相談事例

架空請求

相談内容(2016年4月・保護者・青少年男子)

子供にスマートフォンを購入したばかり。学校の友達から教えてもらったサイトを調べているうちに、アダルトサイトに入ってしまい、年齢確認もないままに登録完了になった。登録を解約するために子供から相手へ電話をかけてしまった。

アドバイス

自分の意思で利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、お金を支払う必要も、解約もする必要がないのできっぱりと無視をする。電話をかけたことで、スマートフォンの電話番号が相手に伝わっているため、今後、料金請求の電話や脅すような内容で着信があるかもしれない。着信時には必ず電話番号を確認し、心当たりがない電話番号や非通知の着信には出ない対策をする。相手からの電話の着信が続くようなら着信拒否をしたり、電話番号の変更などで対応すると良いだろう。

ポイント

有料契約が成立していないにもかかわらず、高額請求を受けてしまうのが架空請求のトラブルである。トラブルの発端となる行為としては、興味本位で18歳未満利用禁止のアダルトサイトに入ってしまったというケースが非常に多い。新学期や新入学を迎える4月は、初めてスマートフォンを手にする子供も増え、架空請求の相談も増える時期である。この機会に、インターネット上の危険や正しい知識を身につけるように親子で話し合いをしてほしい。危険なサイトへのアクセスを防ぐために、フィルタリングの利用や家庭内でのルールについても検討してほしい。

相談内容(2016年3月・青少年女子)

間違えてアダルトサイトに入ってしまい、焦って画面を連打すると、シャッター音と共に会員登録された。誤作動登録された場合と書かれたボタンをクリックして、電話をかけてしまった。未成年であることを伝えると、身分証を送るように言われ、メールで学生証の画像を送ってしまった。

アドバイス

電子消費者契約法に沿って考えると、錯誤による契約の無効を主張することが可能であり、退会する必要もお金を払う必要もない。きっぱりと無視をする対応が一番良い。しかし、相手に電話をかけ、学生証の画像をメールで送信したことで、個人情報が伝わったと考えられる。今後、相手の電話番号を指定して着信拒否設定をすることを勧める。メールについては、迷惑メール拒否の設定をする。学生証に住所が書いてある場合は、もしも今後、身の回りで不審な人を見かけたり、心配な事が起きるようなら、迷わず学校の先生や家族に相談してほしい。一人で判断して解決しようとしないこと。

ポイント

アダルトサイトに有料会員登録されてしまった場合でも、トラブルを増やさないためには落ち着いて行動しなければならない。この事例のように、シャッター音でカメラが作動したように思わせて、利用者を焦らせる手口もあるようだ。退会手続きへと誘導する案内は親切な対応に見えるが、利用者から連絡をさせて個人情報を収集しようとしている可能性もある。このように架空請求の手口は複雑化しているため、新学期、新入学を迎えるこの時期に、あらためてフィルタリングや有害サイト対策について家庭で話し合いができると良い。

相談内容(2016年2月・青少年女子)

興味本位で無料アダルトサイトを見ていて、動画をクリックしたら会員登録完了と画面に出た。12時間以内に料金を支払わなくてはいけないと書いてあった。自宅に書類を送ると書いてあり、焦って退会メールと電話番号を送ってしまった。その後、サイト側から電話がかかってきたが出なかった。メールアドレスと電話番号から住所を特定されるのか。

アドバイス

有料契約に自分自身が同意をしていないのであれば、契約は成立していないので、退会もお金を払う必要もないだろう。きっぱりと無視する、問題のサイトに関わらないのが一番良い。相手にはメールアドレスと電話番号が伝わっているため、今後は、メールについては迷惑メール対策をすることで、自分に必要ないメールは受け取らないようにする。相手からの電話、非通知・知らない番号からの電話にも出ないように気をつける。メールアドレスや電話番号から住所を調べることは難しいだろう。

ポイント

架空請求トラブルは、いわゆるアダルトサイトに特に多く見られ、一方的に有料会員登録をされて料金を請求されるケースがほとんどである。突然の料金請求に焦り、慌てて退会手続きをしようとしてメールを送ったり電話をかけることで、結果として相手に自分の連絡先を伝えてしまうことになるため注意が必要である。有料契約は一方的には成立しないことを理解し、支払い義務がないと確認したら、きっぱりと無視することが一番良い対応である。間違った判断をしないために、ひとりだけで考えて行動せずに保護者など大人に相談することも大切である。

相談内容(2016年1月・青少年女子)

漫画を読んでいてアダルト動画の宣伝のボタンを押してしまい、サイトにつながり多額の会員登録料金を請求された。間違えた場合はメールをするようにと書いてあったのでメールを送ったが、何も返信が来ない。

アドバイス

サイトにはどのようなことが書かれており、どのような画面でどのような操作をしたのか良く思い出してほしい。自分の意思で有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないので、退会もお金を払う必要もない。きっぱりと無視してほしい。相手にメールで連絡を入れたことから、今後、料金を請求したり、お金を支払わなければ家に取り立てに行く等のメールが届くかもしれない。どのような内容が書かれていても返信をせずに、きっぱりと無視してほしい。迷惑メール拒否の設定をしておくと良い。

ポイント

インターネットの閲覧中は、ブラウザに多くの宣伝広告が表示され、その中には有害サイトへの入口が埋め込まれている場合があるので注意が必要である。興味本位で開く、あるいは指やマウスが触れることで、突然会員登録完了と表示されたり、料金請求画面が出てきたりすれば、大人でも慌てることだろう。間違えた場合はメールを送るようにと親切に書いてあれば、その対応を選びがちだが、これこそが架空請求の手口である。大切な個人情報である名前、メールアドレス、電話番号などを相手に安易に伝えないように注意してほしい。意思に反して登録完了画面や料金請求画面が表示されたとしても、前の画面に戻るなど、冷静に対応してほしい。

相談内容(2015年12月・保護者・青少年女子)

娘がスマートフォンで動画サイトを見ていたときに、動画のコメント欄に書かれていたURLをタップしたら、アダルトサイトが開き、いきなり勝手に登録されてしまった。画面には高額な料金と登録番号、退会の案内、サポート窓口の電話番号が書かれている。年齢確認や利用規約に同意する画面はなかった。退会のために娘からメールを送信している。これはどうしたら良いのか。

アドバイス

有料サービスを提供する側は、利用者にはっきりわかるように料金の説明や利用規約を表示しなければならず、間違えたときには訂正できる画面も用意しなければいけない。そのような措置がなく登録されたのであれば、登録は成立していないと判断して良い。お金を払う必要はなく、退会の必要もないので、無視しているのが一番良い。しかし、退会のためのメールを送ったことでメールアドレスが相手に伝わってしまった。今後は、支払い催促のメールなどが届いたとしても、迷惑メール対策をして無視することが一番良い。

ポイント

間違えて開いたサイトで突然お金を請求されたら、誰でも焦ってしまうだろう。退会を促す言葉が書かれていたら、慌てて連絡をしてしまうかもしれない。このように有料契約が成立していないのに利用者を錯覚させて、料金を支払うように仕向けるのが架空請求の手口である。一方で、フィルタリングを利用することで、このようなサイトに間違えてアクセスしてしまう危険を減らすことができる。架空請求について家庭で情報共有をすることもトラブルの回避につながるだろう。日頃から子供のインターネット利用を見守り、事前の予防策を講じておくことが大事である。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。