相談事例

架空請求

相談内容(2018年8月・青少年男子)

スマホで動画を見ていたらアダルトサイトが開き、間違えて18歳以上を押してしまった。12時間以内に料金を払ってくださいと表示された。誤って登録してしまった場合の電話番号に電話をかけて取り消してもらった。しかし、色々なサイトを見ると、このアダルトサイトは詐欺だと書かれていた。どうすれば良いのか。

アドバイス

アクセスした画面に、どのようなことが書かれており、どのような画面でどのような操作をしたのかをよく思い出してほしい。利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば契約は成立していないと考えられるので、お金を払う必要も解約をする必要もない。相手に電話をかけたことにより電話番号が伝わっている可能性がある。今後、お金を要求するような連絡があっても、契約が成立していないと考えられるならばこのまま無視をしているのが一番良い。非通知や知らない番号からの電話には十分に注意をし、着信拒否等で対応すると良い。

ポイント

この事例で大事なポイントは、詐欺サイトかどうかに関わらず、自分自身が有料契約に同意をしていないならば契約は無効だと考えて、きっぱりと無視をするのが良いという点である。年齢確認の画面で18歳以上を選んだとしても、それだけでは有料契約に同意したことにはならない。同意をしたと利用者を錯覚させ、支払い期限を設けて焦らせ、解約のために電話をするように仕向けるのは、従来からよく見られる不正請求の手口である。インターネットを使い始めて間もない青少年には、特に知っておいてほしい代表的なトラブル事例である。

相談内容(2018年7月・保護者・青少年男子)

子供が家族共有のタブレットで動画を閲覧していたところ、アダルトサイトの広告が表示されていて間違えてタッチしてしまった。すると、アダルトサイトの会員登録完了の画面に切り替わった。その画面には料金が表示されており、誤作動で登録されてしまった人は12時間以内に電話・メールをするようにと書かれていた。子供は電話もメールも怖くてできず保護者に相談してきた。

アドバイス

会員登録完了の画面が現れるまでに、年齢確認、有料であることの説明、サービス利用規約、利用者に同意を求める画面などが表示されなかったとしたら、電子消費者契約法、電子商取引に関する法律に沿って運営されているとは言えない。契約は無効なのでお金を支払う必要も、退会をする必要もないだろう。退会手続きをさせて、電話番号、メールアドレスなどを収集しようとしているのかもしれないので、電話もメールもしなかったのは適切な対応である。

ポイント

アダルトサイトでの架空請求トラブルでは、アダルトサイトにアクセスしてしまったことを恥ずかしく思い、保護者に言えない子供が多い中、この事例では子供がすぐに保護者に相談できたことで、本格的なトラブルに発展するのを防ぐことができた。アダルトサイトの多くは、フィルタリングを利用していればアクセスを防ぐことができる。家族共有のタブレットであってもフィルタリング環境を整え、子供以外の家族がタブレットを利用する際にはその都度フィルタリングを無効化するなど、工夫をしながら安全に利用してほしい。

相談内容(2018年6月・青少年女子)

興味本位でアダルトサイトを見ようと思い再生ボタンを押したら、急に会員登録完了のページが出てきた。そのページに登録情報の削除依頼のボタンがあるのだが、それを押して削除依頼をしたほうが良いのか。

アドバイス

電子消費者契約法や特定商取引に関する法律では、意に反して契約の申し込みをさせようとする行為は禁止されている。このため、自分が会員登録や有料契約に同意をしていないのであれば、登録・契約が成立したとは言えない。お金を請求されたとしても支払う必要はなく、登録情報の削除依頼をする必要もない。相手に電話をかけたり、メールを送信することで、相手に個人情報を伝えてしまうことになるため、相手に連絡をせずに堂々と無視をしてほしい。

ポイント

トラブルのきっかけは興味本位でアダルトサイトを見ようとしたことであり、反省してほしい点だが、会員登録完了の画面の後、慌てて削除依頼の連絡をするなどの行動をとらなかったのは適切な対応だったと言えるだろう。連絡をさせることが相手の狙いだったのかもしれず、より大きなトラブルに発展していたかもしれない。このようにインターネット上で心配な出来事に出会ったときには、自分一人で判断しないことが大事である。身近な大人や相談窓口に相談することは勇気のいることかもしれないが、心配事を大きくしないための一番良い行動だと考えてほしい。

相談内容(2018年5月・青少年男子)

パソコンで調べ物をしていて、検索結果をクリックしたら動画サイトに繋がった。動画ボタンを押したとたんに登録完了画面になり、料金が表示された。退会の案内で電話番号が書いてあるが、連絡したほうが良いか。画面の下には支払い期限を示すカウントダウンが表示されている。無視していると家に人が来てお金を取り立てられるのか。

アドバイス

登録完了画面が表示される前、動画ボタンを押す前などに、有料の表示や利用規約の説明がないまま、意思に反してお金を請求されてしまった場合、その契約は無効だと言える。お金を支払ったり退会する必要がないため、電話をかける必要もなく、このまま無視していることを勧める。心配になって電話をかけることで、相手に電話番号が通知されてしまったり、住所を聞かれたりするかもしれないので注意してほしい。また、カウントダウンが表示されていたとしても、支払い義務がないのであれば無視していて良いだろう。

ポイント

インターネットを閲覧していて、突然お金を請求する画面が現れたら、大人でも動揺してしまうだろう。さらに、支払い期限までカウントダウンするタイマーを見れば、時間内に対処しなければいけないと焦ってしまう。利用者を焦らせてお金を支払うように仕向けるのは、従来からある架空請求の手口である。以前はアダルトサイトが代表的だったが、 最近はゲームやアニメなどの情報を検索しているうちに架空請求へと誘導される事例も増えている。現実の世界と同様に、インターネットの世界でも金銭を狙う罠があることをよく知り、怪しいサイトに繋がったと思ったら、その先に進まないことが大事である。

相談内容(2018年4月・青少年女子)

アダルトサイトの広告をタップしてしまい、料金を払うように書かれた画面が表示された。有料契約や利用規約の同意はしていない。メールで間違えたことを送り、電話をかけた。しかし電話は繋がらなかった。家族共有のスマートフォンを利用しており、メールはスマートフォンから、電話は固定電話からかけた。

アドバイス

利用規約や有料契約への同意をしていないのであれば契約は成立していないと考えられ、解約・退会、お金を払う必要はなく、このまま無視することを勧める。ただし、電話とメールをしていることから、今後、家族共有のスマートフォンにメールが届いたり、固定電話に電話がかかってくるかもしれない。何も知らない保護者が、突然アダルトサイトの料金を請求されれば驚くと思うことから、今回のことは正直に話した方が良いだろう。

ポイント

スマートフォンを狙ったワンクリック請求は依然として多く、進学・進級を期にスマートフォンを利用し始めた青少年は特に注意をしてほしい。スマートフォンの小さな画面上では、うっかりと広告をタップしてしまうこともあり得るが、それだけでは有料契約に同意をしたことにはならないので、落ち着いて行動することが大事である。焦って相手に自分から連絡をしてしまう行為こそが、個人情報の収集やしつこい請求など、心配事を増やしてしまう原因になるので注意してほしい。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。