相談事例
架空請求
相談内容(2018年3月・保護者・青少年男子)
子供が保護者のスマートフォンでアダルトサイトを見に行き、高額な料金を請求されてしまった。退会のための電話番号が書いてあったので、すぐに保護者から電話をした。子供が間違えて登録してしまったので退会手続きをしてほしいと伝えると、子供に代わるように言われたので代わった。そして「退会手続きをしておくので今後は気をつけるように」と言われたらしい。退会手続きはきちんと行われるのか心配で今後どうしたら良いか。
アドバイス
有料契約が成立していなければお金を支払う必要も、退会の必要もない。相手の目的は利用者に電話やメールで連絡をさせて個人情報を収集したり、お金を請求することである。スマートフォンから相手に電話をかけているので、今後、相手から電話がかかってくる可能性もあるが、一切無視をしてほしい。なお、有料契約が成立しているのかどうかの判断は、お子さんがどのような画面でどのような操作をしたのかによる。料金表示が明確だったか、申し込みをキャンセルする画面が用意されていたかを確認してほしい。そのような画面がなかったとしたら、有料契約が成立したとは言えないので、退会をする必要もないだろう。
ポイント
高額な料金請求を見ると大人でも慌ててしまうが、解約手続きのために電話やメールで連絡をさせることが相手の狙いである。このような思わぬ危険がインターネット上には潜んでいることを、家族で共有できると良いだろう。フィルタリングを設定していない保護者所有の端末で子供が架空請求に遭ってしまう事例は多いため、保護者の端末であっても、日常的に子供に貸し出す場合にはフィルタリングを利用することが望ましく、保護者の役割でもあると考えてほしい。
相談内容(2018年1月・青少年女子)
アダルトサイトに会員登録してしまったらしいが、色々なサイトで調べてみても無視すれば良いと書かれていた。本当に無視してもお金を請求されたり、変なものが送られてきたりしないのか。相手の連絡先の電話番号は分かっている。
アドバイス
アクセスしたサイトの画面にどのようなことが書かれており、どのような操作をしたのかよく思い出してほしい。利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、きっぱりと無視することが一番良い対応である。解約・退会、お金を払う必要もない。相手にメールを送ったり電話をかけたりして登録を取り消すような行動をしてしまうと、自分の大切な個人情報であるメールアドレスや電話番号が相手に伝ってしまうので注意してほしい。
ポイント
有料サイトに会員登録してしまったような画面が表示され、料金を支払うように仕向けられたとしても、本当に契約が成立しているとは限らない。契約が無効であれば相手に連絡をする必要も生じない。これが無視して良い理由である。インターネットで見つけた情報を鵜呑みにせずに、無視して良い理由を正しく理解したうえで対処できることが大事である。適切な判断をするためには、一人だけで考えて結論を出さずに保護者や身近な大人に相談してほしい。
相談内容(2017年12月・青少年女子)
PCでインターネットを見ながらテレビも見ていたときに、何かをクリックしたら18歳未満禁止のアダルトサイトが開いていた。動画を押すと年齢確認の画面が出たので、見てはいけないと思ったがボタンを押してしまい、登録完了のページが表示された。登録解除のために自宅の固定電話から電話をしてしまった。
アドバイス
インターネットで有料のサービスを利用する際には、利用者側がその契約に同意をする必要がある。年齢確認だけでは有料契約に同意をしたことにはならないので、お金を払う必要も退会の必要もなく、無視しているのが一番良い。電話をかけているので、相手に番号が通知されている可能性がある。今後、相手から電話があるかもしれないが出ないこと。非通知や知らない番号からの電話にも出ないようにする。固定電話には家族も電話に出る可能性があることから、保護者にもお話ししてほしい。
ポイント
登録・契約が無効だと考えられる場合、きっぱりと無視をしていることが一番だが、無視できずに登録解除へと誘導されてサイト側に連絡をとってしまうケースが後を絶たない。早く解決したいと焦って行動してしまい、相手に個人情報を教えてしまうなど、問題がさらに大きくなってしまうケースも多い。困ったときこそ慌てず、保護者や身近な大人に助けてもらうことが大切である。インターネット上には危険なサイトもあることを知り、インターネットと安全に付き合う方法を家族と一緒に話し合えることが望ましい。
相談内容(2017年10月・青少年女子)
関係の無い画像をクリックしたら、住所や名前すら入力していないのに、アダルトサイトに登録したことになっていた。誤作動の場合の対処をしても繋がらない。
アドバイス
利用規約の同意や有料の契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、解約・退会、お金を払う必要もない。一般的にインターネットを閲覧しただけでは、個人情報をサイト運営者が知ることはできない。しかし、間違ってタップしたと伝えるために相手にメールを送ったり、電話で連絡を取ったならばメールアドレスや電話番号が相手に伝わってしまう。たとえ電話が繋がらなかったとしても、念のため電話番号が伝わっていると考えて対処すべきだろう。今後、相手から支払いを催促するような電話がかかってきたり、読むと焦るような内容のメール、迷惑メールが届く可能性が考えられるが、メールに返信をしたり、電話連絡しないように注意してほしい。
ポイント
巧みに個人情報を引き出して、利益を得ようという罠がインターネット上にはたくさん潜んでいる。今回のように唐突にアダルトサイト登録完了が告げられると、慌ててしまい、早く何とかしなければと考えるだろう。そこが相手の狙いだと、しっかりと心に留めてほしい。きっぱりと無視する、相手と関わらない姿勢が重要であり、一人で対処しようとすればするほど、対応を誤る場合もある。周囲の人に相談することが大事である。
相談内容(2017年8月・青少年女子)
SNSから変なサイトに繋がってしまった。アダルトサイトが開き、有料会員登録が完了したと表示され、キャンペーン中の料金が書いてあった。誤作動の場合は連絡するように書いてあったので186から始まる番号に電話をかけた。しかし誰も出ず、数回かけ直したが通じなかった。連絡をしないと請求書を発送すると画面に書いてあるが、本当に送られてくるのだろうか。
アドバイス
電子消費者契約法、特定商取引に関する法律に沿って考え、契約が成立していないならば、お金を支払う必要も、解約のために連絡をする必要もない。ただし、電話番号の先頭に「186」を付けて発信したことにより、相手に電話番号が伝わり、今後、相手から電話がかかってくる可能性がある。相手の番号、非通知や心当たりがない番号からの電話には出ないように注意してほしい。電話番号からスマートフォンの契約者の名前や住所を調べるのは難しく、請求書が送られてくる可能性については心配しなくても良いだろう。
ポイント
日常のコミュニケーションによく使うSNSにも、アダルトサイトや出会い系サイトのような怪しいサイトに誘導される危険が潜んでいる。SNSに掲載されているリンクやURLを安易にタップしたり、知らない人からのメッセージに応じるといった行為はトラブルに繋がりやすい。意図せず怪しいサイトを開いてしまった場合は、慌てずに行動することが大事である。この事例のように、誤作動という言葉で連絡をするように誘導されても、絶対に自分から連絡してはいけない。困って電話をかけてくる利用者の電話番号を収集することが狙いである可能性もあるので注意してほしい。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。