相談事例

性的トラブル

相談内容(2017年9月・青少年女子)

顔が出でいる裸の写真をネットで知り合った人に見せてと言われ送ってしまった。今、その人とは連絡を取っていないが、SNSに載せるよとふざけ半分で言われた。自分がやったことに罪悪感が出ていてとても気持ちが悪い。これからその人と、どう付き合っていくべきか。

アドバイス

18歳未満の青少年自身が裸、性的な画像や映像を撮影して送信するのは、児童ポルノ禁止法に違反する行いであり、18歳未満の青少年へ性的な画像や映像を要求することは、児童ポルノ禁止法及び刑法に抵触の可能性が高い。また、それを所持していることも取り締まりの対象になる。脅され写真を送ったのであれば、刑法(脅迫罪、強要罪)に抵触している可能性もあり、インターネットに拡散するといった言葉は脅迫に値するかもしれない。これらのことを考え、相手とのやりとりは消さずに、保護者と一緒に警察へ相談に行ってほしい。警察へ出向くことが難しいようであれば、まずは電話で話しを聞いてもらうのでも良いだろう。

ポイント

インターネット上には、不特定多数の人と簡単に繋がるサイトやアプリが多数存在する。青少年の利用も多く、被害は後を絶たない。見知らぬ相手に対して、自分も身元を明かさなければ怖くないと思うかもしれないが、落とし穴もあることを青少年はしっかり理解してほしい。一度でも相手に渡した画像や動画は取り戻すことが難しい。画像や動画を相手だけに渡したつもりでも、意図せず不特定多数の人に拡散してしまうリスクもある。このような特徴を理解し、本当にそのアプリが自分にとって必要なのか、なぜ必要なのかをよく検討した上で利用してほしい。

相談内容(2017年7月・青少年男子)

友達募集掲示板で出会った女性と、ビデオ通話で裸の姿を見せ合ってしまった。相手からアプリのインストールを勧められ、URLが送られてきたので、そこは公式マーケットではなかったがアプリをダウンロードしてしまった。すると、知らない男性から金銭を要求する電話がかかってきた。要求を断ると、ビデオ通話が録画されていたらしく、スマホに登録されている友達に動画がばら撒かれた。アプリをダウンロードしたときに電話帳が流出してしまったのだと思う。

アドバイス

未成年者の性的な写真や動画は児童ポルノであり、相手が撮影して所持していることは児童ポルノ禁止法に違反する行為である。相手が脅して金銭を要求したり、実際に動画をばら撒いていることから、警察に相談してほしい。一度相手に渡った情報を取り戻すことは難しく、今後どのように利用され、どのような被害、影響があるのかについても相手次第である。被害を食い止めるには、警察の助けが必要だろう。保護者にも付き添ってもらい、住いの近くの警察署へ相談に行くことを勧める。そのための準備として、相手のことで知っている情報、やり取りの内容を消さずに保存しておくことを勧める。相手に伝えた自分の情報も整理しておくと良い。

ポイント

インターネット上で裸を見せた相手から脅されて金銭を要求されるといった被害は、セクストーション(性的被害)とも呼ばれ、増えているトラブルである。掲示板で出会いを求める行為、相手に誘われて児童ポルノを提供してしまう行為、公式マーケット以外からのアプリの入手など、ルールを守らない行動がどんな危険に発展し得るのかがよく分かる事例である。インターネットの世界でも、現実の世界と同じように、安心・安全な行動を心がけてほしい。自分の身は自分で守る意識を持つことの大切さを家庭でも話し合ってほしい。

相談内容(2017年6月・保護者・青少年男子)

息子がネットで知り合った人に通話アプリで自分自身の性的動画を送っていた。顔も写っている。削除をお願いしたが、晒すと言われた。拡散されるのではないかと心配している。警察に相談すべきか悩んでいる。

アドバイス

18歳未満の下着姿を含む裸の画像や映像を撮影して送信するのは、児童ポルノ禁止法に違反する行為である。性的な動画を要求されたのであれば、相手の行為も刑法に抵触している可能性が高い。児童ポルノを所持していることも取り締まりの対象になる。相手に渡した情報は何か、相手の情報は何か、いつ、どこで知り合ったのか、通話アプリ以外の連絡先などを紙に書き出しておくと良い。これまでのやり取りは、消さずに証拠として保存しておくのが良いだろう。お住まいの近くの警察署に相談し、アドバイスをもらうことを勧める。今後、万が一、顔がはっきりと分かる写真がインターネット上に無断で掲載されているのを見つけた時には、削除についてしっかりと対応することになる。

ポイント

ほとんどの携帯電話やスマートフォンにはカメラが内蔵されているので、いつでも気軽に写真や動画を撮ることが可能であり、現像の必要もないことから、他人の目に触れずに撮影ができる。このような環境も手伝ってか自分自身の性的な写真や動画を撮影をしてしまう青少年が後を絶たない。撮影時には、大勢の人に見てもらう目的ではなかったとしても、写真や動画はデジタルコンテンツであり、劣化せず保存が可能であるので、ひとたび他人の手に渡ってしまえば永遠に消えない可能性を考えてほしい。どんなに仲が良い相手であっても、断りづらい状況であっても、広まっては困るものは撮影しない、渡さない、それが自分の未来を守る行動であることを知ってほしい。

相談内容(2017年3月・青少年女子)

SNSに突然ダイレクトメッセージが来て、「あなたは、危険です。今すぐ下着姿の写真を送ってください。そうすれば私が協力し助けます」と書いてあった。断ったが何度も脅され送ってしまった。その後も、裸の写真を要求されたので拒否すると、今までの写真を友達に送ると脅してきた。

アドバイス

18歳未満の下着姿を含む裸の画像や映像を撮影して送信することは児童ポルノ禁止法に違反する。相手の行為も刑法に抵触している可能性が高い。下着姿の画像を所持していることも取り締まりの対象になる。相手に渡した情報は何か、相手の情報は何か(相手のSNSアカウント等)を紙に書き出し、SNSでのやり取りが残っているならば証拠として保存しておくと良い。脅されている状況から、できれば保護者に事情を打ち明けて、一刻も早く警察に相談してほしい。また、今後は万が一顔がはっきりと分かる写真がインターネット上に無断で掲載されているのを見つけた時には、削除についてしっかりと対応していくことになる。

ポイント

相手から何度も脅されて下着姿の自画撮りを送ってしまった例だが、自分の手から写真が離れた時点で、それを取り戻すことはほぼ不可能だと再認識してほしい。この事例のように、相手に脅されて自画撮り写真を送ってしまうことも、児童ポルノ禁止法に違反する行為であることを忘れないでほしい。自画撮りの被害は急増しており、巧妙な手口も見られる。青少年は、やり取りをしているネット上の相手の本当の目的は何か、冷静になって考えられると良い。そして何より大事なことは、心配事が起きたときに一人で判断せず、保護者や警察へ相談することである。

相談内容(2016年11月・青少年女子)

同じスポーツをしている人と知り合いたくてSNSで色々な人をフォローしていた。すると、フォローのお礼がSNSのダイレクトメッセージで届いたので返事を返し、やり取りをしていた。相手が卑猥な話をしてきたが、そのままやり取りをしていると、急に、胸の写真送ってほしいと言われた。無視をしていると、早く送らないと今までの会話をバラすと言われ、仕方なく送ってしまった。その後も、もっと写真や動画を送れと言われた。

アドバイス

送ってしまった画像や情報を取り戻すことは、ほぼ不可能だと考えてほしい。相手に渡した画像や情報がどのように使われるのかは、その人以外分からず、相手が利用するのを止めることも難しい。自分の手を離れてしまった以上は、自分でコントロールできるものではない。相手に渡した情報、相手の情報は何かを紙に書き出しておくと良い。相手とのこれまでのやり取りや連絡先は念のため消さずに証拠として保存し、住まいの近くにある警察署に相談してほしい。

ポイント

同じスポーツをしている人や趣味が合う人と出会えるのはSNSの魅力だが、インターネット上では相手が常に本当のことを言っているとは限らない。最初は楽しく接していても、それが本当の姿とは限らない。写真を送ってほしいと要求された時点で、相手から離れる勇気が必要である。SNSに潜むこのような危険な一面を青少年は理解し、SNSとどのような付き合い方が安全で望ましいのかを保護者と一緒に考えられると良いだろう。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。