相談事例

個人情報関連

相談内容(2026年7月・青少年女子)

チャットアプリで知り合った相手から、写真を送ってほしいと言われ、顔を写さずに服を着た上半身の写真を送った。その後、学校の授業で、スマートフォンの写真には位置情報が含まれている場合があり、自宅を特定されるリスクがあると知り、不審者が自宅に来るのではないかと不安で仕方ない。

アドバイス

位置情報の心配については、撮影に使ったカメラアプリの設定を確認することを勧める。位置情報の記録がオンになっていたかを調べたり、また実際に撮影した写真に位置情報が付いているかを確認することもできる。もし写真に位置情報が含まれていたとしても、アプリによっては、写真がアップロードされた時点で自動的に位置情報を削除する仕組みを持つものもあるため、利用したチャットアプリのヘルプページ等を確認し、不明なら運営会社に問い合わせると良いだろう。もし相手に不安を感じるような言動があったり、個人情報を聞かれたりしている場合は、それ以上やり取りを続けず、保護者や先生など信頼できる大人に相談することを勧める。

ポイント

写真の位置情報が削除されていたとしても、写真に映り込んだ風景や制服や体操着、背景の建物などから、おおよその居住地が推測されてしまうケースもある。また、1枚の写真だけでは個人を特定できなくても、プロフィールや過去の投稿内容を繋ぎ合わせることで個人の特定に繋がるリスクもあり、一度送信した写真は保存、転載、スクリーンショットの取得が可能であり、自分の手を離れた後の利用を情報を自分でコントロールすることは完全にはできない。そのため、インターネット上で知り合った相手や、十分に信頼関係が築けていない相手に対しては、安易に写真や個人情報を送らないことが重要である。写真を送る際には、位置情報だけでなく、背景や服装などから個人が特定される情報が含まれていないかを確認し、自分の安全を守る意識を持つことも大切である。

相談内容(2026年4月・青少年男子)

動画投稿サイトで知り合った複数の人に、自分の本名や学校名を教えてしまった。相手に情報を漏らさないよう何度も伝えているが、それで相手がイライラしているようにも感じる。相手が学校に来るなどのトラブルに発展しないか不安で後悔している。

アドバイス

一度相手に渡してしまった情報は、たとえ自分の情報であっても自分でコントロールすることは難しく、どのように扱われるかは相手次第になってしまうことを理解してほしい。実際に情報の拡散や、つきまといなどの被害が生じた場合は、状況に応じた対処を取ることになるが、現時点で被害がないのであれば、これ以上相手を刺激せず、良好な関係を保つよう努めることがリスクを抑えることにつながるだろう。今後は、ネットで知り合った人に安易に個人を特定できる情報を教えないよう気を付けてほしい。

ポイント

相手に渡した個人情報がネット上で拡散されたり、相手が学校に訪ねてくるといった具体的な被害が出た場合は、サイトへの削除依頼や警察への相談など、状況に応じた対処ができるが、まだ被害が起きていない段階でできることは限られてしまう。トラブルを未然に防ぐためにも、後から困るような個人情報は、安易に相手に渡さないという意識を持つことが大切である。

相談内容(2026年1月・青少年男子)

数年前、インターネットを使い始めた頃、オンラインゲームやSNSで複数の人とトラブルになり、相手の顔写真や学校名などをインターネット上に書き込んだことがあった。自分が書き込んだ情報は削除したと思うが、よく覚えていない。相手にも自分の学校名をインターネット上に公開されてしまっていて、今までは気にしていなかったのに、急にこのことで自分が特定されないか気になって仕方がなく、後悔している。

アドバイス

一般的に「学校名」だけでは個人の特定にまで至る可能性は低いと考えられる。ただし、ほかの書き込みなどの内容と組み合わせれば特定されてしまう可能性も考えられる。トラブルになり、感情的になったことがインターネット上で相手の情報を書き込むきっかけになったと思われるので、今後はどのような理由があっても一時的な感情で投稿するのは避け、同じことを繰り返さないよう気を付けてほしい。自分に対する書き込みがどこにあるか確認できる場合は、運営会社に削除依頼をしても良い。

ポイント

スマートフォンやゲームを使い始めたばかりの青少年が、リテラシーが十分でないままインターネット上の人とトラブルになり、相手に暴言を吐いたり、相手の個人情報を書き込んだりなど問題のある行動をしたのち、ある程度年月を経て、自分のしたことの問題に気が付いて後悔する、という相談も見受けられる。インターネット上では他人の個人情報を書き込んではいけないこと、自分の個人情報もインターネットで知り合った人に教えてはいけないなど、基本的なルールをきちんと守ってほしい。

相談内容(2025年9月・青少年女子)

ネットで知り合った人から顔が見たいと言われ卒業アルバムのクラス全員の集合写真を送ってしまった。送った人とはその後疎遠になり、連絡が取れない。集合写真が悪用されたらどうしよう、大変なことをしてしまったと不安で仕方ない。

アドバイス

送信してしまった写真や情報を取り戻すことは難しく、どのように利用されるのか、利用されないのかは相手次第となってしまうことを理解してほしい。また、ネット上の知人は学校などリアルの友人と違い、一度疎遠になったり、関係が悪化すると相手と連絡を取ったり、話し合うことも難しくなってしまう。今後、送った画像が無断転載されたり、悪用されていることがわかれば、削除に向けての対応をしていくことになる。これからは写真も大切な個人情報だと考えて、もし相手に要求されたとしても、安易に渡さないことが大切である。

ポイント

この事例のようにネット上の知り合いに自身の写真や、友達の写真を軽い気持ちで応じられるまま送ってしまったあと、不安を訴える相談は少なくない。ただ、一度相手に渡した情報をどう扱うかは相手次第となってしまう。取り返しのつかないことで後から悩まないよう、自分の写真、友達の写真も含め、個人情報を求められたとしても安易に渡さないよう、日頃から意識してほしい。

相談内容(2025年6月・青少年女子の保護者)

親族の子供がチャットアプリで男性にしつこく言われて断り切れずに、名前や居住地域を教え、ペットの写真なども送ってしまった。インターネットで名前を検索すると、子供が以前通っていた学校のサイトがヒットする。

アドバイス

一度送った写真や情報は、相手の手元から完全に消すことは難しく、どのように使われるかは相手次第となってしまう。手元を離れた以上、自分でコントロールすることは難しいが、万が一インターネット上に拡散されるようなことがあれば、削除依頼をする方法がある。相手からしつこいメッセージが届いたり、つきまといなどの心配がある場合は、警察へ相談することもできる。やり取の履歴は証拠として重要になるため、スクリーンショットなどで記録しておくと良い。

ポイント

面識のない人とのインターネット上でのやり取りでは、氏名、住所、学校名、顔写真、ペットの名前などの情報は安易に伝えないことが大事である。しつこく聞かれた場合は、やり取りを止め、ブロックや通報で安全を守ることが大切である。個人情報が写っていない写真であっても、背景や持ち物から情報が漏れることもあるため注意してほしい。特にインターネット利用時間が増える夏休みを前に、家庭で個人情報の取扱いについて話し合う機会を持ち、子供が安全にインターネットと付き合えるよう日頃から声がけをしてほしい。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。