動画、自分自身の動画は削除した方が良い。友達も動画を持っているならば、法律のことを理解してもらい、削除してもらうのが良い。その他にも所持している人がいたならば、その都度削除のお願いをするべきだろう。1人で対処が難しいと感じるならば、学校の先生、スクールカウンセラーの先生、保護者等、まわりの大人にも相談してほしい。

ポイント

児童ポルノにあたる動画や画像のトラブルが後を絶たないが、トラブルの相手はインターネットを通じて知り合った人ばかりではなく、身近な人との間でも起きている。友達同士や交際相手であっても、裸の動画・画像を交換することは法律違反につながる問題である。相手だけに送ったつもりでも、動画や画像は簡単にコピーし転送することができ、一瞬のうちに拡散してしまう可能性もある。写真や動画も個人情報であり、自分自身でしっかりと守ってほしい。

相談内容(2018年9月・青少年女子)

SNSで知り合った人に性的な画像を送ってしまった。はじめは相手から送られてきてこちらにも送るよう言われ、断れず送ってしまった。相手は同じ年齢だった。軽い気持ちで、押しに負けてしまった。どうしたら良いのか。

アドバイス

児童ポルノ禁止法では、18歳未満の児童が性的な画像を自ら撮影して送信する行為を禁止している。相手の行為もまた、性的な画像を脅して強要したとすれば刑法に抵触する可能性が高い。児童ポルノを所持していることも取り締まりの対象となる。このことから、保護者に今までのことを話し、近くの警察署へ相談することを勧める。その際には、相手とのやり取り、相手について知っている情報、相手に伝えた情報を証拠として持参してほしい。印刷したりスクリーンショットで持参することも可能だろう。

ポイント

青少年がSNSで知り合った面識のない相手に裸の画像を送ってしまうトラブルが依然として後を絶たず、誰にも相談できずにいる青少年も少なくないだろう。もしも一人で悩みを抱え込んでいるとしたら、勇気を出して一刻も早く保護者や身近にいる大人に助けを求めてほしい。自分自身も反省すべき点があるかもしれないが、児童ポルノを求めてきた相手が加害者であることを理解してほしい。なお、東京都では「自画撮り被害」防止に向けて条例が改正され、児童に裸の画像を不当に要求する行為も禁止されているため、法律では対処が難しい場合でも、条例で対処することができることもある。

相談内容(2018年6月・保護者・青少年女子)

子供が不特定多数の人に、性的な画像や動画を送っている。メールやメッセージアプリを利用して送っているのだが、相手とはSNSやQ&Aサイトなどで知り合ったようだ。今はスマートフォンを取り上げ、保護者が管理している。大変なことをしたと言い聞かせたが反省しているのかわからない。今後、何をしたら良いか。

アドバイス

児童ポルノを性的目的で所持していることは法律で禁止されているため、警察へ相談することを勧める。相手に送った画像や動画、メールアドレスやメッセージアプリのIDは、大事な証拠となるため、今後のために残しておくことを勧める。性に興味がある年代であり、インターネットの特性を理解できていない青少年が遭いやすいトラブルである。保護者として伝えるべきことはしっかりと伝え、本人にも自覚をしてもらい、警察への相談について話し合いをしてほしい。

ポイント

ネット上で相手がどんなに信用できる人だったとしても、児童から性的な画像・動画を入手する行為は法律違反となることを、子供はしっかり理解してほしい。子供が自ら児童ポルノを提供してしまうことも法律違反だが、巧みに誘導されるなど、送信せざるを得ない状況では子供は被害者であり、時間が経つほど被害を食い止めることが困難になってしまう。子供自身が反省することも不可欠だが、被害を食い止めて救済へと対処していくために、家族の支援のもと、警察への相談を躊躇しないでほしい。

相談内容(2018年5月・保護者・青少年女子)

娘がタブレットを利用してSNSアプリで知り合った複数の人とやり取りしており、裸の写真等を送っていることが分かった。トークアプリでも男性と性的な会話・写真をやり取りしている。タブレットは学習用に購入し、勉強に利用していたが、現在は自分の部屋で自由に使っている状況である。タブレットではフィルタリングを利用していない。反抗期のような言動も目立つなかで、どのように対応すべきか。

アドバイス

18歳未満の児童の性的な写真は児童ポルノに当たる。相手が脅して写真を送信させていたならば、犯罪の可能性もある。どのような相手に、いつ、どのような個人情報を伝えているのか、どんな写真を送ったのか、複数の人がいるならばそれぞれについて記録をまとめてほしい。それを持参して警察に相談するのが良いだろう。自分の手から離れてしまった写真は、自分ではまったくコントロールできないことをしっかりと伝えてほしい。今後、万が一写真が勝手に使われているのが分かったら、その時に削除に向けて対処することになる。反抗期は成長の一つのステップだと捉え、十分に話し合う時間を設けてほしい。

ポイント

インターネットで繋がった相手がどんな人なのかを見極めるのは非常に難しいと考えなければいけない。写真や個人情報は、絶対に自分の手元から手放さないことが最大の防御だろう。一度手放せば、不特定多数へ簡単に届いてしまう可能性があることを自覚すべきだろう。保護者が使わなくなったスマートフォン、別の目的で購入したタブレット等もインターネットにアクセスできる道具であることを認識し、安全な使い方について親子でしっかりと話し合ってほしい。

相談内容(2018年4月・青少年女子)

過去に同じクラスの男子と付き合っていて、別れてからも毎日のようにメッセージのやり取りをしている。半年ぐらい経ってから身体の写真を送って欲しいとメッセージが来て、嫌だと断ったがしつこく要求されることがありとても怖い。

アドバイス

18歳未満の児童の性的な写真は児童ポルノにあたり、自分から提供することも児童ポルノ禁止法違反となるので、嫌だと断ったことは正しい行動である。自分の写真を含め個人情報は相手にいったん渡ってしまうと完全に取り戻すのは難しくなってしまう。相手がその情報をどのように使うかは相手次第であり、利用を止めることもできなくなってしまう。同じ学校に通っている同級生であっても、自分の手元から離れた情報は、自分自身でコントロールできないことをしっかりと覚えておいてほしい。今後は、先生や保護者に相談をし、一人で悩み、判断しない方が良いだろう。

ポイント

同級生、知り合い、交際相手であっても、自分の身体の写真は絶対に渡してはならない。スマートフォンが普及し、青少年にとっては気軽に写真を撮影する行為が日常化しているかもしれないが、一度相手に渡してしまうと、その写真を取り戻すことが難しくなることを想像し、踏みとどまることが大事である。この事例のように、相手に要求されて断ることが難しいときには、青少年は一人で抱え込んだり自分だけで解決しようとせずに、身近な大人に相談をして助けを求めてほしい。それが自分の身を守ることにつながる。

相談内容(2018年3月・保護者・青少年女子)

娘がアプリで知り合った人と連絡先を交換して性的な写真・動画のやり取りをしていた。アプリ内に不特定多数の人と繋がる場所があって、男性からお話しようと誘われたらしい。相手から先に顔写真を送ってきて娘も送り、次に「洋服脱いで」と言われ、写真や動画を送っていた。警察にも相談しているが、保護者として何をすれば良いか。ネット上に写真が載せられたときにはどうしたら良いか。

アドバイス

18歳未満の児童の性的な写真・映像は児童ポルノにあたり、ネットに公開する行為は犯罪であり、公開されたまま放置していたらサイト管理者も責任を問われるだろう。万が一のときには削除依頼で対処していくことになる。警察に相談したのは正しい対応で、写真・映像を相手の手元から処分してもらうためにも、警察の協力が必要である。今は警察の対応を待つのが良いだろう。保護者の役割としては、今後は同じことを繰り返さないために、インターネットを正しく利用できるよう、ルールとマナーをしっかり守るようにお話ししてほしい。

ポイント

スマートフォンを持ち始め、一人でインターネットを利用する子供の年齢が下がる傾向にあり、インターネットで知り合った人に性的な写真や動画を送ってしまうトラブルも、低年齢の子供の間で増えつつある。知識や経験が未熟な子供が、知らない人と出会ったり、性的な写真を無自覚のまま送ってしまう被害を未然に防ぐために、子供が利用するアプリやサービスの特徴や性質、安全な使い方については保護者が把握し、ルールを守った使い方ができているか見守ることがますます大事である。

相談内容(2018年2月・青少年女子)

ゲームで出会った男子と交際している。実際に会ったことはなく一緒にゲームをしたりSNSや電話をしているだけ。顔写真、性的な写真を渡したことがある。ゲームはチームでプレイしており、別の男子とアプリのIDを交換した。すると彼が怒り、「死ね」などの暴言を言われたこともあり悲しい。相手に朝までゲームを付き合わされ、朝起きられず、最近は学校を休んでいる。

アドバイス

青少年は対人スキルも自制心も未熟だということが考えられるが、それでも「死ね」などの暴言を言ったりするのはマナー違反であり、相手のことを大切に思うならば礼儀正しく振舞うことが大事である。今は現実生活での友達との交流や勉強、スポーツの経験をたくさん重ねてほしいので、その行動が束縛されてしまうことは、自分にとってマイナスだと思われる。一番大事にしなければいけないのは自分自身のことで、食事や睡眠時間を健全にすることが必要な年齢であることを理解してほしい。顔写真や性的な写真について、未成年者の性的な写真は法律で厳しく罰せられるものであるので、相手に渡した写真については手元から削除してもらうのが賢明である。

ポイント

インターネットでは気が合いそうな人と簡単に繋がることができることから、彼氏や彼女を作ることは容易だろう。しかし、インターネットで知り合う人がどういう人であるのかを見極めるのは難しく、相手が年齢や性別など偽っていても見破ることは難しい。インターネットで知り合った人とは、個人情報を交換することなく、インターネットの中だけで仲良くするのが自分を守るためにも必要なこと。また、相手に振り回されるような時間の使い方は好ましくないため、自覚のあるうちに自分自身で生活習慣を正してほしい。

相談内容(2018年1月・青少年女子)

友達が作れるアプリで知り合った自称男子学生とアプリのIDを交換した。裸に近い写真を送り、その後も要求がエスカレートして脅されている。ばら撒くと言われ、顔が映っている写真も含め何枚も送った。今も、メッセージが届き、どうしたら良いか。

アドバイス

未成年に裸の写真を要求し、それを所持していることは法律に反する行為であり、脅すことも恐喝という罪の可能性がある。このことから、近くの警察にすぐに行ってほしい。先に警察に電話をして、自分は未成年でネットで知り合った人に裸の写真を要求され送ってしまったことや、要求は続いており脅されているのですぐに相談がしたいと伝えてほしい。今残っているメッセージのやり取りやこれから届くメッセージは、大事な証拠になるので消さずに残しておく。

ポイント

最初は友達募集アプリなどの公開の場所で知り合い、その後、1対1の対話でトラブルに発展してしまった事例である。相手に対してだけのつもりでも、一度写真や個人情報を渡してしまえばインターネットを通じて簡単に不特定多数へと届いてしまう危険があることを忘れないでほしい。18歳未満の裸の写真は児童ポルノであり、送信することは法律違反であることも理解しておくことが大事である。これに加え、東京都では改正青少年健全育成条例が施行され、18歳未満の子供を脅したりして裸の画像を送らせようとする行為も禁止されている。

相談内容(2017年12月・青少年女子)

数年前、付き合っていた彼氏に裸の写真を送ってほしいと言われ、嫌われるのが嫌で送ってしまった。元彼氏には写真の削除をお願いし、消したと聞いたが不安が残っている。今後どうしたら良いのか。

アドバイス

送ってしまった写真や個人情報を取り戻すことは、ほぼ不可能である。相手に渡した情報がどのように使われるのかは分からず、利用を止めることも難しい。しかし相手には写真を削除してほしいことを伝え、消したという返事が返されていることから、今はこの言葉を信用するのが良いのではないだろうか。過去の行動を後悔している気持ちに対しては、同じことを繰り返さない努力を続けることで乗り超えられるだろう。今後、顔がはっきりと分かるような写真をインターネット上に無断で掲載されているのを見つけたら、その時に削除の対応をすることになる。

ポイント

青少年の自画撮りによるトラブルが頻発しており、メディアに取り上げられることも多くなり、この事例のように何年も前のことを後悔して相談を寄せてくる青少年も多い。過去の出来事に不安と後悔がつきまとってしまうかもしれないが、失敗から学べたことも多いはずである。この経験を個人情報の守り方や情報発信のリスクと責任を考えるきっかけにしてほしい。

相談内容(2017年10月・青少年女子)

SNSで知り合った男性が、最初から裸の写真を送ってほしいと言ってきた。最初はやめた方が良いと思っていたが、時間が経つうちに良いと思うようになり、たくさん送ってしまった。その写真は全部、顔もはっきり写っている。その後、相手をブロックし、アカウントを削除した。相手との今までのやり取りは消えてしまっている。

アドバイス

保護者にお話して、早急に、一緒に警察へ相談に行ってほしい。相手のSNSのプロフィール画面を保存しておくこと、相手のことで知っている情報を紙に整理しておく。同時に、相手に伝えた自分自身の情報も紙に書き留めておくと良い。これらの情報を持参して警察に相談してほしい。18歳未満の青少年が自分の裸の写真を送る行為は、児童ポルノ禁止法に反する行為であり、相手が18歳未満の裸の写真を保持していることも児童ポルノ禁止法に違反している。相手に渡した裸の写真を相手がどう使うかはまったくコントロールできないが、万が一、自分の写真が使われているのを発見した時には、削除へ向けた対応をとることになる。

ポイント

最初は裸の写真を相手に送るなどは絶対にあり得ないと思っていたかもしれない。しかし相手との会話に慣れてくると警戒心が薄れて『良いと思うようになる』。ここがターニングポイントである。もしも自分の知らないどこかで写真が使われていたらと思うと、一生不安な材料になってしまう。このような種を自ら撒かない、自分自身を守るのは自分なのだと自覚してほしい。

相談内容(2017年9月・青少年女子)

顔が出でいる裸の写真をネットで知り合った人に見せてと言われ送ってしまった。今、その人とは連絡を取っていないが、SNSに載せるよとふざけ半分で言われた。自分がやったことに罪悪感が出ていてとても気持ちが悪い。これからその人と、どう付き合っていくべきか。

アドバイス

18歳未満の青少年自身が裸、性的な画像や映像を撮影して送信するのは、児童ポルノ禁止法に違反する行いであり、18歳未満の青少年へ性的な画像や映像を要求することは、児童ポルノ禁止法及び刑法に抵触の可能性が高い。また、それを所持していることも取り締まりの対象になる。脅され写真を送ったのであれば、刑法(脅迫罪、強要罪)に抵触している可能性もあり、インターネットに拡散するといった言葉は脅迫に値するかもしれない。これらのことを考え、相手とのやりとりは消さずに、保護者と一緒に警察へ相談に行ってほしい。警察へ出向くことが難しいようであれば、まずは電話で話しを聞いてもらうのでも良いだろう。

ポイント

インターネット上には、不特定多数の人と簡単に繋がるサイトやアプリが多数存在する。青少年の利用も多く、被害は後を絶たない。見知らぬ相手に対して、自分も身元を明かさなければ怖くないと思うかもしれないが、落とし穴もあることを青少年はしっかり理解してほしい。一度でも相手に渡した画像や動画は取り戻すことが難しい。画像や動画を相手だけに渡したつもりでも、意図せず不特定多数の人に拡散してしまうリスクもある。このような特徴を理解し、本当にそのアプリが自分にとって必要なのか、なぜ必要なのかをよく検討した上で利用してほしい。

相談内容(2017年7月・青少年男子)

友達募集掲示板で出会った女性と、ビデオ通話で裸の姿を見せ合ってしまった。相手からアプリのインストールを勧められ、URLが送られてきたので、そこは公式マーケットではなかったがアプリをダウンロードしてしまった。すると、知らない男性から金銭を要求する電話がかかってきた。要求を断ると、ビデオ通話が録画されていたらしく、スマホに登録されている友達に動画がばら撒かれた。アプリをダウンロードしたときに電話帳が流出してしまったのだと思う。

アドバイス

未成年者の性的な写真や動画は児童ポルノであり、相手が撮影して所持していることは児童ポルノ禁止法に違反する行為である。相手が脅して金銭を要求したり、実際に動画をばら撒いていることから、警察に相談してほしい。一度相手に渡った情報を取り戻すことは難しく、今後どのように利用され、どのような被害、影響があるのかについても相手次第である。被害を食い止めるには、警察の助けが必要だろう。保護者にも付き添ってもらい、住いの近くの警察署へ相談に行くことを勧める。そのための準備として、相手のことで知っている情報、やり取りの内容を消さずに保存しておくことを勧める。相手に伝えた自分の情報も整理しておくと良い。

ポイント

インターネット上で裸を見せた相手から脅されて金銭を要求されるといった被害は、セクストーション(性的被害)とも呼ばれ、増えているトラブルである。掲示板で出会いを求める行為、相手に誘われて児童ポルノを提供してしまう行為、公式マーケット以外からのアプリの入手など、ルールを守らない行動がどんな危険に発展し得るのかがよく分かる事例である。インターネットの世界でも、現実の世界と同じように、安心・安全な行動を心がけてほしい。自分の身は自分で守る意識を持つことの大切さを家庭でも話し合ってほしい。

相談内容(2017年6月・保護者・青少年男子)

息子がネットで知り合った人に通話アプリで自分自身の性的動画を送っていた。顔も写っている。削除をお願いしたが、晒すと言われた。拡散されるのではないかと心配している。警察に相談すべきか悩んでいる。

アドバイス

18歳未満の下着姿を含む裸の画像や映像を撮影して送信するのは、児童ポルノ禁止法に違反する行為である。性的な動画を要求されたのであれば、相手の行為も刑法に抵触している可能性が高い。児童ポルノを所持していることも取り締まりの対象になる。相手に渡した情報は何か、相手の情報は何か、いつ、どこで知り合ったのか、通話アプリ以外の連絡先などを紙に書き出しておくと良い。これまでのやり取りは、消さずに証拠として保存しておくのが良いだろう。お住まいの近くの警察署に相談し、アドバイスをもらうことを勧める。今後、万が一、顔がはっきりと分かる写真がインターネット上に無断で掲載されているのを見つけた時には、削除についてしっかりと対応することになる。

ポイント

ほとんどの携帯電話やスマートフォンにはカメラが内蔵されているので、いつでも気軽に写真や動画を撮ることが可能であり、現像の必要もないことから、他人の目に触れずに撮影ができる。このような環境も手伝ってか自分自身の性的な写真や動画を撮影をしてしまう青少年が後を絶たない。撮影時には、大勢の人に見てもらう目的ではなかったとしても、写真や動画はデジタルコンテンツであり、劣化せず保存が可能であるので、ひとたび他人の手に渡ってしまえば永遠に消えない可能性を考えてほしい。どんなに仲が良い相手であっても、断りづらい状況であっても、広まっては困るものは撮影しない、渡さない、それが自分の未来を守る行動であることを知ってほしい。

相談内容(2017年3月・青少年女子)

SNSに突然ダイレクトメッセージが来て、「あなたは、危険です。今すぐ下着姿の写真を送ってください。そうすれば私が協力し助けます」と書いてあった。断ったが何度も脅され送ってしまった。その後も、裸の写真を要求されたので拒否すると、今までの写真を友達に送ると脅してきた。

アドバイス

18歳未満の下着姿を含む裸の画像や映像を撮影して送信することは児童ポルノ禁止法に違反する。相手の行為も刑法に抵触している可能性が高い。下着姿の画像を所持していることも取り締まりの対象になる。相手に渡した情報は何か、相手の情報は何か(相手のSNSアカウント等)を紙に書き出し、SNSでのやり取りが残っているならば証拠として保存しておくと良い。脅されている状況から、できれば保護者に事情を打ち明けて、一刻も早く警察に相談してほしい。また、今後は万が一顔がはっきりと分かる写真がインターネット上に無断で掲載されているのを見つけた時には、削除についてしっかりと対応していくことになる。

ポイント

相手から何度も脅されて下着姿の自画撮りを送ってしまった例だが、自分の手から写真が離れた時点で、それを取り戻すことはほぼ不可能だと再認識してほしい。この事例のように、相手に脅されて自画撮り写真を送ってしまうことも、児童ポルノ禁止法に違反する行為であることを忘れないでほしい。自画撮りの被害は急増しており、巧妙な手口も見られる。青少年は、やり取りをしているネット上の相手の本当の目的は何か、冷静になって考えられると良い。そして何より大事なことは、心配事が起きたときに一人で判断せず、保護者や警察へ相談することである。

相談内容(2016年11月・青少年女子)

同じスポーツをしている人と知り合いたくてSNSで色々な人をフォローしていた。すると、フォローのお礼がSNSのダイレクトメッセージで届いたので返事を返し、やり取りをしていた。相手が卑猥な話をしてきたが、そのままやり取りをしていると、急に、胸の写真送ってほしいと言われた。無視をしていると、早く送らないと今までの会話をバラすと言われ、仕方なく送ってしまった。その後も、もっと写真や動画を送れと言われた。

アドバイス

送ってしまった画像や情報を取り戻すことは、ほぼ不可能だと考えてほしい。相手に渡した画像や情報がどのように使われるのかは、その人以外分からず、相手が利用するのを止めることも難しい。自分の手を離れてしまった以上は、自分でコントロールできるものではない。相手に渡した情報、相手の情報は何かを紙に書き出しておくと良い。相手とのこれまでのやり取りや連絡先は念のため消さずに証拠として保存し、住まいの近くにある警察署に相談してほしい。

ポイント

同じスポーツをしている人や趣味が合う人と出会えるのはSNSの魅力だが、インターネット上では相手が常に本当のことを言っているとは限らない。最初は楽しく接していても、それが本当の姿とは限らない。写真を送ってほしいと要求された時点で、相手から離れる勇気が必要である。SNSに潜むこのような危険な一面を青少年は理解し、SNSとどのような付き合い方が安全で望ましいのかを保護者と一緒に考えられると良いだろう。

相談内容(2016年10月・青少年男子)

過去にSNSで知り合った人と性的な画像や動画を交換した。そのSNSは現在も利用しており、最近、フォローしたいという人から連絡をもらい承認した。すると、「これはお前だろう」と過去に交換をした性的動画のスクリーンショットが送られてきた。動画には顔も写っており、SNSのアカウントも写っていたので、言い逃れができないと思い、自分であることを認めた。相手から、裸の画像を送るように要求され、送らないと動画をネットに拡散させると言われている。拡散させないためにどうしたら良いか。

アドバイス

18歳未満の性的な画像や動画は児童ポルノであり、自ら送る行為は法律違反である。児童ポルノを要求することも、児童ポルノを所持していることも法律違反である。脅す行為もまた刑法に反する行為である。これらのことから、保護者にお話しして一緒に警察に相談したほうが良いだろう。相手とのやり取りは大事な証拠になるので消さずに残しておくと良い。状況証拠が揃い、被害届が受理されれば、脅しの相手を特定することができるかもしれない。特定できたらその動画の入手先や、少なくとも相手の手元から削除される可能性がある。

ポイント

過去にインターネット上で知り合った人に渡した自分の動画が他の人の手に渡り、SNS上で自分だと特定されてしまった事例である。一度自分の手元を離れた画像や動画を取り戻すことは難しく、想像以上に広範囲へ拡散してしまう可能性があることがよく分かる事例である。1対1で交換したつもりであっても、インターネット上に公開されてしまえば、世界中に公開することと同じであることを青少年には理解してほしい。個人を特定できるような情報を、他人に安易に渡さないことがトラブル防止につながる。

相談内容(2016年9月・青少年女子)

知り合いの男性と無料通話アプリで連絡をするようになった。色々なことを言い合い、冗談で過激なことも話すようになって、冗談のつもりで下着を見せると言ったら突然脅し口調になり、早く送れと言ってきた。断ったら更に怒ってしまった。どうすれば良いのか。

アドバイス

下着姿であっても、自分で撮影して相手に提供したとしたら、児童ポルノ禁止法に違反してしまう可能性が高い。相手の行為も、18歳未満の児童に対して性的な写真を要求することは違法であり、児童ポルノを単に所持しているだけでも法律に抵触し、厳しく罰せられる。このことから、相手の要求にはきっぱり断ることが一番大事なことである。これ以上のトラブルに発展させないために、できれば保護者にこれまでの経緯をお話して、一緒に対処してもらうことを勧める。相手に渡した情報、相手のことで知っている情報等の詳細を紙に書き出し、相手とのやり取りも、スクリーンショットに残すなどして、消さずに保存しておく。それらを持って警察に相談することも可能である。保護者の方と良くお話をしてほしい。

ポイント

インターネットを通じたやり取りでは、写真や動画の交換、ビデオ通話も容易であり、異性との間では安易な気持ちから、性的な会話や過激な言動にも発展しがちである。しかし、インターネット上のやり取りも、別世界の出来事ではなく、現実生活の一部であることを意識する必要があるだろう。守るべき法律、マナー、プライバシーがある。トラブルに巻き込まれないための振舞い、危険だと感じた相手への対応も、現実の世界と同じであることを忘れてはならない。

相談内容(2016年8月・青少年女子)

ある日、ネットで知り合った男子と仲良くなり付き合うことになった。しかし、彼が胸などの写真を要求するようになったので断わり続けた。未成年なので児童ポルノに当たるのか。警察に相談したらどうなるのか。相手の男子は自分以外にも付き合っている子がいて、他の人たちにも要求しているようだ。

アドバイス

18歳未満の下着姿を含む裸の画像や映像を撮影して送信することは、児童ポルノ禁止法違反にあたる。性的な画像や映像を要求した相手の行為も児童ポルノ禁止法および刑法に抵触する可能性が高いだろう。児童ポルノを所持していることも取り締まりの対象となる。相手に渡した情報、相手のことで知っている情報を紙に書き出し、相手とのやり取りや連絡先も証拠として保存しておくと良い。今後のためにスクリーンショットなども利用すると良い。それらを持参し、保護者と一緒に警察へ相談に行くことを勧める。

ポイント

18歳未満の下着姿を含む裸の画像や映像は児童ポルノと呼ばれ、日本の法律では「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」で決められていることがある。児童に裸の写真等を要求すること、所持していることも違反であるが、児童が自分の裸を撮影し、メール等で送信する行為も違反である。このことから、裸の写真を要求された場合には、裸の写真を撮影し、送ることは法律に違反する行為であることをしっかりと認識した上で、脅されたとしても写真を送ることはせず、すぐに警察へ相談してほしい。

相談内容(2016年6月・保護者・青少年女子)

子供がSNSアプリで知らない男性とやり取りをしていた。保護者がそのやり取りを見つけてわかった。個人情報や、住んでいる地域を想像できる情報も伝えている。相手からのやり取りに性的な内容が書かれている。スマートフォンは保護者が利用していた契約切れのもの。Wi-Fiを利用しておりフィルタリングはかけていない。また、アプリの制限をかけていたが、子供が解除してSNSアプリをダウンロードしてしまった。

アドバイス

犯罪に巻き込まれるのを防ぐ対策が一番大事である。警察に一刻も早く連絡して、警察から指示をもらえると良い。ネットでは自分を詐称する人もいる。相手を安心させる経歴を書くこともあるだろう。今回、相手から性的なことを聞かれ本人も怖い思いをしたはずなので、今後は正しい使い方をしてほしい。

ポイント

ネット上で知り合った相手と現実のトラブルに発展する手前で保護者が気付くことができた事例である。フィルタリングや機能制限は子供を守るうえで必須であるが、万能ではないので、機械の仕組みだけに頼ってしまうのもまた危険である。子供自身がインターネットと安心・安全に付き合えるようになるまで、保護者はその成熟度を把握し、見守ることが大切である。危険な行為を見つけたら介入する必要があることも忘れてはならない。

相談内容(2016年3月・青少年女子)

SNSに自分の通信アプリのQRコードを載せていた。女の子からメッセージがあり、しばらくやり取りをしていると、胸の写真を交換しようと言われ、断ると相手から先に写真を送ってきた。断り切れずに顔が写っていない胸の写真を送った。すると、動画を送ってほしいと言われ、断ると、顔写真と胸の写真を拡散すると言われている。

アドバイス

脅されていることから、すぐに近くの警察へ相談に行くことを勧める。やり取りの相手は女の子とは限らず、送ってきた胸の写真は、インターネットから収集したものかもしれない。未成年の女の子の裸の画像が欲しくて近づいてきた大人の男性かもしれない。インターネットを利用しているのは良い人ばかりではないので、自分の情報を簡単に相手に伝えることは危険である。

ポイント

SNSが流行し、インターネット上の交流が身近になってきている。異性との交際は、現実よりも容易に知り合うことができ、文字だけの会話も気軽にできるのかもしれない。しかし、文字のやり取りだけで相手のことがすべて分かるわけではない。年齢、性別、人格さえも偽ることができる。どんなに良い人だと思ったとしても、裸の写真を要求された時点で、その行為が正しいことなのかを冷静に考え、きっぱり断らなければならない。

相談内容(2016年2月・青少年女子)

SNSサイトでネット彼氏を作り、相手から言われたとおり裸の写真を撮り、送ってしまった。別れようと言うと、送った写真を晒すと言われた。

アドバイス

18歳未満の児童の裸の写真は児童ポルノと呼ばれ、18歳未満の児童に要求することも、児童が自分から送ることも法律に違反する行為である。どのような状況でも、相手に強要されたとしても裸の写真を渡してはならない。相手には、これ以上交際する気持ちがないことを伝えるのが良いだろう。相手から脅されたら、そのやり取りを保存し、相手について知っている情報をまとめて警察に相談してほしい。同時に、保護者に状況を話して、一緒に行動してもらうと良いだろう。

ポイント

SNSが流行し、インターネット上の交流が身近になってきている。異性との交際は、現実よりも容易に知り合うことができ、文字だけの会話も気軽にできるのかもしれない。しかし、文字のやり取りだけで相手のことがすべて分かるわけではない。年齢、性別、人格さえも偽ることができる。どんなに良い人だと思ったとしても、裸の写真を要求された時点で、その行為が正しいことなのかを冷静に考え、きっぱり断らなければならない。

相談内容(2015年12月・青少年女子)

友達募集掲示板にメールアドレスを載せたら、知らない人から顔写真と性的な写真を送ってほしいと返信があり、送ってしまった。このことを家族に相談し、すぐにメールアドレスを変更した。知らない人からのメールは来なくなったが、インターネットに写真を載せられないか心配。

アドバイス

18歳未満の児童が自身の性的な画像を撮影して送信することは、児童ポルノ禁止法に違反している可能性がある。相手が性的な画像を要求したり、所持していることも、法律違反の可能性がある。このことをしっかり理解し、二度と同じ失敗を繰り返さないようにしてほしい。今後のために、相手のメールアドレス、今までのやり取りの内容は、消さずに保存しておくと良い。一度送ってしまった画像や個人情報を取り戻すことは、ほぼ不可能である。名前や顔写真と一緒に性的な写真を送っているのであれば、それらをネットに載せられないためには、警察の協力を得て対策をする必要もあるだろう。相手に渡した情報、相手の情報を正確に整理し、家族にもお話しして、警察へ相談に行くことを勧める。

ポイント

インターネットで知り合った人に安易に個人情報を教えてしまうと、思わぬ心配事に発展してしまうことがある。これは、青少年には利用前に身につけてほしいことだが、トラブルに実際に直面して初めて実感する青少年も多いようである。たとえ自分自身は「友達」を探しているつもりでいても、インターネットの向こう側にいる相手が、本当はどのような目的で近づいて来るのかは予測できない。インターネット上では、相手の性別、年齢のほか、人格までも偽ることが可能であることを忘れてはならない。

相談内容(2015年10月・保護者・青少年男子)

メールで送られてきた友達の性的な画像を、面白半分で他の友達に転送してしまった。その友達も複数の友達に転送してしまい、現在、学校が調査をしている。今後どうしたら良いか。

アドバイス

未成年者の性的な画像は児童ポルノにあたり、そのような画像を要求すること、他人に提供すること、端末に所持していることも法律で禁止されている。他人に回すことで意図せず犯罪の加害者となってしまう可能性もある。二度と同じ失敗を繰り返さない意識を持つことが大事である。現時点では学校に任せ、連絡や要望があったときに具体的な対応を考えることになるだろう。

ポイント

友達同士での面白半分の行為が、法律違反にもなり、大ごとに発展するとは誰も予想していなかったことだろう。スマートフォンもインターネットも、生活に欠かせない道具になりつつあるが、使い方を間違えると人を傷つける凶器にもなり得る。悪戯の道具ではなく、便利な道具として、適切に使いこなせるようになることが青少年には望まれる。この機会を、インターネットの世界との付き合い方を見直すきっかけにしてほしい。

相談内容(2015年8月・青少年女子)

アバターアプリで知り合った男性と連絡先を交換し、裸の画像を送ってと言われ、送ってしまった。顔写真も送ってと言われ、自分ではない女の人の写真をインターネット上から入手して送った。とても後悔している。

アドバイス

18歳未満の児童の裸の写真は児童ポルノである。どんな状況でも、絶対に裸の写真を渡すべきではない。裸の画像ではなくても、一度相手に渡した画像や知らせた情報などは取り戻すことはできない。相手の行動をコントロールすることも困難である。他人の顔写真を本人の許可なく勝手に使用することも、ルール・マナー違反にあたるだろう。ネットで知り合った人に、個人情報を伝えてしまうと、さまざまなトラブルに発展する可能性がある。あらためてインターネットを利用するための正しいモラルやルールについて考えられると良い。

ポイント

今回のような相談が後を絶たない。どんな画像であっても、自分の手元から離れたら、それを削除したり回収したりすることは極めて難しい。顔が見えない相手が何と言おうと、自分から危険に近づいて行かないようにしなければいけない。また18歳未満の児童本人が自分の裸の写真を撮影すれば、それはれっきとした児童ポルノ画像であることから、児童ポルノ規制の対象になることにも気付いてほしい。

相談内容(2015年8月・青少年女子)

友達募集サイトを利用し、男性に出会った。その人から、胸と顔の画像を要求され仕方なく渡した。次の日にも要求をされたが無視した。すると責められ、警察に行くと言われた。仮に彼が警察に行ったとすると、私は警察に補導されるのか。

アドバイス

相手がどのような要求や脅しをしてきても、きっぱりと拒否、無視をする。これまでの会話の内容は消さずに保存する。相手のことで知っている情報、相手に伝えている自分の情報を、すべて紙に書いて整理する。それらを持って警察に相談に行くと良い。保護者の方にお話して一緒に行くことができれば一番良い。未成年者に裸の写真を要求すること、その写真をインターネットに載せることは法律で禁止されている。場合によっては、その写真を個人で保有していることも法律違反になることもある。相手を脅して写真を要求することは犯罪行為であり、一刻も早く食い止める必要があるだろう。

ポイント

相手に言われて仕方なくネットに載せた、あるいは送信した画像が何であろうと、一度自分の手から離れた画像を取り戻すことは極めて難しいと自覚してほしい。またインターネットの特徴として、コピーが簡単に作れるために、コピーした画像を拡散させるのも容易である。またトラブルに不幸にも出会ってしまった時こそ、自分だけで問題を抱えこむのではなく、親しい友人や家族の力を信じてほしい。

相談内容(2015年6月・青少年女子)

友達募集アプリで知り合った人とメッセージアプリの連絡先を交換した。顔写真を求められ送ると、性的な写真を送らないと個人情報を拡散すると言われた。脅されて性的な写真を送ってしまった。アプリから通報したが怖くてたまらない。どうしたら良いのか。

アドバイス

どのような脅しがあったとしても要求に応じてはいけない。相手の行為は法律違反にあたる可能性が高く、一刻も早く警察へ相談してほしい。できれば、保護者の方にも話して一緒に行ってもらうことを勧める。相手に伝えた情報、相手についての情報を整理しておくと良い。やり取りの中で相手が脅してきた内容は証拠として画像を保存する。すでに送ってしまった写真については、今後もしインターネット上に無断で掲載されるようなことがあった場合は、削除依頼により対応していく。

ポイント

ネットで知り合った人に性的な画像を要求され渡してしまったトラブルが後を絶たない。一度流出した画像は、それがどんな画像であっても完全に回収するのは不可能である。「顔写真ぐらいなら」「ハッキリと写っていなければ」と安易に考えてしまうことが心配事の発端である。相手が画像を手に入れると、要求がエスカレートしがちである。心配が増え、トラブルも深刻化する。自分自身が「何があっても要求に応じない」という強い気持ちを持つことと、不安だからこそ周囲の人に相談して気持ちを楽にする方法を見つけてほしい。

相談内容(2015年5月・青少年女子)

友達募集アプリにニックネームを登録し、プロフィールに顔写真を載せて公開した。男子と友達になり、SNSのIDを交換してやり取りをした。相手の顔写真が送られてきて、住んでいる都道府県を教え合った。性的画像を要求されたが断った。その後、交際を断ると、ネットに顔写真とSNSの IDを載せる、と言われた。不安でどうしたら良いか分からない。

アドバイス

相手に渡した個人情報は、プロフィールに元々載せていた顔写真と、SNSのIDだけであることを確認。SNSのIDはアカウントを削除することで対処できるものである。万が一インターネットに載せられた場合には削除依頼で対処する方法もあるので、脅しに過度に怖がることはなく、拒否の気持ちを伝えて良い。しかし、怖いと感じるようであれば警察に相談できるので、SNSのIDとやり取りは証拠として残しておくと良い。知らない人との連絡先の交換は安易に行うものではない。

ポイント

友達募集アプリに最初に登録した時には、自分の顔写真を載せる危険性についてまったく考えなかった、あるいは考えたとしても、その顔写真を見る人はごくごく限られていると思うかもしれない。しかし顔写真を載せた瞬間から、その写真の扱いを自分でコントロールすることは困難だと考えるべきだろう。顔写真を載せることは、誰もが閲覧できる場所に公開していることと同じだという意識が必要である。そしてネットの向こう側には悪意を持った人もまた存在していることを、決して忘れてはいけない。常に危機意識を持つことこそ、身を守る近道だと自覚してほしい。

相談内容(2015年1月・青少年女子)

SNSで知り合った男の人に、自分の顔と裸の写真を送ってしまった。相手からも顔と裸の写真が送られてきている。相手に、ネットで悪用していい?と言われ、嫌だと言ったら、さらに過激なものを要求されたが送らなかった。その後すぐにSNSアプリを削除し、相手がどうしているのかわからない。悪用されてしまうのが怖い。

アドバイス

相手に嫌だという気持ちを伝えたことは正しい対応である。しかし、すでに送ってしまった写真を相手から取り戻すことはできない。写真がどのように使われるのかはわからず、利用を止めることも難しい。脅す行為は犯罪性があり、18歳未満の裸や下着の画像を送信させる行為も児童ポルノ禁止法違反に該当する可能性がある。その画像をインターネット上に載せることも法律違反につながるかもしれないので、警察に相談することを勧める。相手のことで知っている情報と、相手に教えた情報を全部書き出し、これまでやりとりした内容は消さずに保存して、保護者にも話して、一緒に警察へ相談に行くと良い。これ以上のトラブルにならないために、とても重要なことである。

ポイント

ネット上の知らない相手に裸の画像を渡してしまったトラブルでは、画像の内容によっては、一刻も早く、画像の拡散を食い止めることが必要である。そのためには保護者や警察に相談して支援してもらうことが大事だが、青少年は罪悪感などから相談できず、悪用の不安を一人で抱え込んでしまうケースも多い。一人で抱え込んでしまうことも、トラブルを大きくしてしまう要因となり得る。家庭では、知らない相手とのネット上の交流には危険が伴うことを指導するとともに、万が一トラブルにあってしまったとしても、保護者に安心して相談できるように、親子の日常のコミュニケーションを大事にできると良い。

相談内容(2014年12月・保護者・青少年女子)

娘がまったく面識のない同学年の男子とSNS上で交際し、顔は写っていない性的画像を交換していた。最初はぼかしを入れていたが要求がエスカレートした。さらに、ばら撒くと脅された。その後、相手から画像を消したとの連絡があった。しかし脅されたことや、わいせつな画像がばら撒かれる危険を考えると、対策をしなければと思う。相手の住所と名前は知っているが顔は知らない。

アドバイス

性的画像の送信については、児童ポルノの法律違反の可能性がある。相手の行為も、性的好奇心を満たす目的で児童ポルノを要求したこと、脅したことが法律違反である。今後の対策としては、相手に写真の削除を伝えていることから、心配を増やさないためにこのまま連絡を取らず、関係を絶つことが選択肢の1つである。しかし、相手が本当に写真を削除したかどうかは確認できない。今後、ネットに名前と共に画像を載せられたりする可能性もないとは言えない。このリスクについては本人にも理解してもらうべきだろう。今後のことを考え、警察に相談することも勧める。

ポイント

友達やインターネットで知り合った人に対して、自分の裸の画像を送信してはいけない。1対1のやり取りだったとしても、デジタル情報はコピーや転送が簡単にできてしまうため、不特定多数に対して情報を発信していることと同じだと言えるのである。児童ポルノの被害者にも加害者にもならないために、青少年が責任ある行動をとることができるように指導が必要だと感じた事例である。

相談内容(2014年11月・保護者・青少年女子)

娘が頻繁にスマホのメールをチェックして手放さずにいるので、どうしたのかと思い、メールのやり取りを見て、同級生の男子生徒に自分の身体の写真を送っていることがわかった。相手に頼まれて複数送っている。相手の写真はない。写真を送った後、娘からは画像を消してほしいと伝え、男子生徒からも消したとの返事がある。これからどのような対処をしたら良いか。

アドバイス

どんなことがあっても裸の写真を他人に渡してはいけない。18歳未満の裸の写真をメールで送信して渡すことも、児童に裸の写真を送らせることも法律違反の可能性がある。法律を知らなかったでは取り返しがつかないこともある。一刻も早く写真の処分を相手にお願いして娘さん自身で確認すること、他人に転送していないかを確認をすることを勧める。相手は同級生であるため、本人同士で話し合うことで解決できる可能性があるだろう。その後、解決したときや、あるいは問題が解決しないなどの場合には学校に相談したり、同じことが起こらないように学校全体に注意喚起をしてもらうのも良い。それでも心配であれば警察に相談することも可能だろう。

ポイント

相手がよく知っている人であっても、裸の写真ではなく顔の写真を送ってほしいと言われたとしても、絶対に相手の言いなりにならないように注意すべきである。どんな写真でも、一度相手に渡れば、それがどこで、どのように使われるかは自分自身でコントロールできないからであり、送信先の相手が削除したと語っても、それを証明する方法がないからである。今回の事例のように、娘の行動を見守り、そのわずかな変化を見逃さず、その場でチェックする保護者の姿勢こそ、問題を深刻化させない第一歩だろう。

相談内容(2014年10月・青少年女子)

ゲームアプリで知り合った人に相談にのってもらった。その人が女性だと思って自分の体の写真を送ってしまった。相談にはしっかりのってくれたが、その人から実は自分は男であると知らされてから連絡が取れなくなった。相手には名前と住んでいる地方も教えた。送った写真は流出されてしまうのか。

アドバイス

相手に送信した画像や情報は取り戻すことができず、相手の行動を制するのは大変困難である。相手が女性であっても、事情があったとしても、18歳未満の裸の写真をインターネットを通じて送ることは法律に触れる可能性のある行為である。今後の対策として、まず相手に伝わっている情報が何かを整理し、相手とのやり取りを消さずに保存しておくと良い。相手に伝えた自分のこと、渡した写真やこれまでのやり取りを揃えて、早急に近くの警察に相談してほしい。写真が万が一インターネット上に無断で掲載された場合には、削除依頼などの対処をすることになる。

ポイント

インターネット上では年齢、性別、性格までも簡単に偽ることができる可能性について考えさせられる事例である。顔が見えない相手には、家族や身近な友人には言えない悩みも気軽に相談することができてしまうのかも知れない。しかし、顔が見えない相手に親切に近づいてくる行為にこそ、落とし穴があることを、青少年にはしっかり認識してほしい。相手が誰であっても、18歳未満の裸の画像を送信することは法律違反となる可能性を、家庭でも話し合いをし、知識を身につけておく必要がある。

相談内容(2014年9月・青少年女子)

アプリで知り合った相手が写真を送ってきたので、自分も友達と写っているプリクラを送った。お互い保存はしない約束だったのに、相手は保存をしたようだった。約束が違うとメッセージを送ったが、胸の写真を送ってくれたらプリクラを消すと言ってきた。それも保存されると思い嫌だと返事をした。その後連絡がない。プリクラは悪用されたりするか。

アドバイス

プリクラの悪用については可能性がないとは言えない。自分の手を離れてしまった以上、コントロールができない。犯罪の可能性があるので、警察に相談に行くこと。できれば親も一緒のほうが良いと思うが、難しければ一人で行っても良いだろう。家族や学校に知られるのが心配であれば、その心配を先に警察でも話すと良い。相手とのやり取りは消さずに残しておき、嫌だと断った箇所、胸の写真を要求された箇所は、念のためスクリーンショットを取っておき、写真も証拠として保存しておくことを勧める。

ポイント

リアルの世界で付き合った相手ではなく、ネット上で出会った相手だからこそ「恥ずかしい」感覚が鈍り、現実の実感を伴わないで「プリクラぐらいなら、大丈夫だろう」と思いがちかもしれない。しかし一度写真を送れば、それを次の要求への踏み台にする例は実に多い。少しでも好感を抱く相手であれば、仲が悪くなるかもしれないと不安になったりするかもしれないが、相手のペースに乗せられてはいけない。自分が嫌なことは絶対に嫌だと伝える勇気こそ、自分自身を守る方法であると忘れないでほしい。

相談内容(2014年7月・青少年女子)

ネットで知り合った男性に性的な画像を送ってしまった。学生証を見せないと画像をばらまくと言われ学生証を見せてしまった。今も画像や動画を要求されている。やり取りを止めようとしたら、学校などに写真をばらまくと言われた。親にも相談できずに困っている。

アドバイス

相手に送信した画像や情報は自分でコントロールすることはできない。送った画像や情報を取り戻すことも、相手の行動を制することも、大変困難であることをしっかり覚えておいてほしい。相手に渡っている個人情報が何かを思い出し、姓名、学校名、住所、メールアドレスなど、何が相手に伝わっているかを一覧できるようにまとめると良い。相手から脅されている以上、早急に近くの警察へ相談に出向くべきだろう。一刻も早く問題を解決するには保護者の協力も必要だろう。相手に送信した画像がインターネット上に無断で掲載された場合には、肖像権の侵害やプライバシー侵害に当たる。掲載された場所が分かれば削除要請を行う方法もある。

ポイント

見ず知らずの相手に「性的画像を送ってしまう」気持ちにさせるものとは、何だろう。同性を装って相手が近づく場合もあるだろう。自分が打ち明ける悩みに真剣に耳を傾け、適切なアドバイスをしてくれる相手かもしれない。最初に相手から裸の画像を送ってくることで警戒心が薄れる場合もあるだろう。どんな状況であっても、相手が写真を送って欲しいと言うのは危険な入り口であることを忘れないでほしい。そして一度流出した画像をすべて回収するのは不可能に近いことも肝に銘じてほしい。

相談内容(2014年5月・保護者・青少年女子)

娘が利用しているスマートフォンを見たところ、友達とのやり取り以外に、男子とやり取りをしていることがわかった。それだけなら良いのだが、相手から裸の写真を見たいというメッセージに下着姿だけならと、送った形跡がある。ただし、写真は残っていないので本当に送ったのかは確認できない。交際自体を否定するつもりはないが、今後エスカレートしないためにどうしたら良いか。

アドバイス

裸の写真は絶対に他人に渡してはいけないと指導してほしい。下着姿であっても、送った側も、要求した側も児童ポルノ禁止法に抵触している可能性がある。子供だから知らなかったでは済まなくなることを本人に認識してもらう必要があるだろう。娘さんには正直に話してもらい、どんな写真を送ったのかを確認する。相手には送った写真を確実に削除してもらうことを娘さんから強くお願いすること。送った写真は取り戻せない。相手が消したと言っても本当に削除されたのか確認することは難しく、写真の転送、コピーなど、自分ではコントロールができないことを娘さんに理解を促してほしい。送った写真の内容や、相手の今後の対応によっては、警察に相談することもできる。

ポイント

自分の下着姿・裸の写真を他人に渡してしまうことが、後々どのようなトラブルに発展する危険性があるのか、青少年には知識をしっかり身につけてほしい。カメラでの撮影やメールのやり取りが簡単にできる機器やアプリは、青少年にとっては友達同士のコミュニケーションに便利なツールであるが、安易な行動をとらないように、保護者の管理と見守りは重要であろう。親子でよく話し合い、利用ルールを定めるとともに、ルールが守られていることを確認する機会を持つことも必要である。

相談内容(2013年12月・青少年女子)

誰と繋がるか分からないチャットアプリで、高校生を名乗る人と繋がり会話をしていたが、顔を見せて欲しいと言われたので高校生ならいいかと思い載せた。すると体を見せないとネット上で悪い噂をつけて流すと脅された。学校にも行けなくなると言われた。安易に載せたことを反省し、とても怖い思いをしている。

アドバイス

どのような要求や脅しをされても、今後は毅然と対処する。これ以上個人情報を相手に伝えないようにし、嫌だと言う気持ちをハッキリと相手に伝えること。脅す行為や、裸の写真を要求されているのであれば犯罪性があるため、警察に相談することを勧める。その場合、相手とどのような経緯で知り合ったのか、現在はどのような手段で連絡をとっているのかなどを整理し、これまでやりとりしたメッセージは消さずに保存して相談に行くと良い。

ポイント

インターネットは、今まで知り合ったことがない人たちと簡単に知り合い、情報交換ができる場所であるが、お互いに顔が見えないために、性別や年齢を簡単に偽ることができる。悪意を持って近づいてくる者もいる。知らない人には写真も含め、個人情報を安易に渡してはいけない。ネットの交流の楽しみやメリットは、トラブルを回避しながら安心・安全に利用できて初めて得られるものだとしっかり認識してほしい。

相談内容(2013年10月・青少年女子)

数年前にチャットサイトで知り合った相手に家と携帯の番号を教えた。プリクラも送ってしまった。最近、ショートメッセージサービス(SMS)でメールが送られてきて何回かやり取りをした後、無視をしていたら、番号やプリクラを悪用してネットに晒すぞと脅された。悪用されたくなかったら卑猥な画像を送れと言われた。画像は絶対に送るつもりはない。着信拒否だけでは無意味だろうか。警察に相談すべきか。

アドバイス

相手が知っている自分の情報を整理して、それに応じた対処をとることになるが 「絶対に送るつもりはない」という気持ちは何より大切である。以前に送ったプリクラ画像は削除してほしいことを相手に伝えられると良い。今後も脅しが続くようならば、メールの内容を保存して、近くの警察署に相談すること。相手からの電話には出ない。必要ならば、家の電話や携帯電話番号の変更、相手の電話番号を指定して着信拒否等を検討する。今回のことを家族に話し、周りの大人に助けを求めることもとても大事である。

ポイント

ネットで知り合った相手との交際では、相手の要求を断った途端に態度が変わり、怖い思いをしているという相談が寄せられる。強要や脅しには応じてはいけない。相手に知られている情報に応じて、物理的に対策できることに確実に手を尽くすこと、そして、必ずまわりの大人に相談することが大事である。

相談内容(2013年7月・職場職員・青少年女子)

生徒同士がメッセージアプリで友達グループを作りやり取りしていたところ、一人の女子生徒がグループ内の相手に要求されて、顔写真と顔が映っていない上半身裸の写真を送ってしまった。相手からも写真が送られてきたが、それは雑誌の切り抜きだった。このような相手の行為は児童ポルノ禁止法に違反しないか?写真がどこかに残っていたとすると、悪用されたりばら撒かれたりしたら大変だが、どのように対処したら良いのか。

アドバイス

相手に強要して裸の写真を送らせることは児童ポルノ禁止法に抵触する行為である。写真の送信先を確認して、グループ全体に送っていたら一人一人に写真の処分のお願いをする必要がある。生徒が特定できれば個別に指導をした方が良い。法律違反の恐れがあるため、学校全体に向けて注意、指導も必要かもしれない。警察が関与しない限り、送った相手を特定してデータを削除させることは難しい。今、学校としてできることは、関わった生徒、やり取りの履歴を把握して注意・指導をすることであり、同じ間違いを繰り返さないように指導することであろう。今後、万が一、写真がばら撒かれてしまったとしたら、そのときには削除依頼をしたり、警察への相談が必要になる。

ポイント

相手からどんな要求があったとしても、裸の写真は送ってはいけない。送った後、十分に考える時間ができたら、拡散されたらどうしようと後悔をすることになり、将来にわたって不安な思いを抱き続けることになるだろう。インターネットのやり取りは迅速性があるので、いま起きている行動を将来のことと結び付けて考える時間がないまま、個人情報(写真を含め)を教えてしまうことが多い。自分の行動には自分で責任を持たねばいけないので、責任を持つために、自分の行動をしっかりと把握し、送っても良い情報なのか、必要な情報なのか、落ち着いて考えてから情報を発信するよう心がけてほしい。

相談内容(2013年3月・青少年女子)

チャットで知り合った男性に、住所、名前、メールアドレス、電話番号を教え、自分の裸の写真も送ってしまった。メールアドレスは変更し、相手の電話番号を指定して着信拒否設定をした。相手から数回電話がかかってきたが、その後はかかってこない。最近のニュースを見て、個人情報を伝えたトラブル、写真を送ってしまったトラブルを知り心配になって電話した。こんなことは絶対にやめようと思っている。親には話していない。

アドバイス

送ってしまった写真がどのように使われるかは予想できない。もし仮に悪用されたり脅されたりしたならば、相手のメールアドレスや電話番号を持って警察へ相談できる。ただし、すでにメールアドレスは変更済みで、特に心配な事が起きていないのであれば、用心する必要はあっても、過度な心配はせず見守ってみてはどうか。親には話していない状況であるが、相手に住所を伝えた以上、機会をみて親にも説明してはどうか?話すことで自分自身も楽になるのでは?と伝えた。

ポイント

チャット等で相手が自分の話に熱心に耳を傾けてくれていると、自分が相手に受け入れられているような錯覚が生まれてくる。オンラインでのみ繋がっている相手が、本当はどんな人なのかは分かりにくいにもかかわらず、相手の要求に応えてしまう例が増えている。相手の言動に不安を少しでも感じたら、そこで立ち止まる勇気と、現実の世界で保護者や友達に相談する姿勢を忘れてはいけない。

相談内容(2013年1月・保護者・青少年男子)

息子がネットで知り合った複数の女子に性的な動画を送らせたり、卑猥な会話をしている。スマートフォンの危険性を良く知らずに与えてしまったことを後悔している。息子本人の名義で契約したが、なぜ未成年でも本人名義で契約できたのかがわからない。携帯を使いこなすのは子供の方が早く、暗証番号は変えられ、ロックもかけられている。
(後日の相談)児童ポルノ規制違反の疑いについて、警察に対応を求める決心をした。相手の女の子たちにも、自分が犯罪の可能性がある行為をしている、犯罪に巻き込まれる可能性がある行為をしている、その事に早く気付いて欲しい。

アドバイス

性的な画像や動画を送らせることは「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」に違反する可能性がある。現在の行動は法律に触れる危険な行為であると伝えてほしい。本人名義での契約は、親権者の同意がなければできないはずであり、法定代理人である母親ができることは沢山あると思われるので、携帯電話会社や警察、弁護士等に相談され様々な方の知恵を借りることでよい方向へ向かうことを願ってる。

ポイント

スマートフォンを子供名義で購入してしまったことへの後悔の気持ちが伺える。警察への相談も勇気のいることであり、子供にとって最大の味方である保護者ゆえの行動であろう。インターネットでの出会いでは相手が見えないため、文字だけならば性別や年齢を偽ることができる。知り合った人が本当のことを言っている確証はない。子供を陥れるために同年齢を装って近づいてくる大人もいる可能性を考え、現在の行動が法律に触れる危険な行為であると自覚してほしいと痛感した事例である。

相談内容(2012年2月・青少年女子)

コミュニティサイトで知り合った成人男性と、メールや電話でやり取りしたあと、実際に会った。その場にはほかにも男性がいて、その男性たちと性的な行為をしてしまった。自分の責任なので反省しており、親にも知られたくないが、相手に対してはモヤモヤした気持ちが残っている。その後、相手とはメールや電話が繋がらない。コミュニティサイト内の掲示板を見ると、その男性から同じような被害に遭った子がほかにもいることがわかった。自分はもう二度としないが、被害にあっている他の子のために何とかしたい。

アドバイス

お話の状況から、警察に被害届を出すこともでき、その場合は保護者にもお話が伝わる点を話した。また、被害届を出すことにより相手が逆上する可能性についても伝えた。ただし相談するだけであれば保護者に知られることはなく、リスクもない。これからの対処方法もアドバイスしてくれるので、まずは近所の警察に出向き、お話を聞いてもらうとよいと話した。男性がコミュニティサイトで交際相手を求めるような行為をしているのであれば、規約違反でサイト運営者に通報することもできると伝えた。

ポイント

ネット上で知り合った相手と実際に会うことの危険性を改めて実感した事例。一部のコミュニティサイトなど、フィルタリングを利用していても遮断されないサイトがきっかけで青少年がトラブルに巻き込まれてしまうのは残念なことである。こうした被害に遭わないためには、自分のことを青少年だと知って近づいてくる異性に対して警戒心を持つことが一番の予防策であろう。ネットに慣れ、大人以上に機器を使いこなせていても、社会での経験不足のために悪意を持った大人によって被害に遭う可能性がある点を、青少年にしっかり指導していく必要がある。

相談内容(2011年6月・保護者・青少年女子)

子供に内緒で携帯電話のメールを読み、知らない人と性的な大量のメールのやり取りをしていることが分かった。携帯電話の使用時間も長く、夜遅くまでメールをしている。どうしたらよいか?子供に携帯を見たとは言えないので電話会社にも相談したら、通信履歴を確認して知ったと言ったらよいとアドバイスされた。

アドバイス

携帯電話を子供に持たせる時に、最初にルールを決めなかったことが今の状態を引き起こしている。携帯電話を使用する上での危険性、インターネットの危険性、どんなによさそうな人でも、文字だけでは分からないこと、知らない人と直接連絡をとることの危険性を話し合い、これからの利用ルールを決めるとよい。家族でしっかり話し合い、ルールを決めて、ルールを守れないようなら契約を変更するなどルールを2重にすると良い。

ポイント

携帯メールを見たとは言えない保護者の悩みがよくわかる。子供には通信履歴サービスを見て知ったと伝えればよいとの携帯電話会社からのアドバイス、そして「こたエール」でルール作りのアドバイスへつながる。保護者・携帯電話会社・こたエールで連携プレーができた事例である。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。