相談事例

架空請求

相談内容(2015年6月・青少年女子)

スマートフォンのメッセージアプリに、現在は使われていないはずの友達のアカウントからURLのみのメッセージが届き、開いてみると18歳未満利用禁止のアダルトサイトだった。しかし興味本位で開いてしまいお金を請求されてしまった。24時間以内に退会すれば請求されないと書いてあったので退会ボタンを押した。するとメールが届き、24時間以内に電話をかけることになり、スマートフォンからかけてしまった。

アドバイス

18歳未満利用禁止のサイトで興味本位で先に進んでしまった点は反省してほしいが、年齢認証だけでは有料サービスの申し込みに同意をしたことにはならず、契約は成立していないと言えるだろう。契約が無効であるためお金を支払う必要はない。退会をする必要もなかったが、退会のために電話とメールで連絡をしているため、今後は相手からの電話、請求メールなどに注意し、着信拒否や迷惑メールブロックの対策をとると良い。

ポイント

不審なメッセージに反応したことでアダルトサイトに誘導されてしまった事例だが、さらに興味本位で年齢を偽らなければ避けることができたトラブルである。メッセージアプリにおいても、心当たりのない相手や怪しい内容に対しては、返事をしたりURLをクリックしてはいけない。安易な使い方がトラブルを招くことを青少年には理解してほしい。このトラブルをきっかけに、安心安全なインターネットの利用とは何か、考えることができると良いだろう。

相談内容(2015年5月・青少年男子)

興味本位でアダルトサイトを見ているうちに広告をタップしてしまい、何かのサイトに飛んだらしく、突然画面に「登録完了しました」と表示された。出てきた画面にはキャンペーン期間中の利用料金が書いてあった。その画面を消すために「OK」を押すと、「誤作動で登録された方へ」と書かれた項目があったので、それをタップすると「186」から始まる電話番号への発信ボタンがあったので押した。しかし電話は繋がらなかった。どうしたら良いのだろうか。

アドバイス

有料契約に同意をしていないならば、突然登録完了の表示が出たとしても、電子消費者契約法、特定商取引に関する法律により錯誤の主張が可能であり、お金の請求は無視してかまわない。しかし、相手に「186」(電話番号通知)を付けて電話をかけたことで電話番号が相手に伝わっている可能性が高い。今後は相手からの電話、非通知でかかってくる電話、心当たりがない電話番号で着信があったとしても電話に出ない、もし出てしまっても簡単に名乗ったりしないこと。

ポイント

相談がもっとも多い架空請求のトラブルである。その手口も巧妙化しており、「本当に登録されてしまったのだろうか」という不安から、怪しいサイトの運営側に連絡をしてしまい、さらに不安になる相談が多い。電話をかけて応答がなかったとしても、「186」を付けて電話をかければ相手には番号が通知されてしまったかもしれない。興味本位で怪しいサイトにアクセスすることの危険性をよく理解し、ルールを守った慎重な行動が必要だろう。

相談内容(2015年4月・青少年男子)

トークアプリに知らない人からURL付きのトークが送られてきて、URLをクリックするとアダルトサイトへ繋がってしまった。しかし内容が気になったので年齢制限を無視して先に進むと、電話番号認証が行われ、動画再生の画面になった。その後、有料の表示が出たので退会方法を探したが見つけられなかった。怖くなりそのまま閉じた。数日して電話がかかってきて料金を請求された。電話の相手には住所などを聞かれ答えてしまった。

アドバイス

有料契約に同意をしていないのであれば、意に反して契約の申し込みをさせようとする行為は法律で禁止されているため、契約は成立しない。お金を払う必要はなく、退会をする必要もないので、このまま無視をすると良い。しかし、電話番号や住所など、自分から伝えた情報が相手に伝わっている。今後は、相手の電話番号を指定して着信拒否をする、非通知でかかってくる電話や知らない番号からの電話に出ないなどの対策をとると良い。不審な郵便物が届いても慌てて行動せず、保護者と一緒に冷静に対処してほしい。

ポイント

知らない人からのトークに反応したことでアダルトサイトに繋がってしまった事例だが、うっかりURLをクリックしてしまったとしても、興味本位で年齢を偽らなければ避けることができたトラブルだろう。さらに、慌てて連絡をせず、すぐに保護者や身近にいる大人に相談をしていれば、無視をするなどの適切な対処をとることができたかもしれない。インターネットのルールを守ることの重要性、トラブルを一人で抱え込まないことの大切さを知ってほしいと感じた事例である。

相談内容(2015年3月・青少年男子)

有料アダルトサイトの動画の画面をクリックしただけで登録完了という文字が出てきた。焦ってしまい、サイトに電話をすると、名前、生年月日、住所を書いて送信するように言われ、メールを送信してしまった。

アドバイス

有料会員登録が完了するまでに、料金や利用条件などの説明、有料契約への同意の意思を再確認する画面、有料だと分かった時点で登録をキャンセルできる措置がない場合、電子消費者契約法では、錯誤による無効の主張などが可能であるとされている。料金を支払ったり、退会をする必要はない。無視を続けると良い。しかし相手に連絡をしたことで電話番号、メールアドレス、住所と名前が伝わっているため、今後は、迷惑メール設定、電話の着信拒否などで対応する。不審な郵便物が届いたとしても、家族に相談して落ち着いて対処する。

ポイント

有料契約に自分の意思で同意をしたのでない限り、契約が成立したとは言えず、支払いに応じる必要はない。通常、ページを閲覧しただけで個人情報が通知されることはないため、無視することが一番良い対応である。しかし、焦って電話やメールで連絡をしたり、名前や住所を伝えるなど、自分から連絡先を通知してしまうケースが多い。その連絡先に高額な支払いを要求するのが架空請求の手口である。学年の終業式や卒業式を迎え、初めてスマートフォンを手にする子供も増える時期だろう。スマートフォンやインターネットを使い始める段階で、安心安全に利用するための正しい知識を身につけてほしい。

相談内容(2015年2月・青少年男子)

親のスマートフォンを借りてネット検索をしていて、検索結果に出てきたタイトルをクリックすると、アダルトサイトだったようで、いきなり登録されてしまった。間違えに気がついたが、OKボタンしか押せない画面になり押してしまった。サイトに連絡はしていないが、料金を支払わないといけないのか。

アドバイス

有料契約に同意をしていないならば、契約は成立しない。検索結果に出てきたタイトルをクリックしただけで会員登録されたのだとすると、意思に反して勝手に会員登録されたことになるので、契約は無効であり、料金は支払わなくて良い。一切無視することを勧める。電話やメールなどで相手に連絡をしてはいけない。

ポイント

架空請求の相談では、アダルトサイトで意図せず有料登録へと進んでしまい、間違えに気づいてキャンセルしようとしても、OKボタンしか押せずに登録されてしまうケースが最近増えている。しかし、自分の意思で契約に同意をしたのでない限り、契約が成立したとは言えない。この場合は退会手続きをする必要もないので、慌ててメールや電話で連絡をしないことが大事である。連絡をすることで電話番号やメールアドレスが相手に知られ、トラブルに発展してしまうことを青少年はしっかり覚えておいてほしい。また、保護者所有のスマートフォンであっても、青少年が利用するのであれば、フィルタリングを利用するべきだろう。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。