相談事例

交友関係

相談内容(2019年10月・青少年女子)

数年前、SNSグループで知り合った人と個人チャットでやり取りをした。趣味が同じで最初は雑談をしていたが、ある日、顔写真を相手に送ってしまった。後になって調べてみると写真には位置情報が付いていて細かい住所はわからなくとも都道府県や市までは特定されることがあると知り不安になった。

アドバイス

相手に渡してしまった写真や個人情報は取り消すことも、取り戻すことも難しく、拡散されるかどうかも相手次第になってしまう。相手の行為をコントロールすることはできないことをしっかり理解してほしい。今後、個人情報がインターネット上に投稿されたり悪用されるようなことがあれば、その時に最善の対応をとることになる。今回の経験を生かし、インターネットで知り合った人に安易に個人情報を伝えることは控えてほしい。

ポイント

デジタル機器で撮影する写真には、撮影した場所や日時、シャッタースピード、解像度、機種名などを記録することができる。これらはExif(イグジフ)情報と呼ばれる。便利な機能だが、 インターネット上に載せたり、誰かに送信するときには注意が必要である。 撮影時に端末のGPS(位置情報)がオンになっていると、撮影場所の特定につながる情報が知られてしまう。サービスによっては位置情報などが自動的に消去されるものもあるが、十分に注意を払ってほしい。

相談内容(2019年7月・青少年女子)

数年前、オンラインゲームで出会った人と仲良くなり、メッセージアプリの連絡先を交換した。相手も女の子でお互いに写真を送り合ったりした。トラブルも起きていないが、交換した写真の中には制服姿もあり急に不安になった。

アドバイス

相手に伝えた個人情報や送った写真を取り戻すことは難しく、 どのように使われるのかは相手次第である。自分ではコントロールできない。本人に無断で顔写真を拡散するような行為は、権利を侵害する行為である。万が一、自分の顔がはっきりと分かるような写真をインターネット上で無断で掲載されているのを見つけた時には、その時に削除の対応をしていくことになる。

ポイント

インターネットで知り合った相手に個人情報や写真を送ってしまった後で不安を抱えてしまう青少年からの相談は非常に多い。相手に渡してしまった情報を取り戻すことは難しいが、このような体験は、自分自身のインターネットの使い方を見直したり、インターネットとの安全な付き合い方を考えるきっかけになるだろう。インターネットの世界も、現実の世界と同様に、危険な場所もあれば悪意を持った人もいる。現実の世界で危険だと思う行為は、インターネットの世界でも危険だと考えてほしい。困ったときには一人で抱え込まずに、信頼できる身近な大人に相談して助けてもらうことが大事なことである。

相談内容(2018年8月・保護者・青少年女子)

娘に写真共有アプリなどのSNSの利用を許可しているが、最近その使い方が気になっている。友達との共有アカウントを多数作ったり、知らない人とやり取りをしたり、趣味で知り合った人とグッズの取引をしている。知らない人に個人情報を教えたりするのは危険だと思うが、注意をすると喧嘩になってしまう。危険な使い方をしてほしくないのだが、どこまで許容して良いのか。

アドバイス

SNSの利用は、学齢によってはフィルタリングを利用することで制限される。これは一般的にはコミュニケーション能力がまだ未熟な子供にはふさわしくないと判断されているためである。子供にとってSNSの全面禁止が受け入れられないと思われる場合は、妥協点を話し合うのが良いだろう。知らない人との出会いの危険、個人情報を悪用される危険など、どんな行為が危険なのかを具体的に盛り込んだ利用ルールを決めることを勧める。

ポイント

インターネットを通じたコミュニケーションが日常的になり、SNSの利用ルールについても親子で話し合うべき重要な事柄になっている。忘れてはならないのは、SNSは知らない人と出会うための道具ではないという点である。何のためにSNSを利用するのか目的をはっきり決めたうえで、どうしたら楽しく安全に付き合えるのかを話し合ってほしい。心配事が起きたときには躊躇せず保護者に相談することもルールとして決めておくと良いだろう。

相談内容(2018年7月・青少年女子)

あるグループのファンだけが入っているSNSグループがあり、私とその相手が同じ都道府県に住んでいることから個別の会話をするようになり仲良くなった。相手は同性で学年も知っている。ある日今度遊びに行こうと言われた。遊びに行きたいが、初めて会うことを考えるととても不安になる。やっぱり行かないほうが良いのかなと思う。

アドバイス

インターネット上のやり取りでは相手の顔が見えない。相手が写真を送ってきたとしても、それが本当かどうかの確証はなく、会わない選択が正しいだろう。これまでのやり取りについて保護者や家族にも意見を聞き、参考にしてほしい。一緒に出かけることになったとしても、一人で行くのではなく保護者や家族と一緒に行動してほしい。

ポイント

インターネット上では共通の趣味を持つ人と簡単に知り合うことができる。会話が弾めば直接会って話しがしたくなることもあるだろう。学校の同級生とは違う楽しみがあるかもしれない。しかし、顔が見えない以上、相手の年齢や性別を確かめることは難しく、相手が人格を偽っていたとしても見極めることが難しい。普段から学校で会っている身近な友達とはまったく違うことをよく理解し、インターネットで知り合った人との交際範囲はインターネット上だけに留めておくのが安全だと考えてほしい。

相談内容(2017年11月・青少年女子)

友達募集アプリで知り合った人と連絡先を交換をして友達になった。その人から「写真を見せて」と言われ、写真加工アプリで撮影した写真を送った。すると、「かわいいね」と言われ、次に「全身を見せて」と言われた。全身は嫌だと思い、返事をしないでいると、「だめなの?」と言われた。相手とは直接会ったりしていないので、どこの誰でどういう人かはわからない。これからどうしたら良いか。

アドバイス

すでに送ってしまった写真は取り戻すことができない。相手に渡した写真がインターネットに載せられてしまう可能性もあり、全身の写真を拒否したことは正しい対応である。今後、やり取りを続けることで、さらに写真を要求されるかもしれない。もしも洋服を着ていない写真を要求されて送ったりすると児童ポルノ禁止法違反になってしまう。相手をブロックして一切関わらないことを勧めるが、一人だけでやり取りをするのではなく、保護者の方に相談して一緒に対処してほしい。

ポイント

インターネットを介して出会う相手の性格や本当の目的を見抜くことは大人でも難しい。最初は相手が良い人だと感じられたとしても、要求に応じて自画撮り写真を渡してしまった後で、悪用や脅しへと発展した事例も数え切れない。顔写真も大切な個人情報だと理解し、撮影することも踏みとどまってほしい。出会いに繋がるアプリの多くは、利用規約によって年齢制限が定められていたり、連絡先の交換が禁止されている。それは、規定の年齢に達していない青少年が利用するには危険が伴うということである。利用規約の意味を理解し、ルールは必ず守ってほしい。

相談内容(2017年8月・青少年女子)

SNSを通じて仲良くなった人と、メッセージアプリでやり取りをするようになった。相手から会いたいと言われたが、危険なことだと思い、すぐには会えないと伝えていた。その後もメッセージのやり取りが続いたが、相手が通話をしたいと言ってきたので、親にばれて一切関わりを持たないよう言われたと嘘をついた。相手をブロックしたが、付きまとわれたり、個人情報をばら撒かれる可能性があるのが怖い。

アドバイス

自分自身がSNS上に公開していた情報や相手に伝えた情報を取り戻すことは、ほぼ不可能である。また、その情報がどう使われるかは相手次第である。相手が利用するのを止めさせることも難しいと考えてほしい。SNSの過去の投稿などから、個人を特定される可能性もないとは言えないだろう。万が一、身近で不審な人に出会うようなことがあれば、一人で解決しようとせず、身近な大人にお話して、警察へ相談してほしい。インターネットで知り合った人に個人情報を伝えてしまうと様々なトラブルに発展する可能性がある。今後、インターネットで知り合った人には安易に個人情報を伝えないよう、あらためてインターネットを利用するための正しいモラルやルールについて考えてほしい。

ポイント

インターネット上で知り合った人と直接会った結果、青少年が被害者となるような事件、トラブルが実際に起こっている。この事例のように、会う前に連絡を絶ったのは適切な対応だったと言えるだろう。インターネット上では、危険だと感じたら相手から離れることが自分を守ることに繋がる。しかし、すでに相手に伝わった個人情報を取り戻すことや、それがどのように利用されるのかをコントロールすることは難しい。インターネット上の気軽なやり取りであっても、自分のプライバシーは自分でしっかりと守る意識を忘れてはならない。

相談内容(2017年5月・保護者・青少年女子)

娘がスマートフォンのゲームで知り合った人と、SNSやメッセージアプリでやり取りをしている。スマートフォンのルールでは、時間制限を決め、メッセージのやり取りをして良いのは知り合いのみという約束だが、どちらも破った使い方である。保護者が寝た隙にスマートフォンを使っている形跡がある。スマートフォンを一旦取り上げ、SNSとゲームを削除したが、娘が落ち込んでいるので可愛そうになり、どうすれば良いか結論が出ない。

アドバイス

SNSやメッセージアプリには年齢制限があり、スマートフォンやフィルタリングを正しく設定することにより、利用を制限することができる。もう一度、スマートフォンのルールを決めることを勧める。ネットで知り合った人とはネットの中だけの付き合いに留める、個人が特定できる情報は伝えない、会わない、履歴は保護者が見るので消さない、などのルールを決め、ルールが守られなかった場合のルールも二重に決めておくのが良い。フィルタリングの設定についても見直すことを勧める。

ポイント

SNSは便利なコミュニケーション手段の1つだが、知らない人と出会うための道具ではないことを青少年はしっかり意識してほしい。趣味が合って最初は楽しくやり取りをしていたとしても、相手から要求されて顔写真や裸の写真を送ってしまったり、実際に会ったことによるトラブルが後を絶たない。保護者は、顔が見えない相手と繋がることのリスク、そしてインターネットやSNSとの安全な付き合い方を子供と一緒に話し合ってほしい。トラブルに出会ったときには躊躇せず保護者に相談することもルールとして決めておくと良いだろう。

相談内容(2017年2月・保護者・青少年女子)

子供がスマートフォンでSNSを利用しているのは知っているが、詳しくは把握していない。この前、画面に通知が出ていたので覗いてみると、知らない人とやり取りをしているように見えた。子供には、知らない人とは関わるなと繰り返し伝えているのに、相手をブロックしていないのは、子供も興味があるからなのだろうか。相手にも子供にも知られずに、相手から連絡できないようにブロックしたりできるのか、どう対策すれば良いか。

アドバイス

届いているメッセージが実際は何なのか、状況を正確に理解する必要があり、親子での話し合いは不可欠だろう。一度、スマートフォンをどのような目的で利用するのか、どのようなアプリを入れて良いのか、やって良いことといけないこと、などを親子で見直すことを勧める。保護者の想定外の使い方をしているのであれば、機械的に対応するだけでなく、きちんと話し合ってルールを決める必要があるだろう。

ポイント

子供に専用のスマートフォンを持たせている家庭では、子供がどのようにインターネットを利用しているのか、どんな相手と交流しているのかについて、利用ルールを決めていたとしても、すべてを把握するのは困難だろう。だからこそ、日頃から親子でコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていることが大切である。心配事が起きたときに子供が安心して保護者に相談できること、子供のプライバシーに配慮しながら、危険な兆候を感じたら保護者が介入できることが望ましい。子供専用のスマートフォンであっても、その利用状況を適切に管理し、危険から子供を守るのは保護者の大切な役割である。

相談内容(2017年1月・青少年女子)

チャットアプリで個人情報を交換し、自撮り写真を送ると、今すぐ電話に出ないと学校に電話すると脅された。相手のアイコンが、自分の送った自撮り写真になっていて怖くなり、相手をアプリ内で通報し、アプリを消した。

アドバイス

送ってしまった情報を取り戻すことは、ほぼ不可能だと考えてほしい。渡してしまった情報を相手が利用するのを止めることも難しく、自分の手を離れてしまった以上は、自分でコントロールできるものではない。実際に、相手は自撮り写真をアイコンに利用している。アプリ内で通報してアプリを消したのは正しい対応である。今後は一人で対応しようとせず保護者の方にお話して、相手からの電話やメールに一緒に対応してもらうと良い。相手に渡した情報によって、脅されたり、悪用をほのめかされたりした場合には、迷わずすぐに警察に相談してほしい。そのときのためにも、相手のことで知っている情報を消さずに保存しておくと良い。

ポイント

インターネットで知り合った相手の本性を見極めるのは大人でも難しい。最初は楽しいかもしれないが、連絡先や個人情報を教えてほしいと言われたら断る勇気が必要だろう。執拗に要求されたら相手ブロックするなどして身の安全を守ってほしい。アプリによっては対象年齢のレーティングが設定されているものや、年齢制限が設けられているものもある。年齢制限を無視せず、自分が安全に利用できるアプリかどうかを確認することが大切である。トラブルに出会わないために、正しいモラルやルールについてもしっかり考えられると良い。

相談内容(2016年7月・青少年女子)

1年以上前にメル友と趣味の話をしたり写真も送り合ったが、その後、自分から無視し連絡先も変えた。しかし、最近SNSを見つけられてしまった。SNSメッセージのやり取りで、約束どおり会おうと言ってきた。拒否すると学校に報告すると脅された。友達のSNSにも連絡してくる。今はSNSアカウントを消したが、どうしたら良いか。

アドバイス

送ってしまった写真や個人情報を取り戻すことはほぼ不可能である。万が一、顔がはっきりと分かるような写真をインターネット上に無断で掲載されているのを見つけたら、その時に削除の対応をすることになる。相手とのやり取りや連絡先は消さず、スクリーンショットなども利用し保存しておくと良い。これまでの経緯、相手に伝えた情報、相手のことで知っている情報等を紙に書いて整理しておく。相手には既にはっきりと意思を伝えているので、これ以上の会話は慎んだ方が良いだろう。今後もし相手から脅されるようなことがあった場合には、すぐに自宅近くの警察へ相談してほしい。その際には、これまでの経緯のまとめ、保存したスクリーンショット画像等を持参すると良いだろう。

ポイント

公開しているSNSの情報とメル友が知っている情報が一致したことで連絡が届いたものと考えられる。インターネット上に個人情報や個人が特定できる情報を掲載することが危険に繋がる行為であることがよくわかる事例である。たとえ公開している情報が断片的なものであっても、その情報を組み合わせることで、個人を特定する情報になることもある。公開範囲を設定していたとしても、そこから漏れてしまうことも考えられるので、自分の身を守るためには個人情報を公開しないという行動が必要になる。さらに、自分以外の家族や他人の個人に関する情報も、本人の許可なく掲載してはいけない。

相談内容(2016年5月・青少年女子)

インターネット上で知り合った男性とSNSで直接会話をしていた。写真を要求され、相手から写真が送られてきたので、相手に悪いと思い自分も多少顔が見えるものを送った。会話が終わった後で、インターネットで放送していたことを告げられ、相手が送ってきた写真は他人のものだと言っていた。自分との会話や写真が本当にインターネットで放送されてしまったのだろうか。その放送されたサイトで検索をしてみたのだが見つからない。

アドバイス

検索をしても見つからないのであれば、考え方の1つとして放送されていなかったと思うこと。仮に放送されていても、検索をしても出てこない以上は、他の人の目に触れる機会も少ないのではないか。その他には、相手に連絡をして、消してもらうこともできるが、そのような行為をしている相手がルールを守った行動をしてくれるとは限らず、更なるトラブルに発展する可能性もあるので、慎重に判断してほしい。もし、今後自分の写真や映像が見つかった時には、放送されたサイトでは、今回のような行為は禁止されているはずなので、運営側に削除のお願いをすることができるはず。ただし、削除をするかどうかは運営が判断することなので、必ずしも望み通りになるとは限らないことも知っておいてほしい。

ポイント

インターネットでは気軽に友達を見つけることができるが、相手が自分と同じ目的でインターネットを利用しているとは限らない。悪意を持った人も大勢いることを知り、個人情報は絶対に明かさない、教えないことが、自分を守るために必要な行動である。インターネットは国境さえも瞬時に超え、発信をしたその情報は瞬く間に広がる、その特性を忘れないでほしい。

相談内容(2016年4月・青少年女子)

ネット上で出会った人に、実際に会わないと写真とSNSのIDをばらまくと言われた。

アドバイス

一度相手に伝えた情報を完全に取り戻すことは不可能に近い。自分の個人情報の取り扱いには今後、十分に注意してほしい。相手の言うことが本当かどうかは分からないが、脅す行為は犯罪であるため、迷わずに警察に相談してほしい。相手に伝えた情報(写真、連絡先、住所、学校など)を整理して紙に書いてまとめる。次に、相手のことで知っている情報も紙に書き出し、相手とのやり取りは消さずに保存しておく。携帯電話・スマートフォンを持って近くの警察へ行き、今後の生活上で気をつけるべきことを相談する。できれば保護者の方にもお話して、一緒に警察へ行くことができれば一番良いだろう。

ポイント

個人的に渡した情報であっても、渡した相手の使い方によっては止めることができないトラブルに発展することもある。知り合った相手から個人情報を求められた時には、安易に教えるのではなく、なぜ個人情報をほしがっているのかを考えてほしい。そして、トラブルの相手がネット上だけの関係であっても、相手に伝わった情報に応じて、現実生活での身の安全を考えることが何より大切である。青少年は一人で解決しようとせずに保護者に相談してほしい。SNSの利用は楽しいことばかりではなく、この事例のような危険と隣り合わせの一面があることを理解し、慎重に行動するべきである。新学期や新入学を機に、SNSの利用ルールについても家庭で話し合えると良い。

相談内容(2016年1月・青少年女子)

ネットで交際を始めたが、会うのも怖いし、頻繁に連絡を取りすぎて勉強や睡眠時間が減ってしまっている。メッセージアプリをブロックすればすぐ終わるが、SNSもフォローされていて、いきなり連絡を取るのをやめても大丈夫なのか。相手とは写真も送り合っている。

アドバイス

相手には勉強に集中したい気持ちを正直に伝えてほしい。まだ会ったことがない相手から会うことを誘われているのだとしたら、絶対に一人で会うべきではない。SNSで相手をブロックすることで相手との関わりを絶つことは可能だろう。もしも相手が怒ったり、脅してきた場合には、家族にお話ししたうえで警察に相談してほしい。相手に渡した写真については、削除してほしいと伝えることはできるが、本当に相手が削除したかどうかを確認する方法はない。写真を相手が利用することを止めることも難しい。自分ではコントロールできないことを忘れないでほしい。万が一、写真がネットに掲載されてしまった場合には、その時に一番適切な対応を考えることになる。

ポイント

インターネットは日常生活にも浸透し、インターネット上で他人と知り合うことも普通の出来事かもしれないが、その出会いがトラブルの原因にならないように注意したい。交際を続けたくないと思ったら、付き合いを止める理由をはっきりと伝えるのがマナーであり、相手に送付した写真の削除もお願いすることができると良い。ただし、相手が本当に削除するか否かは、自分ではコントロールできない。インターネットの世界は自己責任が原則であり、インターネットを介した出会いでは、自分の個人情報は自分で守る姿勢が大切である。

相談内容(2015年11月・青少年女子)

ネットで仲良くなった人と通話アプリのIDを交換し、顔写真を送ってしまった。相手は写真とトーク履歴をネットに載せると脅してくる。相手をブロックすると写真をばらまくとも言ってくる。どうすれば良いか。

アドバイス

相手に渡した情報を取り戻すことは大変難しい。相手に送った顔写真も、どのように使われるかは相手次第であり、利用を止めることも難しい。 自分の手を離れてしまった情報は自分でコントロールできるものではない。相手に伝えた情報、相手について知っている情報を整理したうえで、今後の対処を考えることになる。相手から送られてきたメッセージ内容は、念のため画面保存等で証拠として残しておくと良い。インターネットで知り合った人に自分の情報を伝えてしまうと、思わぬ心配事に発展する可能性がある。今後は安易に個人情報を伝えたり、写真を要求されても送ることのないよう注意してほしい。今回の心配事は、一人で抱えずに保護者にお話しして、家族の協力を得ながら対応することを強く勧める。

ポイント

インターネットを介して知り合った相手が自分の話しに耳を傾けてくれる。もしも、その居心地の良さを感じているとしたら、それは危険な入口かもしれない。相手の性別を本当に見抜けるか、相手の話の内容にウソがないと断言できるか、常に自問自答してほしい。今回の事例のように相手が脅してきたとしても、絶対に一人で解決しようとせずに保護者に相談する、保護者に話しにくかったら誰でも良いから周囲の人に相談してほしい。独りよがりで相手を「良い人」と感じれば、それとは反対の意見に気付きにくくなるだろう。不安がよぎったら、まず誰かに相談してほしい。

相談内容(2015年7月・青少年女子)

友達掲示板で知り合った男性と連絡先を交換した。やり取りを重ねていくうち、 会おうと言われた。そこで会う約束をしてしまった。しかしよく考えるととても危険なことだと分かった。断ってやり取りを止めたい。相手に納得してもらい問題が起きないで断る方法はあるのか。写真を送ってしまい 悪用されないか不安。

アドバイス

相手に送信した写真を完全に取り戻すことは不可能であり、相手が写真を悪用するかどうかをコントロールすることができない。相手にお願いして写真を削除してもらうことはできるが、本当に削除したのかどうかを調べる手段がない。万が一、写真を勝手に使ったのが分かった時に、その対応を考えることになる。やり取りを止めたいと思っている気持ちは、はっきりと伝える。相手からメッセージが届いても、きっぱりと関わらないことが大事だろう。状況によっては相手をブロックする方法もある。

ポイント

ネット上でのやり取りであっても、回を重ねると相手への警戒心が薄れてしまう、これこそ要チェックポイントである。自分の写真を一度渡してしまうと、それがどこでどのように使われるかを自分でコントロールできなくなる。顔がはっきりと写っていないから大丈夫だろうと思って送信した写真をきっかけに、相手の要求がエスカレートする場合もある。やり取りを止めたいなら、その気持ちを自分の言葉で、しっかりと相手に伝えるべきだろう。しかし青少年の場合は、どのような状況でも一人で判断するのは避け、保護者や身近にいる大人に相談することも忘れないでほしい。

相談内容(2015年4月・青少年女子)

インターネット上で知り合った相手とメールアドレスを交換し、やり取りをした。顔写真が見たいと言われ送ってしまった。相手からは受け取っていない。その後、会おうと言われて怖くなりメールアドレスを変更した。もう相手とは一切連絡をしていないが写真を悪用されないか心配。写真以外には、下の名前と住んでいる都道府県を教えた。

アドバイス

相手に渡した写真を取り戻すことは難しく、相手がどのように使うのかをコントロールすることもできない。悪用の心配については、今後、悪用されることがあれば、そのときにしっかり対処する。たとえば、ネットに掲載されていたら削除依頼をするなどの方法がある。安易に写真を渡したことは反省し、今後は同じ失敗を繰り返さないように注意してほしい。

ポイント

インターネットを通じて知り合った相手とは、気軽にやり取りができる一方、詐称も簡単であることから、相手の顔、年齢、性別、性格までを知り得ることは難しく、後で心配事につながることも多い。知らない相手に個人情報を教えたり、写真を渡すことにより、後々どのようなトラブルに発展する危険性があるのかを考えて行動すべきだろう。心配事が起きてしまった場合は、相手に伝えた情報、相手のことで知っている情報を整理して、伝えた情報に応じて対処する。一人で解決することが難しいと感じたら、心配事を大きくしないために保護者に相談をすることが望ましい。

相談内容(2015年3月・青少年女子)

ネットで知り合った人に自分の顔写真を送ってしまった。相手は、もう顔写真は消したと言っているが、もしそれが嘘で、ネットで流出されたりしたらどうしようかと不安。顔写真以外の個人情報は伝えていないが不安で対応に悩む。

アドバイス

写真も含め、相手に伝えた情報は、取り戻すことも利用を止めることも難しい。どのように使われるのかを事前に知ることもできない。もしも知らないところで利用されていたとしても、それを見つけることも困難である。ただし、今後、自分の写真などがインターネット上に掲載されているのを見つけたら、そのときに、載せられた場所へ削除依頼をするなどの対処をすることになる。相手から脅しのような行為があれば、すぐに警察へ相談してほしい。これまでのやり取りや、相手のことで分かっている情報は消さずに保存し、警察へ持参すると良いだろう。

ポイント

相手が良い人だと思ったとしても、同年代、同性であったとしても、ネット上のよく知らない人に個人情報を渡したり、教えることは危険な行為だと言える。電子データは複製することが簡単であるため、 1対1のやり取りであっても、ネット上の不特定多数にプライベートな情報を公開することと同じだという意識を持つべきだろう。一度渡してしまった個人情報を取り戻すことは不可能に近いことも忘れてはならない。

相談内容(2015年2月・青少年女子)

SNSで知り合った男性とメッセージアプリでトークをしていた。すると、SNSのプリクラ写真を見て可愛いねと言われ、何度もしつこく付き合ってくれと言われた。交際を断ると、お前の学校に悪い噂を流すぞと脅された。SNSをブロックし、メッセージアプリでは運営会社に通報した。相手はプリクラ写真しか持っていないと思うが、本当に悪用されないか不安。どうしたら良いか。

アドバイス

これ以上心配事を大きくしないためにも、相手とは連絡を取らないほうが良い。SNSをブロックして通報を行ったことは正しい対処である。プリクラ写真については、相手に渡った写真、教えてしまった個人情報を相手から取り戻すことも、写真の利用を止めることも難しい。今後、プリクラ写真がインターネットに掲載されているのを見つけたら、削除依頼を出すなどの対応があるので、その時に解決策を考える。相手にさらに脅されるようなことがあればすぐに警察に相談する。 そのような場合に備えて、これまでの相手とのやり取りのメッセージ等は、念のため残しておくことを勧める。

ポイント

SNSのトークでのやり取りを通して、自分の気持ちを少しでも理解してくれたと感じれば警戒心も薄れるかもしれない。しかし、これこそが相手の目的だろう。インターネット上で知り合った相手は、顔が見えないために、性別や年齢、人格までも簡単に偽ることができる。良い人を装って悪意を持って近づいてくる人もいる。どんな写真だろうと、一枚でも相手に送ってしまうと、トラブルに発展してしまうかもしれないと用心してほしい。

相談内容(2014年8月・青少年女子)

ゲームアプリで同年代だという男子に年齢、住所、顔写真などの個人情報を教えてしまった。その後、会話の途中にブロックされて連絡できなくなり、最初から個人情報を盗むつもりだったのかと思う。同年代で相手も顔写真を送ってくれたので心を許して教えてしまったことに後悔している。写真の悪用などが怖い。

アドバイス

相手に住所を伝えていることから、もしもの場合を考えて、保護者の方にお話しできると良い。万が一、家の周りで何か不審なことがあったら、すぐに近くの警察へ相談してほしい。相手に送った写真がインターネット上に無断で掲載されたり、顔写真を使われたことが分かれば、肖像権の侵害やプライバシー侵害にあたる。その場合は、顔写真が出ているページを印刷して警察へ届けて相談してほしい。正しい対処を行うことが大事である。当該のゲームアプリの利用規約の禁止事項に「他人の個人情報、登録情報、利用履歴情報などを、不正に収集、開示または提供する行為」がある。相手の行為は規約違反にあたる可能性があり、違反報告を行うことを勧める。

ポイント

ネット上でしか関わりがない相手であっても、今回のように自分の個人情報を教えてしまってから後悔するケースが後を絶たない。とりわけ夏休み期間中には同様の相談が多く寄せられた。相手から先に顔写真を送ってきたとしても、その画像が本人である証拠はないのである。また相手に渡った情報を完全に取り戻すことは至難の業であり、相手がどう使うかもコントロールできない点も覚えておかなければならない。「これって大丈夫だろうか?」と思ったら必ず周囲の人に相談する、そんな心がけがあればトラブルから身を守られる確率が高まるだろう。

相談内容(2014年6月・青少年女子)

以前、掲示板アプリに無料登録した。そのアプリではSNSのIDを載せて誰でも見ることができる。登録した後、使うこともなかったが、最近、知らない人から掲示板を見たというメッセージがSNSに届いた。10人以上の人から同じようにメッセージが届く。なぜ今になってこんなに複数の人から届くのかが分からず不安。相手をブロックしたが、少し気になる。原因と思われることを教えてほしい。

アドバイス

ネット上のサービスに連絡先を登録したり、投稿していたのならば、他人に知られてしまった情報であるから、取り戻すことはできず、どのように使われるかも分からない。このため、急に複数の人からメッセージが届いた理由も分からない。たとえば、掲示板アプリで、最近になって相談者の情報が目立ってしまう出来事があったのかもしれない。相談者が投稿した連絡先が誰かによって別の場所にコピーされたのかもしれない。あるいは、登録した連絡先が迷惑メール業者に収集されてスパムメッセージとして送信されてきた可能性もある。どのような原因だとしても、知らない人とつながることで、さらに心配事が大きくなってしまう可能性がある。相手をブロックすることで対処することを勧める。

ポイント

掲示板アプリのように、知らない人が集まる場所に、自分の連絡先情報を書き込む行為は危険なことである。特にID交換掲示板のような場所では、青少年が犯罪被害に巻き込まれるケースも増えている。18才未満の利用者については、ID交換自体を禁止しているサービスもある。青少年はこのことをしっかり理解し、個人の情報を安易に公開する行為は避けるべきである。

相談内容(2014年4月・青少年女子)

チャットで同じ年の男子と知り合った。メールをしようと言われ、断れずに始めた。するとプリクラを交換しようと言われ、断る勇気がなく送ってしまった。プリクラには友達も写っている。しかも、相手からプリクラは送られてこない。チャットでも連絡できなくなった。送った写真は簡単には消せないし、友達のことが心配。写真はどんなふうに悪用されるのか。

アドバイス

更なるトラブルを防ぐためにも、相手とは今後連絡を取らない方が良い。送ってしまった写真、教えてしまった個人情報を相手から取り戻すことはできない。相手に渡してしまった写真がどのように使われるのかは分からず、利用を止めることも難しい。もしも自分や友達の写真がインターネットに掲載されているのを見つけたら、削除依頼を出すなどの対応があるため、その時に解決策を考えることになる。今後、もし写真等の悪用をほのめかし、相手に脅されるようなことがあれば警察にも相談できる。そのような場合に備えて、これまでの相手とのやりとりのメッセージ等は、念のため残しておいた方が良い。

ポイント

会ったこともない人に個人情報を伝えてしまうとさまざまなトラブルに発展する可能性がある。この相談者も今回のことでそれを十分に感じたはずである。今後、インターネットで知り合った人には安易に個人情報を伝えない、写真を要求されても送らないように注意することが何より大事だろう。相手の要求に不安を感じたらきっぱり断る勇気を持ってほしい。

相談内容(2014年3月・青少年女子)

チャットで知り合った複数の人と通話アプリでトークをしたり、プリクラを送ったり、住んでいる地域を教えたりした。しかし、怖くなり機種変更を機にアカウントとトーク履歴を消した。相手の顔は写真で知っている。個人情報は教えていない。トーク内容も普通の会話。通話アプリもアンインストールした。その後、数か月経ち、特に何もなく心配していなかったが、物騒な事件が多く不安になり相談。

アドバイス

一度相手に渡した写真や情報は、取り戻すことはできず、相手がその情報をどのように使うかは相手次第であり、その利用を止めることも難しい。これからは、どこの誰なのか良く知らない人に安易に自分の情報を教えることはしないでほしい。今回、相手に伝えた情報をもう一度、正確に思い出してみてほしい。個人情報を教えていないなら、プリクラ写真からどこの誰かを特定するのは不可能に近い。今までに心配なことが何も起こっていないのであれば、必要以上に心配せず、同じ失敗を繰り返さないように慎重に行動することを心がけていれば大丈夫だろう。

ポイント

深く考えずにとった行動が、後になって心配の種になることがある。今回は新聞やテレビで話題に上った事件をきっかけに、自分の行動を反省している例だ。より深刻なトラブルにならないために、自分の個人情報は自分自身で守るのが基本であると、しっかりと覚えておく必要がある。断片的に公開した情報であっても、検索技術が進歩した結果、複数の情報を結び付けることで個人を特定できるような情報が得られる場合もある。個人情報が自分ではコントロールできないところへ、意図せず広がる場合もあることを覚えてほしい。

相談内容(2014年1月・青少年女子)

コミュニティサイトで男性にメールアドレスを教え、メール交換をしているうちにプリクラを送ってほしいとも言われ、送ってしまった。相手の写真も送られてきたが消した。脅迫などはされてはいない。しかし、自分がしてしまったことに本当に後悔している。将来に影響があったという話を聞いたことがある。親には言えない。

アドバイス

相手に渡した写真は、取り戻すことは大変難しい。写真がどのように使われるのかは分からず、利用を止めることも困難だが、相手とのやり取りが続いているならば、写真を削除するように伝えると良い。相手から写真を強要されたり、脅された場合にはすぐに警察へ相談するべきだろう。これ以上関わりたくない相手であれば、メールアドレスの変更で対応する。一人で悩むより、保護者に相談することで気持ちは楽になるだろう。今後、不安な出来事があれば、その時にベストな対応を考えていくことになる。

ポイント

ネットで知り合った相手とメールアドレスや写真を交換したことで、後から不安になったという相談が多く寄せられる。メールアドレスや写真は大事な個人情報であり、安易に他人に渡すべきではない。渡してしまった後でトラブルに発展させないためには、相手に知られている情報が何かを正確に整理し、相手との関係に応じて対処をしていくことになる。解決策は1つではないので、保護者や周囲の大人と相談しながら行動できることが望ましい。

相談内容(2013年11月・保護者・青少年女子)

交際している男子から、早朝から頻繁にメールが届く。内容は「大好き。かわいい」など。娘も返信をしているようだ。非常識な時間帯に非常識な頻度でメールを送ってくることがとても腹立たしい。本来はスマートフォンはリビングに置いておく約束なのに、置いておかないことも多く、食事中・入浴中・勉強中も、娘は約束を守らず肌身離さず、ずっと持っている。使い方について注意をしているが、言うことを聞かない。相手からのメールを止めさせたいがどうしたら良いか。メールを見たことは言えない。

アドバイス

娘さんに指導することが一番良いだろう。スマートフォンをリビングに置く約束を守れていない点について、約束を破ったら1週間スマートフォンは没収する、その約束も守らなかったら強制的に時間制限をかけるなど、必要最低限の日常生活を守れないのであれば、スマートフォンは遊び道具ではないので使う必要はないことを伝えても良い。機械に振り回されて日常生活に支障があること、目に余る行動があること、母親の素直な気持ちを伝えてみてはどうか。もちろん、娘さんの考えにも聞く耳を持ち、受け入れる姿勢も示す必要がある。親の話を素直に聞けないのは思春期という大人への成長過程に当たり前に起こるものである。

ポイント

日常生活に支障がある使い方をしているのであれば、そのことを娘さんに理解させる必要があるだろう。時間を選ばずに送ることができるのがメールの利点であるが、メールを受け取る側が振り回されてはいけないことなど、メールの利点と欠点を理解させ、目的をもった話し合いができると良いだろう。保護者の考えや価値観を押しつけたりせず、子どもの考えや意見を聞き、最終的に子供自身が自分の力で乗り越えていけるよう見守ることも大事であろう。

相談内容(2013年8月・青少年女子)

数年前、掲示板で知り合った男性とメール交換をしていた。最近は、ごくたまに相手からメールが来るだけだが、自分は返信をしていない。しかし相手には住所を教え、プリクラ写真も送ってしまい、今後、相手が家に来るのではないかと不安。どうしたら良いか?相手のことで分かっていることは、プリクラ写真と住んでいる都道府県だけである。相手からたまに来るメールでは脅されたり連絡を強要されたり、ということはない。

アドバイス

住所を教えてしまった不安な気持ちが伝わってきたが、教えた情報は取り戻せないので、今できる対策をしっかりしてほしい。今度相手からメールが来たら、親にメールの使用を止められたので返事ができないと伝えると良い。その後は相手の反応次第だが、しつこく連絡して来たり、不安な返事が返ってきたらすぐに警察に相談することと、そのためにメールのやり取りは全部保管しておくことを勧めた。家族に話しておくとより安心できるだろう。

ポイント

何年か前に自分が取った行動について、心配している例である。その当時は考えもしなかったことだが、時間が経ってからネットの怖さに気付き、後悔と不安に襲われる青少年は多い。相手に渡してしまった住所やプリクラ写真等の個人情報を取り戻すことは不可能である事実と、相手がどう使うかはコントロールできないと覚えておかなければならない。一度も会ったことがない人を、この人なら大丈夫だろうと考える根拠はゼロだと覚えておいてほしい。

相談内容(2013年6月・保護者・青少年女子)

娘は、SNSのプライバシー設定をしておらず、プリクラの写真や学校名などの情報を載せてしまっている。学校の友達は全員、学校名等を載せているので、自分だけ書かないわけにいかず、学校名等を消すことを拒んでいた。娘が以前交際を断った男性が、SNSを通じて連絡してきた。その男性から娘のSNSに突然、「君のことが好きだったのに、無駄にした時間を返せ。学校へ行くぞ、死にたいのか、殺すぞ。」と投稿されてきた。相手をブロックする選択もあるが、ブロックされることでさらに逆上することも考えられる。今、娘に対してできることは何か教えてほしい。

アドバイス

相手からのSNSの投稿が残っているのなら、消さずに証拠として保存し、警察へ相談した方が良い。警察はこういう時はどうしたらよいか、娘を守るために何ができるのかをアドバイスをしてくれると思う。学校名を伏せたいのならばそのことも伝えるとよいだろう。警察に相談した後でも不安なことがあったら、再度相談してほしい。

ポイント

SNSに関するトラブル相談が増えている。全く見ず知らずの人と連絡が取れてしまうことを回避するためにも、プロフィールやIDなどのプライバシー情報は公開しないことが必要である。連絡を取りたくない人や知らない人に対しては、ブロックを使って対応することも必要だろう。安心・安全に利用できるようになるまでは、リアルで会う友だちとのみ繋がるように心がけ、深刻なトラブルに巻き込まれないように注意したい。

相談内容(2013年5月・青少年女子)

SNSで友達申請された相手にプリクラ写真を送ってしまった。相手の写真も持っている。送ってしまった今、悪用されないか心配。SNSのアカウントは削除した。今から写真を悪用されないようにするために、何か方法はないか?

アドバイス

トラブルを防ぐためにも、相手とは今後連絡を取らないこと。メールアドレスや電話番号を伝えているならば、今後相手から連絡が取れないように、着信拒否などをしておくと良い。送ってしまった写真、教えてしまった個人情報を相手から取り戻すことは不可能である。相手に渡してしまった写真がどのように使われるのかは、その人以外わからず利用を止めることも難しい。しかし、もし自分の写真がインターネットに掲載されているのを見つけたら、削除ができるため、その時に対応を考えれば良い。万が一、悪用をほのめかし、相手に脅されるようなことがあれば、警察にも相談できる。相手とのやり取りのメッセージ等は、念のため残しておく。

ポイント

SNSがきっかけでトラブルや心配事に出会ってしまったという青少年からの相談が多く寄せられ、その多くは、よく知らない相手にメールで写真を送ってしまったという不安である。写真も本人を特定できる大事な情報であり、後悔しないためにも、安易に他人に渡すことは避けるべきだろう。また、アプリやサービスを利用するにあたって、その特徴や性質、安全な使い方を理解しておくことも大事である。保護者の同意が必要なサービスもあるので、利用規約を保護者と一緒によく読み、目的やルールを決めたうえで利用することが、トラブルに遭わないための第一歩と言える。

相談内容(2013年4月・保護者・青少年女子)

娘が以前、パソコンを使いインターネットで知り合った人と連絡を取り合い、会おうとしていたところを見つけ、家族から相手に警告をし、事なきを得たことがある。当時は、ネットでの出会いの危険性やいけないことだと理解したものと思っていて、二度としないと約束したのに、進学祝いで買ったスマートフォンで同じことをしている。今回は、メールを見て発覚したのだが、以前と同じように会う約束をしているようなメッセージがあった。どう対処したら良いのだろうか。

アドバイス

家庭環境や子供の性格など総合的に判断し、どう対処したら良いのか正解は1つではないが、メールを見たことを話せるならば、過去に同じ過ちをしているから心配していること、ネットで知り合った人と何故会ってほしくないのかを話すとよい。信用してスマートフォンを使わせるに至ったのに、こういう結果になって残念であることから、今後の使い方についても良く話しをしてほしい。メールがプライバシーだと言うならば、当然プライバシーは守ってあげたいと思っているが、信用を得るという部分で自分も努力をしなければいけないことを伝えるべきである。落ち着いて、子供の言い分も聞いてあげた上で、親の気持ちを話し、今後の利用に繋げてほしい。

ポイント

思春期になると誰もが異性に興味と関心を抱くようになり、インターネットは異性との出会いを安易にする道具でもなるので、保護者としては異性との付き合いはとても心配だろう。加えて、身元があいまいなインターネットの出会いについては、不安が高くなるだろう。今回のように、保護者が子供に内緒でメールを見たことで発覚した場合には、子供に直接聞くことができない故、以後の行動について対処が難しくなる。インターネットを利用するということは、コミュニティが広がる行為であるので、インターネットで知り合った人との出会いについては良く話し合ってほしい。また、異性交際について制限すると、陰でこそこそ付き合うようになり、保護者から見えなくなり、却って不安が高くなるようなので、日頃からのコミュニケーションが大切だと思われる。

相談内容(2012年12月・青少年女子)

数年前、彼氏がほしくてメル友募集のサイトで見つけてメールをした。相手に伝えた情報は、メールアドレス、名前、住んでいる県と学年。その後、怖くなってメールアドレスは変更した。しかし、相手をインターネットで検索するとヒットする。自分の個人情報を伝えてしまったので、何かのトラブルに巻き込まれないか心配。たとえば、学校のHPに名前が出ているので相手の知っている情報と一致してしまうのではないか。

アドバイス

すでに数年が経過していて、執拗に追いかけてくる相手ならば、その時に何か起こっているはず。今まで、何も起こっていないので過剰な心配は不要である。心配を取り除くには、できることをやるしかないので、学校のHPは、先生と相談して消してもらうと良い。

ポイント

サイト上で知り合った相手に個人情報を伝えてしまったことで、後悔と不安が消えない事例。現実にはトラブルは起きていないとしても、何が起こるか分からないという不安が募るようである。しかし、一度伝えてしまった情報は取り戻すことも取り消すこともできない。相手に伝えた情報を正確に思い出し、それぞれの情報に対してしっかり対策を講じることが大事である。現実にできる対策をした後は、しばらくインターネットから離れて気持ちを切り替えることも必要であろう。

相談内容(2012年11月・保護者・青少年女子)

娘がSNSで知り合った人と会ったようだ。内緒で携帯を見たら、メールで待ち合わせをしていた形跡、友達に年上の仕事をしている人と会ったという報告をメールでしていた。友達の返事は「殺されたりした人がいるんだから、そんなことは辞めた方が良い」という内容だった。こういう場合は、どのような対処をしたら良いのだろうか。

アドバイス

「ネットで知り合った相手と実際に会うのは危険」だと再認識してほしい。今回のことをきっかけに、携帯電話のルールを見直してほしい。また、ルールが守れないならば、使用を禁止にしても良いはずである。ネットは色々な人が使っているので、良い人も悪い人もいる。まだ中学生なので日常生活でのコミュニティの輪は広くないが、高校、大学、社会人と成長するにつれ輪は広がっていく。本来はその経験を通して人を見る目を養っていくものだが、ネットはその経験がないまま簡単に出会ってしまうので、相手がどういう人かを見抜くのは中学生では難しいだろう、報道されているような危険な目にあう可能性もあることを伝えながら、ルールをもう一度作り直してほしい。また携帯電話は暗証番号をかけてロックせずに、保護者が自由に見られる状態にしておくと良い。携帯電話会社が提供するアクセス履歴やメール送受信履歴をネットで見ることもできるので、そうようなサービスを活用したり、パソコンにはフィルタリングをかけながら見守ってほしい。

ポイント

ネットで知り合った相手と実際に会うことの危険性を忘れてはいけない。同性だと思っていても、実際には異性であるかもしれない。ネット上ならば自分のことを何とでも書けるのだと覚えておいてほしい。仮に実際に会わなければならない状況になっても、絶対に単独行動はしないことが大切である。また携帯電話利用に関するルールを各家庭内で決めることが大切であり、これにはもしルールが守られなかった場合の約束事も含めて決めておくとよい。安心安全に携帯電話を使うためには、このようなルール作りが身を守ってくれる場合もあると覚えておきたい。

相談内容(2012年10月・青少年女子)

ネットで知り合った人とアドレスを交換して写真を送ってしまった。すると、住所の特定ができたから住所や電話番号をネットにさらすと言われた。すごく怖い。確実にわかるような言い方をされた。メールアドレスで住所の特定などできるのか。アドレスはすぐ変えた。

アドバイス

住所などの個人情報は電話会社が法律にしたがって管理しているため、一般の人がメールアドレスから住所を調べることはできない。万が一住所や電話番号がネットに載せられたとしても対処法があるので、今は必要以上に心配しなくても大丈夫。デジタルカメラで位置情報をオンにした状態で撮影した写真には、撮った場所の情報が記憶される場合があり、撮影場所を特定することはある程度可能である。今後は、知らない人に安易に写真を送らないこと。

ポイント

知らない人に写真を送信してしまったことへの後悔と不安が伺える。インターネットの向こう側にいる相手は、身近な友達とは違うということを意識して、メールアドレスや写真の交換を安易に行うべきではない。こうしたトラブルも、フィルタリングを利用していれば防げた可能性がある。また、インターネットや携帯電話の正しい知識があれば、必要以上に不安を感じることもない。正しい知識を身につけて安心・安全な使い方ができるまでは、フィルタリングを利用しながら、保護者が見守る範囲で利用するのが望ましい。

相談内容(2012年9月・青少年女子)

以前、ネットで収集した他人の写真を掲示板に貼ってしまったことがある。チェーンメールの内容をコピーして知り合いにメールで送ったこともある。こうした悪用について、誰か法律に詳しい人に相談しようと思い、スマートフォンの無料チャットアプリを使って相談できる人を募集した。そのときに知り合った男性と仲良くなったが、相談内容をばらす、通報すると言われ、IPアドレスを調べてもらうなど脅された。

アドバイス

写真を貼ったこと、チェーンメールを送ったことは良くないことだと反省を促した。これ以上怖い思いをしないように、相手からのメッセージを受け取らない対処を勧めると、掲示板は退会しており、相手から連絡できないので大丈夫とのこと。IPアドレスから個人を調べられてしまうことについても心配ないと伝えた。IPアドレスと個人を結びつける情報を一般の人が調べることはできず、調べられる立場の人が漏らしたら犯罪だと説明。

ポイント

無料で音声通話ができたり、電話会社が違ってもメッセージが送れることから、スマートフォンでチャットアプリを使う人が急増している。便利な反面、プライバシーの設定等では十分に注意を払う必要がある。オンラインで知り合った友達がすべて怪しい人物であるとは限らないが、相手の言動には常に注意を払い、少しでも不安が生まれた場合には、すぐに周囲の大人の人に相談するなどしてトラブルを回避してほしい。

相談内容(2012年3月・保護者・青少年女子)

娘がネットで知り合った女の子と2人で会う約束をしており、やめさせたいと思う。相手とは、あるサイトに「お友だちになりましょう」と電話番号が書かれているのを見つけてやりとりがはじまった。電話と携帯メールをしており、声も写真もの女の子だったと言う。あぶないからやめてくれと娘に言っても「うるさい。大丈夫。」と言う。

アドバイス

子供には「ネットで知り合った人と会わない」ようにしてほしい。会うとしても「保護者と一緒」に会うことをすすめる。電話で話しているのなら同世代の女子とわかるかもしれないが、自身で大丈夫と思っていても、同世代である保証も、友達になることが目的である保証もない、ネットでの出会いは必ずリスクが伴う。

ポイント

ネットで知り合った相手にどれだけ信頼を寄せていたとしても、未成年のうちは、本人同士だけで会うべきではない。未成年者が初対面の人と会うこと、初めての場所へ行くことの危険性を家族で認識していることが望ましい。危険を予測し、回避できる年齢に達するまでは、ネット上だけの交流にとどめる。保護者は、このことを保護者の義務として認識しておく必要がある。

相談内容(2012年1月・青少年・女子)

SNSで知り合った人に、メールアドレスを教えてしまった。相手は私に出会い系サイトへの登録を勧め、その際、18歳以上のところだが大丈夫と言われ、サイトに登録してしまった。パソコンから相手のことを調べると、他の人も私と同じように誘導されたらしいことが書かれていた。すでにメールアドレスは変えた。サイトからの退会にはまだ時間がかかるのだが、どうしたら良いか。

アドバイス

相手にメールアドレスは教えてしまったものの、個人情報は教えていなかったので、良かった点を話した。すでにアドレスを変更しているので、今後はそのサイトからの連絡を待つ必要もなく、無視して良いと助言した。SNSに関しては、相手が自分から退会しているようなので、今後の接触はないことを確認した。相談者は安心した様子だった。今後も何かあればこちらに連絡をくれるようにと伝えた。

ポイント

インターネット上で知り合った相手にメールアドレスを教えるトラブルが非常に目立つ。人を信じることは非常に大切なことではあるが、今回の事例のように、インターネット上で、会ったこともない相手に安易に個人情報を教えてしまうことは危険であるという認識を、日頃から家庭を始め、学校などでの教育や啓発活動での取り組みの中で、しっかりと指導するべきことであり、その重要性を改めて考えさせられる事例である。

相談内容(2011年12月・青少年・男子)

SNSで知り合い、毎日メールのやりとりをするぐらい仲が良くなった相手に住所を教えてしまった。その後、メディア等で個人情報を教えたことでトラブルに遭った事例を見聞きし怖くなって、その友人には教えた住所がでたらめだと言ってしまった。以来、やりとりはしていないものの、互いに足跡をつけて覗いているので不安である。

アドバイス

個人情報を安易に教えたことに関して反省している様子が伺えた。現在まで、メール・無言電話・中傷的な書き込みなどはないことと、時間的な経過を考えると、現時点では心配する必要はないと助言した。今後、何かあったら連絡をくれるよう伝えた。

ポイント

インターネット上の交際を、あたかも顔見知りの友人のように安易に考える行為が問題視される事例である。確かに、ネット上のやりとりがすべて悪い訳ではないが、利用規約をもとにしたコミュニティーサイトの正しい利用方法を知らない中で始める危険性については再考しなければならないと考えられる。今回の事例では、最悪の事態に発展はしなかったものの、結果的には他者と自分自身を傷つけると言った精神的なダメージが生ずることも重ねて理解しなくてはならない。

相談内容(2011年11月・保護者・青少年女子)

娘がスマートフォンで男性とやり取りをしていたことがわかり、危険と思いスマートフォンを取り上げた。相手には学校や住んでいる地域の情報や写真を送っていた。今のところ具体的にトラブルの兆候があるわけではない。娘も特に怖がったりはしていない。毅然としていれば大丈夫と話し合った。しかし、今後トラブルに発展しないために何か予防策があれば教えてほしい。やり取りはやめたほうがよいか?それとも相手を刺激しないように少しずつ離れて行くのがよいか?

アドバイス

写真を送ったことで今後、勝手にコピーされ、ネットに載せられるといった可能性は考えられる。今後は知らない相手に写真を送らないように話してほしいと伝えた。現時点でトラブルが起きていなければ、やり取りを否定する必要はないが、今後の安心のため、相手とのやり取りを続けるよりは早めに絶っておくと安全だと話した。危険を感じたらすぐに警察に相談するとよい。

ポイント

携帯やネットのトラブルに対する根本的な解決策が何処にあるかということは常々忘れてはならない。親子でルールやマナーの知識を共有し、してはいけないことを話し合っておく必要がある。スマートフォンを取り上げたことについては、子供を守ろうとしての対応だと受け止められるが、保護者自身が危険に対する認識を深めることで、より根本的で冷静な対処ができるだろう。

相談内容(2011年10月・保護者・青少年女子)

娘がネットで知り合った人とメル友になり、相手に言われるままに自分の顔写真を送ってしまった。相手が言うには、同性・同年代とのこと。写真も送られてきており、確かに女の子だった。しかし本当のことはわからない。送った写真は削除するように頼んだが、悪用されたらどうしようかと不安でいっぱいである。直接会って話をしたほうがよいのだろうか?

アドバイス

ネットで知り合った人に安易に写真を送ってしまうことの危険性を話した。送った写真に関してはどうにもならないので、今後は安易に送らないように注意をすること、万一ネットに掲載されたのを見つけたら、削除依頼で対処してほしい。相手は同性・同年代だと言っていても、実際には別人になりすましていることもあるので、実際に会う場合は、保護者も同伴するのが安全である。「こたエール」のHP上の「こども関連記事」に、青少年が実際にネットでどのようなトラブルにあっているのか事例が出ているので参考にしてほしい。

ポイント

ネットで知り合った相手に自分の写真を送り、後から怖くなったという相談が増えている。特に青少年は、携帯電話に慣れてきた時期に保護者の知らないところで、異性・同性を問わず身近にいる人と同じ感覚で自分の情報を相手に教えてしまうケースが見られる。今回の相談はまだ後悔や不安の段階であって、現実のトラブルには発展していないが、ネットの正しい使い方や、ネットに潜む危険性について親子で学べる機会になるとよい。

相談内容(2011年9月・保護者・青少年女子)

娘が男の人とメールをしているのを発見してしまった。相手のメールアドレスは友達から教えてもらったと思われる。1日に何通もやりとりをしているようで心配である。娘と話してみるつもりなので、メールに関しての怖いこと(事例)について教えてほしい。

アドバイス

なりすましによるトラブルや、実際に相手と会ってしまったことで事件に発展した例を話した。この機会に、お子さんと携帯電話の利用ルールについてお話されると良いと伝えた。参考情報としてインターネットにおけるルールとマナー検定を案内した。

ポイント

青少年の携帯電話での交際に関しては、保護者が偶然発見することでトラブルに巻き込まれずに済んだケースが見受けられる。その時点でできる対策をとることも重要だが、それ以前に、インターネットにおけるルール&マナーを理解させる教育も重要である。日ごろから携帯電話やネットの危険性を意識して利用することで安心・安全に繋がる。さらに、家庭内での教育、指導においては、良好な親子関係を築いていることも大事である。

相談内容(2011年8月・保護者・青少年女子)

娘の同級生の男子が、SNSサイトに勝手に娘のIDを作ってしまった。相手に悪意はなく一緒に遊びたかったようである。相手は娘に好意を持っておりメールで告白もしてくる。IDはすぐに削除したが、この先何をすればよいか?相手の保護者に注意したほうがよいか?

アドバイス

他人のIDを勝手に作成したり迷惑なメールを送ったりするのはいけない行為だということを、相手にわかってもらう必要がある。相手の保護者や学校にも状況を話して指導をしてもらうのがよいと助言した。IDをすぐに削除したのであれば心配はないが、今後も同じように勝手に登録・悪用されないよう、アドレス変更、受信拒否の対策をするなど検討も必要であると助言。

ポイント

インターネットの利用ルールを知らないまま携帯電話を持つことで、本人は悪いことをしたという自覚がなくても相手を傷つけたり、違法な行為をしてしまう可能性がある。子供を被害者にも加害者にもさせないために、携帯電話を持たせる前の段階での教育・指導が重要だと実感した。

相談内容(2011年7月・保護者・青少年女子)

娘がネットで知り合った男性とメールで交際をしている。まだ会ってはいないようだが、保護者としては危ないから交際をやめてほしいと説得したが、別れられないという。相手から送られてきた写真も見たが、やはり危ないと思う。一刻も早く別れさせたいが、どうしたらよいか?

アドバイス

ネットで知り合った人との交流については、異性、同性問わず十分に注意が必要である。ネットは簡単に自分を詐称することができ、それを見極めることはとても難しい。娘さんには、ネットでの出会いの危険性を認識できるようによくお話してほしいと伝えた。写真などを安易に渡すのも控えたほうがよい。しかしネットで知り合ったというだけで交際を否定するのではなく、別れさせたい理由が何であるのか、保護者自身も冷静に考えて娘さんにきちんと伝えてほしい。他人を理解できるという、男女交際の良いところを尊重し、親子で日常生活の中で自然に話題にできるのが望ましい。直接会う場合は、保護者も同伴してしっかり相手を見極められるとよい。

ポイント

友人の紹介やネットがきっかけ等、男女が知り合う方法は様々である。どんな方法であれ、異性に近づく我が子を見る保護者の気持ちは複雑であり、心配が尽きない。子供との情報共有に努めるのは保護者として常に必要なことである。実際に子供が相手に会うとなっても、決して一人で会わせない態度を親は示す必要がある。現実に起こりうる危険に子供の目が向くように、あるいは危険を察知できるように注意を払うことは、人生の先輩として歩んできた保護者こそが、しっかりと示すべきだという事例である。

相談内容(2011年5月・青少年・女子)

サイトで出会った人に、メールで自分の写真を送ってしまった。会うのを断ると、写真を学校関係者などに見せると脅された。メールアドレスから住所が分かるとか、写真で学校が分かると言われて、怖い。

アドバイス

メールアドレスから個人情報が知られることはないので、「個人が特定されることは絶対にない」と確信を持って、相手からの要求を無視してほしい。要求がしつこく続くようであれば、メールアドレスを変更し、相手の方とのやり取りを一切止めることを勧める。脅しの内容によっては警察への届け出も考えた方がよい。どこの誰かわからない人に、自分自身だとわかる画像を送ることで、さまざまなトラブルに発展する可能性があるので、ネットで知り合った相手に気軽に写真を送ったりしてはいけない。

ポイント

ネットで知り合った相手との交際では、顔が見えない相手の人格が後でわかり、怖い思いをしているという相談が寄せられる。相手に自分のことを知られたという心配や不安に対しては、物理的に対策できることに確実に手を尽くすこと、そして、脅されても相手の要求には答えず、まわりの大人に相談することが必要である。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。