相談事例

著作権関連

相談内容(2014年8月・青少年女子)

SNSでプロフィール画像として使用しているプリクラが他人のアカウントでプロフィール画像として無断転載されていた。しかもそれはアダルト系のアカウントだったので削除依頼をした。削除依頼により画像は削除されたのだが、今後、そのアカウント名で画像検索した時に写真が出てきてしまったらどのように削除依頼をすれば良いのか。

アドバイス

問題のSNSアカウントの画像はすでに変更されていることを確認した。今後、写真が別の場所で使われていることが分かった場合には、その時に対処することになり、掲載されている場所のURLを保存しておき、どのように削除依頼を出せば良いかを考えることになる。写真が削除された後も検索結果に表示されるようなことがあれば、検索エンジンへ削除依頼を出すことができる。正しい依頼方法も、その時に考えれば良いだろう。

ポイント

今回の事例は、個人でブログやホームページを開設している人にとっても忘れてはならないポイントが含まれている。他人の画像や文章を、その当事者の許可無く使用できない、これが著作権法から見ての大原則である。著作権フリーの素材もネット上に多く見られるが、その利用にあたっては必ず個々の利用規約を読んでから利用すべきである。今回は相談者のプリクラが他人のプロフィール画像として利用されていた事例だが、削除対応が行われた後も、自分のプリクラ画像が検索結果に出てくる可能性を考えると不安はぬぐい切れない。出てきたら、その時点でできるベストな対応を考えるしかない。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。