相談事例

性的トラブル

相談内容(2016年2月・青少年女子)

SNSサイトでネット彼氏を作り、相手から言われたとおり裸の写真を撮り、送ってしまった。別れようと言うと、送った写真を晒すと言われた。

アドバイス

18歳未満の児童の裸の写真は児童ポルノと呼ばれ、18歳未満の児童に要求することも、児童が自分から送ることも法律に違反する行為である。どのような状況でも、相手に強要されたとしても裸の写真を渡してはならない。相手には、これ以上交際する気持ちがないことを伝えるのが良いだろう。相手から脅されたら、そのやり取りを保存し、相手について知っている情報をまとめて警察に相談してほしい。同時に、保護者に状況を話して、一緒に行動してもらうと良いだろう。

ポイント

SNSが流行し、インターネット上の交流が身近になってきている。異性との交際は、現実よりも容易に知り合うことができ、文字だけの会話も気軽にできるのかもしれない。しかし、文字のやり取りだけで相手のことがすべて分かるわけではない。年齢、性別、人格さえも偽ることができる。どんなに良い人だと思ったとしても、裸の写真を要求された時点で、その行為が正しいことなのかを冷静に考え、きっぱり断らなければならない。

相談内容(2015年12月・青少年女子)

友達募集掲示板にメールアドレスを載せたら、知らない人から顔写真と性的な写真を送ってほしいと返信があり、送ってしまった。このことを家族に相談し、すぐにメールアドレスを変更した。知らない人からのメールは来なくなったが、インターネットに写真を載せられないか心配。

アドバイス

18歳未満の児童が自身の性的な画像を撮影して送信することは、児童ポルノ禁止法に違反している可能性がある。相手が性的な画像を要求したり、所持していることも、法律違反の可能性がある。このことをしっかり理解し、二度と同じ失敗を繰り返さないようにしてほしい。今後のために、相手のメールアドレス、今までのやり取りの内容は、消さずに保存しておくと良い。一度送ってしまった画像や個人情報を取り戻すことは、ほぼ不可能である。名前や顔写真と一緒に性的な写真を送っているのであれば、それらをネットに載せられないためには、警察の協力を得て対策をする必要もあるだろう。相手に渡した情報、相手の情報を正確に整理し、家族にもお話しして、警察へ相談に行くことを勧める。

ポイント

インターネットで知り合った人に安易に個人情報を教えてしまうと、思わぬ心配事に発展してしまうことがある。これは、青少年には利用前に身につけてほしいことだが、トラブルに実際に直面して初めて実感する青少年も多いようである。たとえ自分自身は「友達」を探しているつもりでいても、インターネットの向こう側にいる相手が、本当はどのような目的で近づいて来るのかは予測できない。インターネット上では、相手の性別、年齢のほか、人格までも偽ることが可能であることを忘れてはならない。

相談内容(2015年10月・保護者・青少年男子)

メールで送られてきた友達の性的な画像を、面白半分で他の友達に転送してしまった。その友達も複数の友達に転送してしまい、現在、学校が調査をしている。今後どうしたら良いか。

アドバイス

未成年者の性的な画像は児童ポルノにあたり、そのような画像を要求すること、他人に提供すること、端末に所持していることも法律で禁止されている。他人に回すことで意図せず犯罪の加害者となってしまう可能性もある。二度と同じ失敗を繰り返さない意識を持つことが大事である。現時点では学校に任せ、連絡や要望があったときに具体的な対応を考えることになるだろう。

ポイント

友達同士での面白半分の行為が、法律違反にもなり、大ごとに発展するとは誰も予想していなかったことだろう。スマートフォンもインターネットも、生活に欠かせない道具になりつつあるが、使い方を間違えると人を傷つける凶器にもなり得る。悪戯の道具ではなく、便利な道具として、適切に使いこなせるようになることが青少年には望まれる。この機会を、インターネットの世界との付き合い方を見直すきっかけにしてほしい。

相談内容(2015年8月・青少年女子)

アバターアプリで知り合った男性と連絡先を交換し、裸の画像を送ってと言われ、送ってしまった。顔写真も送ってと言われ、自分ではない女の人の写真をインターネット上から入手して送った。とても後悔している。

アドバイス

18歳未満の児童の裸の写真は児童ポルノである。どんな状況でも、絶対に裸の写真を渡すべきではない。裸の画像ではなくても、一度相手に渡した画像や知らせた情報などは取り戻すことはできない。相手の行動をコントロールすることも困難である。他人の顔写真を本人の許可なく勝手に使用することも、ルール・マナー違反にあたるだろう。ネットで知り合った人に、個人情報を伝えてしまうと、さまざまなトラブルに発展する可能性がある。あらためてインターネットを利用するための正しいモラルやルールについて考えられると良い。

ポイント

今回のような相談が後を絶たない。どんな画像であっても、自分の手元から離れたら、それを削除したり回収したりすることは極めて難しい。顔が見えない相手が何と言おうと、自分から危険に近づいて行かないようにしなければいけない。また18歳未満の児童本人が自分の裸の写真を撮影すれば、それはれっきとした児童ポルノ画像であることから、児童ポルノ規制の対象になることにも気付いてほしい。

相談内容(2015年8月・青少年女子)

友達募集サイトを利用し、男性に出会った。その人から、胸と顔の画像を要求され仕方なく渡した。次の日にも要求をされたが無視した。すると責められ、警察に行くと言われた。仮に彼が警察に行ったとすると、私は警察に補導されるのか。

アドバイス

相手がどのような要求や脅しをしてきても、きっぱりと拒否、無視をする。これまでの会話の内容は消さずに保存する。相手のことで知っている情報、相手に伝えている自分の情報を、すべて紙に書いて整理する。それらを持って警察に相談に行くと良い。保護者の方にお話して一緒に行くことができれば一番良い。未成年者に裸の写真を要求すること、その写真をインターネットに載せることは法律で禁止されている。場合によっては、その写真を個人で保有していることも法律違反になることもある。相手を脅して写真を要求することは犯罪行為であり、一刻も早く食い止める必要があるだろう。

ポイント

相手に言われて仕方なくネットに載せた、あるいは送信した画像が何であろうと、一度自分の手から離れた画像を取り戻すことは極めて難しいと自覚してほしい。またインターネットの特徴として、コピーが簡単に作れるために、コピーした画像を拡散させるのも容易である。またトラブルに不幸にも出会ってしまった時こそ、自分だけで問題を抱えこむのではなく、親しい友人や家族の力を信じてほしい。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。