相談事例

削除方法

相談内容(2026年4月・青少年男子の保護者)

子供が友達になりすました動画投稿サイトのアカウントを作ってしまい、削除したいと考えている。動画投稿サイトのアカウント作成時に、別のSNSアカウントを用いて認証を行っていた。ただ、削除にあたり子供が誤って認証に用いたSNSアカウントを先に削除してしまったため、動画投稿サイトのアカウントにログインできず、削除もできなくなってしまった。認証に用いたSNSアカウントを復元しようとしたが、アカウント名を子供が忘れてしまっている。動画投稿サイトの運営にも事情を伝え削除してもらえないか頼んでみたが、対応してもらえず困っている。

アドバイス

認証用に使っていたSNSアカウントの復元を試みることになるが、アカウント名を忘れてしまうと復元が難しくなる。もしそのSNSアカウントで学校の友達など連絡ができる人とやり取りをしていたら、相手に確認してアカウント名を思い出せないか相談してみることを勧める。自力での解決が難しい場合、弁護士など専門家に間に入ってもらい、動画投稿サイトへの交渉を依頼する選択肢もある。

ポイント

既存のSNSアカウントを用いて別のサービスにログインする機能(SNS認証)だが、認証元のアカウントを削除してしまうと、そのアカウントを認証に用いたサービスも利用できなくなるリスクがある。アカウントを削除する際は、他のサービスの認証として利用していないか十分に確認することが大切である。アカウント名などの登録情報を忘れてしまうと運営側でも対応が難しくなるため、IDやパスワードなどの情報は、大切に管理することを心がけてほしい。

相談内容(2025年12月・青少年男子の保護者)

子供が同級生の卒業アルバム写真を無断で学校の大勢が参加するグループチャットに投稿した。同級生からはその写真を消してほしいと言われているのだが、子供はそのグループチャットから一度退会してしまったため消し方が分からず困っている。

アドバイス

グループチャットに投稿された画像を消すには、グループの参加者に各自の端末から削除してもらう必要があるため、参加者一人一人にお願いをしてくことになる。ただし画像をダウンロードしていたり、スクリーンショットを撮っている可能性もあるため、完全に削除したと言い切ることは難しいだろう。個人で対応しきれない場合は、学校の先生にも協力してもらう必要があるかもしれない。削除のお願いをするか、しないかも含め、誰からどのようにお願いするのが良いかを当事者同士で話し合いながら対応できると良い。

ポイント

インターネットに投稿された情報や画像を削除できるのは原則として「投稿者本人」か「運営会社」だが、この事例のように、投稿した本人であっても完全には削除できないケースもある。子供が他人の写真を許可なくインターネットに載せないことを家庭内でルール化するのはもちろんだが、自分自身の写真についてもどのように扱うかについて家庭内で話し合い、ルール化することを勧める。

相談内容(2025年6月・青少年女子)

掲示板に有名人を中傷する嘘のコメントを書き込んでしまった。相手に申し訳なく、この情報が広まることで迷惑をかけてしまうので早く消したいと思い、運営会社にも削除依頼をしたが対応されない。このまま消されず、開示請求が届いてしまったらどうしようと焦っている。

アドバイス

インターネット上に書き込んだ内容を削除できるのは、書き込んだ本人か、対象となる場所の管理者だが、本人でも削除ができないサイトでは、運営会社へ削除を依頼する必要がある。まずは利用規約を落ち着いてよく読み、正しい手順で連絡をすることを勧める。返事を待ちつつ、状況が変わらないようなら、再度依頼をすることもできる。問題が長引き、開示請求の不安が解消しない場合は、弁護士相談窓口など専門機関にも相談してみることを勧める。

ポイント

インターネット上の掲示板は自分の考えを自由に書き込める場所だが、書いた内容には責任が伴い、誹謗中傷やデマはルール違反と見なされ法律の問題になることもある。画面の向こうには自分と同じように気持ちを持った人がいることを意識し、「自分ならどう感じるか?」と想像してみることが大切である。一度書いた文章はすぐに送らず、深呼吸して読み返す習慣をつけると良いだろう。削除依頼は大人でも対処が難しいケースも多いため、一人で問題を抱え込まずに、信頼できる身近な大人を頼ってほしい。

相談内容(2025年3月・青少年女子の保護者)

娘が学校の友達の画像を、 SNS内でおもしろ画像を集めたアカウントに本人の許可なく投稿してしまい、さらにその画像がほかのSNSでも使われてしまった。また、画面をスクリーンショットに撮っていた人がいて、ほかの人とも共有されていた。友達本人から消してほしいと言われ対応に困っている。

アドバイス

インターネットの基本的なこととして、載せた情報を消すことができるのは、本人または載せられた場所の管理者となる。そのため、投稿した情報を削除したい場合は、SNSの場合は相手との関係性にもよるが、投稿先のアカウントの持主へダイレクトメッセージ(DM)などを通じて削除依頼をするか、SNSの管理者に削除依頼をする必要がある。削除に応じるかどうかは相手次第になるが、丁寧にやり取りを続け、その状況を友達に説明することで理解が得られると良い。

ポイント

インターネットに載せた写真や情報は、想像以上に速いスピードで多くの人に閲覧され、この事例のように別のサイトに転載されてしまうこともある。もちろん無断転載はルール違反だが、自分の手を離れたものについてはコントロールが効かなることがインターネットに載せるときの注意点である。また、削除されたと思っても、保存していた人によって再度掲載されてしまうリスクもある。このように、インターネットに載せた後は簡単には消せないことを想像して、本当に投稿しても良いのかしっかり考えることが大切である。

相談内容(2024年10月・青少年男子の保護者)

息子が電車に乗っていたときの動画がSNSに無断で投稿されていたので削除してほしい。投稿したのは電車内の様子を撮影して晒すアカウントだった。SNSには報告したがまだ削除されていないため焦っており、相手にダイレクトメッセージなどで直接連絡すべきか悩む。

アドバイス

インターネット上に掲載された画像や映像を削除できるのは、掲載した本人か各サービスの運営会社となる。掲載した本人とは面識がないことから、直接連絡をする場合は個人情報を詳しく発信しないように気を付けながら、冷静な対応を心がけることと、やり取りの内容をスクリーンショットなどで保存しておくことを勧める。SNSへの報告については、違反の内容に応じた正しい場所から報告したかを再度確認してほしい。

ポイント

自分のことをインターネット上に載せられてしまう、「晒し行為」とも呼ばれるトラブルは誰にでも起こり得ることであり、完全に防ぐことも難しい。さらに誰が載せているのかわからず、削除依頼をしても消されるまでに時間がかかることもある。少しでも早い解決のためには、誰が削除できるのかを理解したうえで、適切なやり方で依頼をすることが大事なポイントである。晒し行為はプライバシー侵害の可能性もあり、SNSの報告機能を利用することもできるため、利用規約をよく読み、ガイドラインに沿って落ち着いて対応できると良い。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。