相談事例
削除方法
相談内容(2013年8月・青少年女子)
ネット上に自分が書き込んだ投稿を消したい。投稿した場所は、雑談や恋愛相談の掲示板など多数あり、消せなくなっているものもあり困っている。
アドバイス
ネット上に投稿した情報を削除したい場合には、投稿した場所を管理している人に削除依頼をする。削除依頼をするには、サイトのルールや規約に沿った対応が必要であり、必要事項を読むこと。削除ルールなどがなければ、問い合わせフォームから依頼をしても良い。消したい書き込みのURLと消してほしい理由ををわかりやすく書くと良い。投稿数が多く、全部の投稿を削除してもらうことが現実的でない場合は、住所・名前・学校名など、個人が特定できる情報だけを消してもらうなどの対応も考えられるだろう。
ポイント
ネットに書き込んだ投稿を削除できるのは、書き込んだ本人と管理人・運営会社であるが、本人に削除できる手段がない場合は管理人・運営会社に依頼する。しかし削除ルールが設けられていない場所では、妥当な理由がなければ削除依頼が受け付けられない可能性もある。その投稿は削除されない限りはずっと残り、さらに誰かにコピーされると、他の場所へ短時間のうちに広まる。一時的な気持ちの高ぶりで書き込んだ内容でも、誰かを傷つける可能性があり、同時に自分自身が辛く感じる原因にもなる。書き込むのに費やす時間は数秒であっても、それを消し去る時間は何十倍、何百倍も必要なのだと覚えておいてほしい。
相談内容(2013年7月・保護者・青少年性別不明)
知人のブログに子供や家族の名前等が画像と一緒に出ていたため、それらを削除してほしいと願い出て本日削除対応してもらった。ところが検索すると、依然として結果に表示されているのだが、なぜだろうか。
アドバイス
元の情報は消去されていても、それが検索結果に反映されるには時間がかかることがある。これは検索エンジンシステムの仕組みであり、数週間程度の期間を置いてから、再度検索結果を見ると良いだろう。
ポイント
検索エンジンでは、「クローラー」と呼ばれるWeb巡回ロボットが定期的に世界中のWebページを収集し、データベースに保存している。検索はこのデータベースを対象に行われ、検索結果として表示される仕組みである。検索用のこのデータベースが最新状態に更新されるまで時間がかかるが、元の情報が確実に削除されていれば、しばらくすると検索結果からも自然と消えることを知識として知っておきたい。一刻も早く削除しなければならない状況では、データベースの更新を待たずに検索エンジンに削除依頼をする選択肢もある。
相談内容(2013年6月・保護者・青少年女子)
娘が友達のスマートフォンで、別の友達(A子)のブログを見せてもらったところ、ブログにはA子と一緒に写った自分の写真が掲載されていた。はっきりと顔が分かる写真だったため娘は嫌な気持ちになり、A子に「消してほしい」と伝えた。しかし「何でブログを見たのか」と責められたと言う。このような場合に自分の顔が写っている写真を消してほしいと相手に伝えるのは、一般的な常識から言って正しいことなのか、それとも言ってはいけないことなのかを知りたい。
アドバイス
ホームページやブログ等に掲載する写真で、他人が写っている場合は必ず掲載許可を得ることはネットのマナー上守るべきである。はっきりと顔が分かる写真であり、その掲載を止めてほしい気持ちだとするなら、相手に伝えて掲載中止の対応をしてもうらべきだろう。担任の先生に相談し、インターネット利用のマナーについて注意喚起してもらいながら削除の対応をお願いしてみることを勧めた。
ポイント
インターネットの世界で「知らなかった」では済まされない事柄があり、それらがインターネットのルール&マナーと呼ばれている。この事例のように自分の顔がはっきりと分かる写真が載せられたことで、トラブルに巻き込まれる可能性も否定できない。他人から無断で写真を撮られたり、その写真を無断で公表されたりしないように守られている、これが肖像権である。自分が撮影した写真でも勝手に公開するのではなく、そこに写った人がどんなに親しい人であっても、必ず許可を得ることを覚えておく必要がある。
相談内容(2013年5月・保護者・青少年女子)
ネット上の複数の場所に子供のフルネームと中傷する内容が書き込まれており、消したいのだが、消すことによって相手を刺激してしまう可能性があるので悩んでいる。書き込んだのが誰かは分かっている。子供はこのことはまだ知らないが、噂にならないうちに消したい。
アドバイス
削除するか放置するかで悩んでいるとのことだが、相談者もご存知のとおり削除依頼をすることによるリスクもあるので、どちらがよいかは一概に言えず、当事者しか決められないだろうと伝えた。娘さんに見せたくない、という気持ちが一番強いようなら、リスクも踏まえつつ削除依頼をしてはどうかと話した。削除をする場合は、それぞれのサイトの管理人、または運営会社に削除依頼を出す方法があると説明した。
ポイント
ネット上で中傷を受けてしまった場合、最も望ましい対処は、書き込んだ本人に削除させることであるが、それが難しい場合はサイト運営側に削除依頼をすることになる。しかし、削除をすることで書き込みがエスカレートしてしまうケースや、他の場所にもコピーされ、完全に削除することが困難になるケースもある。こうしたリスクも想定しながら、子供にとって最善の対処を考えて選択する必要があるだろう。
相談内容(2013年4月・保護者・青少年男子)
息子の名前でネットで検索したらSNSの息子のページが出てきた。プロフィールには何も書いていない。投稿も他愛ない内容だったが、名前で検索して出てくるのは好ましくないと息子に伝えてサービスを退会した。退会にあたりIDやパスワードを覚えていなかったため苦労して削除した。ところが現在検索すると、別のサイトに息子の投稿が出てくる。それをクリックすると「ページが存在しない」と出てくるのだが投稿の削除を行いたい。
アドバイス
サイトの説明を読み、削除済みのユーザの情報は定期的に自動的に削除されることが分かった。削除されるまでもう少し待ってみる必要がある。もしそれでも削除されないようであればサイト管理者宛てに連絡をする。尚、他のサービスへの登録がどういう状態かを、この時点で再確認するとよい。特にプロフィールの公開範囲について確認が必要なので息子さんと一緒に確認してほしい。
ポイント
インターネット上のサービスの形態が複雑になり、特にSNSでは連携するサービスが複数存在し、発信した情報が共有されていることがある。その場合の削除依頼は、連携するサービスの1つ1つに対して行う必要がある。情報が掲載されている場所を確認し、それぞれの運営会社の手順に従って削除依頼をすることになる。こうした仕組みのことを知り、慌てずに対処できる姿勢が今後のネット利用では必要になるだろう。しかし、削除依頼をしても完璧に消えるとは限らず、一度出してしまった情報を消すことは簡単ではないことも知っておくべきである。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。