相談事例
依存
相談内容(2011年9月・保護者・青少年女子)
娘が携帯電話を片時も離さない。特に友達からのメールに過敏に反応し、メールが来ると何をしていてもすぐに返信しようとする。メールでの誘いを断れずに出かけて行く。メールの返信も誘いも、無理せずに断ればよいと思うのだが、「できない」という。なぜなのか?あまりにもひどいので、料金は自分で払わせようと思っている。バイト代やお小遣いで払える範囲で使うようにと言おうと思っているのだが、それでよいか?
アドバイス
友達同士の間で、電話は何秒以内にとるとか、メールは何分以内に返信するといったルールを作り、携帯電話を離せない青少年が多いことを話した。無理なルールでお互いを縛るようなことは本当によい付き合いとはいえず、自分も相手も辛いはずなので、できれば友達同士で「もうやめよう」という話ができるとよい。料金を自分で払うことで、節度を持った使い方ができるようになるはずとお話した。
ポイント
青少年にとって、携帯電話は友達とつながるための大事な存在になっている。一方で、友達同士での携帯電話のやり取りのルールに常に縛られ、神経をすり減らし疲れを感じているケースも見られる。友達とメールアドレスを交換するときには、それぞれの家庭に利用時間や料金の約束事があり、メールを利用できない時間帯もあることを尊重し合えるのが望ましい。そうした友人関係を築くことがトラブル回避にもつながる。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。